リリースノート

リリースノート

UiPath v2018.3.1

公開日: 2018 年 10月 22日  バージョン:18.3.1

更新内容

今年 3 度目となる本リリースでは、UiPath プラットフォームの中心的なコンポーネントである Studio の改良に特に注力しました。より魅力的な UI を提供すると共に、プロジェクト管理とコンポーネントの再利用の可能性に関する重要な機能が追加されました。また、直接 UI に反映はされないプログラム内部にもさまざまな強化策が講じられました。開発者の生産性と効率を向上させる、という継続的な取り組みの中で特に注力したのは、Studio をより魅力的で信頼性の高いものにするためのStudio のアーキテクチャの再設計と、構成ブロックの強化です。

こうしたことを念頭に、Studio は今回のリリースにより、リソース消費の最適化とともに、起動時間の短縮と信頼性の向上を実現しました。

お伝えすべきもう一つの重要な変更点は、UiPath Robot および Studio が Citrix Ready Marketplace 対応になったということです。本リリースによって、拡張性の強化とともに弊社が最終的に目指す Citrix 認定の取得に向けて、重要な一歩を踏み出しました。サポート対象となる環境の一覧は、こちら記載しています。

信頼性および変更の管理

自動化の開発とプロセスの実行におけるスピードを高めるために、プロジェクトごとの依存関係設定を Studio に導入しました。以前のバージョンと異なり、アクティビティパッケージをプロジェクトごとにインストールできるようになり、自動化の利用状況の管理がより簡単になりました。依存関係は各プロジェクト固有のものとなり、よりコンテキストに沿ったものになりました。その結果、Studio で新規プロジェクトを作成する際に、ワークフローに実際に必要なアクティビティパッケージを、[パッケージを管理 (Manage Packages)] ウィンドウから追加できるようになりました。その他のパッケージも必要に応じて追加できます。

アクティビティパッケージには複数のバージョンが存在するため、ランタイムルールが設定され、設計時または実行時にどのバージョンを使用するかを選択できるようになりました。これらルールの詳細については、こちらを参照してください。

コアアクティビティパッケージが、異なる 2 つのパッケージに分けられました。[UIAutomation][System] です。前者には、[クリック (Click)] [文字を入力 (Type Into)] のような人間の操作を模倣したアクティビティがすべて含まれます。一方、後者には、別のワークフローの呼び出しから Orchestrator へのカスタムメッセージの記録に至る、オートメーションの構築に必要なすべてのブロックがまとめられています。

この変更は、プロジェクトの依存関係を Studio から完全に独立させることにより、現行および今後のバージョンの両方で、あらゆるバージョンの [UIAutomation] および [System] パッケージの参照を可能にするために加えられました。この改善により、既存のワークフローの動作に影響を与えることなく、UiPath プラットフォームのコンポーネントを安全にバージョンアップできるようになります。詳細については、こちらを参照してください。

Studio の UI および機能のアップグレードの一環として、パッケージマネージャーに、現在のプロジェクトにリンクした依存関係の一覧が表示されるようになりました。パッケージマネージャーウィンドウでは、カスタムフィードと UiPath の公式フィード間をシームレスにナビゲートできます。詳細については、こちらを参照してください。

拡張性

生産性を高め、相互運用性を強化するため、Studio では再利用可能なコンポーネントをライブラリという形で作成、公開できるようになりました。具体的には、そうしたプロジェクトを .nupkg パッケージとして公開したうえで、複数のプロセスでアクティビティとして利用できるようになります。ライブラリのバージョン番号とリリースノートは編集することができ、Orchestrator、カスタムフィード、ローカルマシンにパブリッシュできます。詳細については、こちらを参照してください。

Orchestrator では、ライブラリを一元的に保存する場所を設定でき、この再利用と共有をテナントとチームに促すことができます。ライブラリ管理 (アップロードとダウンロード) は、ライブラリページのボタンをクリックして行います。詳細については、こちらを参照してください。

リリースノートは、パッケージのバージョン間で加えられた変更点をより適切に追跡管理できるようにするための機能です。Orchestrator 内で、ライブラリおよびパッケージの両レベルに付加できます。詳細については、こちらを参照してください。

Orchestrator には他にも、Studio で使い慣れた入力および出力引数をパブリッシュしました。これにより、各種の DCM (Dynamic Case Management) や BPM (Business Process Management) など、使用中のツールにシームレスに統合することができます。これは、作成するすべてのプロセスが、Orchestrator の API またはインターフェースを介して入力パラメーターを受け取り、前述のすべてのツールに出力を返せるようになったことを意味します。また、これはプロセスの相互リンク実現に向けた重要な足がかりとなります。この拡張性により、UiPath と貴社のエコシステムのより密接な統合が可能になります。詳細については、こちらを参照してください。

最も広く使われているプログラム言語の一つである Java を新しいアクティビティとして製品に組み込みました。拡充し続ける UiPath の言語ラインナップに Java が加わったことで、作成済みの Java コードを UiPath から直接呼び出すことができるようになりました。Java アクティビティパッケージは、自動化プロジェクトにおいて Java の持つ能力を存分に発揮させる 6 つの新しいアクティビティと 1 つの独自変数 JavaObject を含むことを特徴とします。このパッケージの詳細については、こちらを参照してください。

スケーラビリティ

新機能 Attended フローティングロボットが追加されました。ユーザーは、 Attended フローティングロボットを短時間で作成、設定し、任意の定義済みマシンから接続できます。フローティングロボットのシナリオの場合マシン名は意味を持たないため、新しい要件に適合するエンティティタイプであるマシンテンプレートを作成しました。ロボットがテンプレートレベルで生成されたキーおよびユーザー名を使用しているかぎり、Active Directory ユーザーは任意のマシンを使用できます。 このシナリオは、非持続性仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) と密接に関わり、リソース管理全体を改善します。テンプレートは、複数の従業員がデスクを共有する環境でも威力を発揮します。同じコンピューターで作業するシフト制の従業員は、スムーズに仕事を引き継ぐことができます。

また、Robot トレイを開くと、フローティングロボットが自動的に Orchestrator に接続するという機能も追加されました。詳細については、こちらを参照してください。

ロボットとマシンの容易な管理のために、ロボットのバージョンがマシンページに表示されるようになりました。

さらに、わずか数回のクリックでテナントへのライセンスの配信および再割当を行うことができるようにしました。この新しい手順では、複数のロボットライセンスを集約した単一のライセンスファイルをアップロードします。次に、このファイルを必要に応じて一元化された場所から割り当てることができます。詳細については、こちらを参照してください。

ライセンス使用状況の監視を容易にするため、ライセンス提供の履歴データを確認できる機能を追加しました。対象となるライセンスの履歴グラフが、ホストおよびテナントの両レベルについてライセンスページに表示されます。ここでは、ロボットタイプごとの同時使用ライセンスの最大数も確認できます。この表示から、ライセンスの使用効率を最大化する余地があるかどうかを簡単に評価できます。また、必要に応じてデータにフィルターを適用したり、時間間隔を調整したりすることができます。さらには、ユーザーごとにライセンスページへのアクセス許可を設定できます。設定方法の詳細については、こちらを参照してください。

ロボットを最大限に活用する方法として、ロボットグループにジョブを追加できるようにしました。これにより、ロボットグループからのジョブが、ビジー状態のロボットのキューに登録されるのではなく、使用可能な任意のロボットに自動的に割り当てられるようになります。操作方法の詳細については、こちらを参照してください。

俊敏性

遂に UiPath プラットフォームがすべてローカライズされました。これからは、インストールから設計、実行まで、ユーザーが作業に集中できる状態を提供します。オンラインドキュメントに関しても、英語版に加えて、日本語版を用意しました。

祝日、週末、その他の通常の業務が行われない期間中に実行される長期実行スケジュールに対応できるようになりました。スケジュールを実行しない非営業日のリストの定義ができるようになったのです。この機能の詳細と使い方については、こちらを参照してください。

これに加えて、スケジュール設定の柔軟性をさらに高めるために、登録したスケジュールが自動的に無効化される日時を設定できます。この機能の詳細と使い方については、こちらを参照してください。

ワークフローのデバッグの効率が上がりました。[ステップイン (Step Into)] および [ステップオーバー (Step Over)] の動作が改良され、デバッガーがアクティビティの実行前に停止するようになりました。これに加えて、アクティビティのコンテキストメニューからブレークポイントのオン/オフを切り替えられます。詳細については、こちらを参照してください。

このリリースでは、ユーザーエクスペリエンスも強化され、バージョン管理システムとの統合の信頼性も向上しています。Studio のバックステージビューにある、新しい [チーム (Team)] タブでは、SVN および TFS バージョン管理システムに接続するツールを使用できます。これにより、リポジトリに対する最新プロジェクトバージョンの追加、チェックイン、チェックアウトが容易になります。使い方の詳細については、こちらを参照してください。

Office との統合

Excel は最も一般的なデータ操作ソフトウェアの一つです。本リリースで特に注力したポイントの一つは、UiPath において Excel の機能を最大限に活かすことです。このため、Excel アクティビティパッケージが大幅にアップデートされ、14 の新しいアクティビティが追加されました。要望の最も多かったもののいくつかを以下に示します。

また、新しく [表示形式を保持 (PreserveFormat)] プロパティのチェックボックスが追加されました。これによって [セルを読み込む (Read Cell)][列を読み込む (Read Column)][行を読み込む (Read Row)][範囲を読み込む (Read Range)] アクティビティを使用した際に、通貨や日付等のセルのフォーマットを保持できるようになりました。

[Excel アプリケーションスコープ (Excel Application Scope)][読み込み専用 (Read Only)] プロパティが追加されました。これにより、編集中のためにロックされている、または編集用パスワードが設定されているワークブック上でデータ抽出作業を行えるようになりました。

このリリースでは、Word アクティビティパッケージの完成度を高める 2 つの新しいアクティビティも追加されました

  • 画像を置換 (Replace Picture) - Word ドキュメントに挿入されている特定の画像を代替テキストに基づいてすべて識別し、それらを別の指定画像に置き換えます。

  • データテーブルを挿入 (Insert DataTable) - Word ドキュメントに直接 DataTable 変数から生成されるテーブルを挿入します。テーブルは指定したテキストまたはブックマークを基準とした相対位置に作成されます。

    また、[Outlook メールメッセージを送信 (Send Outlook Mail Message)] アクティビティは、動的添付ファイルの送信をサポートするようになりました。

Attended オートメーション

Attended オートメーションに関して、新しい [カスタム入力 (Custom Input)] アクティビティでは、ワークフローの実行中にカスタム HTML 入力フォームからユーザーが入力するデータを収集し、その後、そのデータを使用できます。詳細については、こちらを参照してください。

Attended の自動化機能群に関するその他の強化項目として、[ユーザー入力をブロック (Block User Input)] アクティビティを作成しました。これは、UI オートメーションプロセスの実行中にマウスとキーボードを無効化し、ワークフローの実行を監視するユーザーが、そのロボットの動作を妨げる操作をしてしまうことを確実に遮断できる機能です。

Robot トレイに新しく検索機能が追加され、プロセスが見つけやすくなりました。また、希望の位置と大きさになるように、トレイのウィンドウサイズを変更できるようになりました。

Robot エージェント (トレイ) のステータスバーに表示される接続とライセンスに関するメッセージが、より明快になりました。表示されるメッセージ、およびその意味は次のとおりです。

  • 「接続中、ライセンス済み」 - ロボットが接続されライセンスが提供されているときに表示されます。すべての機能を利用できる状態です。

  • 「接続済み、ライセンスなし」 - ロボットが接続されているものの、そのロボットに対して使用可能なライセンスが存在しない場合に表示されます。

  • 「ロボットは使用不可能です」 - 登録されたロボットが存在しない場合、有効なライセンスを所有していない場合、またはフローティングロボットが既に別のマシンで使用中である場合に表示されます。

UiPath Robot の接続時に、複数の Orchestrator インスタンス間で接続先を切り換えることができるようになりました。Orchestrator URL とマシンキーフィールドに保存された履歴を切り替えることにより、より柔軟かつ迅速にOrchestrator に接続できるようになりました。

コミュニティ

ここでは、特にコミュニティに関連するアクティビティをご紹介します。UiPath の GitHub レポをご参照頂きこちらからご自由に投稿してください。
最近は 一般データ保護規則 (GDPR) の対策をする機会も増え、UiPath社も業務データのセキュリティ確保の重要性を深く理解しています。新しい暗号化アクティビティパッケージは、最新の暗号化アルゴリズムを備えたいくつかのアクティビティを提供し、こうした要求に応えます。

互換性マトリクス

下表は、Robot および Studio のバージョンに対して、どの Orchestrator のバージョンが動作するかを示したものです。

提供中の最新バージョンにアップグレードしなければ、リリースに追加された最新の機能を利用できず、バグ修正も適用されない点にご留意ください。

  Orchestrator v2018.3 Orchestrator v2018.2 Orchestrator v2018.1 Orchestrator v2017.1 Orchestrator v2016.2
Robot v2018.3 check_mark check_mark close-window-xxl close-window-xxl close-window-xxl
Robot v2018.2 check_mark check_mark close-window-xxl close-window-xxl close-window-xxl
Robot v2018.1 check_mark check_mark check_mark close-window-xxl close-window-xxl
Robot v2017.1 check_mark check_mark check_mark check_mark check_mark
Robot v2016.2 close-window-xxl close-window-xxl close-window-xxl check_mark check_mark

 

改良点

セレクター

セレクターと UI Explorer にも、いくつかの改良が加えられています。セレクターエディターUI Explorer 部分セレクターに関する強化機能が装備されました。セレクターの現在の検証状態を表示する機能です。セレクターエディターにも、選択した要素のハイライト表示機能と、より信頼性の高いセレクターを作成するための修復機能の 2 つが装備されました。詳細については、こちらを参照してください。

ユーザーモードのロボット

ロボットはマシン上の同じキーを使用します。このため、単にロボットを全体として捉えるのではなく、各ロボットのステータスを把握することが重要です。ロボットがライブ状態にあるのか、いつライブ状態になるのかを確認することは不可欠です。このため、たとえ高密度のロボットグループであっても、各ロボットから個別にハートビートが送信されます。これは、サービスとしてインストールされたロボットだけでなく、ユーザーモードでインストールされたロボットにも当てはまります。詳細については、オンラインドキュメントを参照してください。

セキュリティ

UiPath では、高品質の製品を提供する上で、俊敏性とセキュリティが重要な要因であることを認識しています。このため、パッケージやカスタムアクティビティに外部フィードを設定できる機能を用意しました。フィードのセキュリティは、基本的な認証資格情報の定義、または API キーによって確保します。目的に合ったオプションを、デプロイメントタブで選択および設定してください。詳細については、こちらを参照してください。

最もセキュアな RPA プラットフォームを実現する取り組みの一環として、Orchestrator のノードと Redis 間の SSL 暗号化接続をより簡単に確立できるようにしました。必要とされるサーバー、ポート、パスワードの設定の格納先を web.config ファイルから LoadBalancer.Redis.ConnectionString に変更しました。Orchestrator を v2018.3 にアップデートする予定であれば、自動的に変換されます。

拡張機能

オフラインの極めて厳格に管理された環境で作業しているユーザーがいることを踏まえて、Chrome の拡張機能のインストール方法に、いくつかの改良を加えました。Chrome の拡張機能を UiPath のインストーラーから直接設定するオプションが用意され、インターネットから拡張機能をダウンロードする必要がなくなりました。拡張機能は、マシンごと、またはユーザーごとにインストールでき、コマンドラインからアンインストールすることも可能です。現在、この機能が配信されているのは Studio/Robot のインストーラーであることにご留意ください。また、必ずオンラインドキュメントで詳細をご確認いただきますようお願いいたします。

Java ドライバーのインストール履歴の管理ができるようになりました。そのため、マシン上で動作する各オートメーションプロセスは、適切なバージョンの Java を使用できます。 Java のインストールには、ScreenScrapeJavaSupport ツールが役立ちます。

アクティビティ

このリリースには新しく [データテーブルを結合 (Join Data Tables)] アクティビティが追加されました。これはデータテーブルを操作する機能を拡張し、共通の値をもつ列を使ってふたつのテーブルを結合できます。

[データテーブルを構築 (Build Data Table)] アクティビティを強化し、ユーザーエクスペリエンスを総合的に改善しました。[データテーブルを構築 (Build Data Table)] ウィザードの実行中に列の編集および再構成が可能になりました。

[繰り返し (コレクションの各要素) (For Each)] および [繰り返し (各行) (For Each Row)] アクティビティを使いやすくするため、新しく [インデックス (Index)] プロパティが追加されました。このプロパティは、アクティビティが実施した繰り返しの回数を自動的に数えます。

マシンラーニングモデルサポートへの要望に応えるために、Python アクティビティ パッケージに Python x64 のサポートを追加しました。

[ホットキーを押下 (Send Hotkey)] アクティビティの [キー (Key)] プロパティに変数を設定できるようになりました。頻繁に使用されるコマンドを変数に格納しておけば、それをこのプロパティフィールドに容易に設定できます。プロセス内でアクティビティを使用するたびに、ホットキーの組み合わせの文字列を設定する必要はありません。

トランザクションアイテムの情報を最大限活用するため、.Output.DueDate.DeferDate.RetryNo の各プロパティを、Studio の UiPath.Core.QueueItem 変数とともに使用できるようにしました。その結果、このデータを、例えばプロジェクトの論理に組み込んだり、検証ステップを強化したりするために使用できます。ただし、.Output プロパティを使用できるのは、トランザクションが正常に終了した場合のみである点にご留意ください。

通知

Orchestrator の表示が煩雑になりすぎないように、重要度が Success および Info である通知は生成しないようにして、ユーザーエクスペリエンスを改善しました。同時に、特定のカテゴリーの通知については、受信するかどうかを選択できるようになりました。詳細については、こちらを参照してください。

インストールとアップデート

Robot、 Studio および Orchestratorをインストールするには 4.6.1 以降のバージョンの .NET フレームワークが必要となりました。

UiPath エコシステムを必要な数のマシンに効率的に自動導入できるよう、UiPath プラットフォームの Windows インストーラーが 2 つに分けられました。第 1 のインストーラー (UiPathStudio.msi) では Studio および Robot (または、そのいずれか一方) をインストールおよびアップデートできます。第 2 のインストーラー (UiPathOrchestrator.msi) は、Orchestrator に対応します。

従来通り、すべてを 1 つのファイルで処理するオールインワン方式を好むユーザーの要望に応えるために、実行可能ファイル UiPathPlatformInstaller.exe には、Studio、Robot、および Orchestrator が、両方のセットアップのすべてのオプションとともにバンドル化されています。これらのインストーラーについての詳細については、こちらを参照してください。

Orchestrator の Windows インストーラーが、マシンに URL Rewrite がインストールされているかどうかをチェックするよう変更されました。これにより、必要な要素が最初からすべて揃っていることが確認されます。さらに、Orchestrator の Windows インストーラーは、お持ちの Orchestrator のインスタンスをアップデートする際、IIS ウェブサイトを停止するようになりました。これは、インストールの過程で要求が生成されないようにするためです。

Orchestrator のセットアップに加えたもう一つの重要な強化策が、すべての設定 (カスタム設定も含む) が保持されることです (インスタンスを v2018.3.0 にアップデートした場合)。そのため、簡単、迅速でシームレスな移行が可能になりました。これらの変更の全容を確認するには、「インストール」および「アップデート」のトピックを参照してください。

大規模導入に関する性能の強化として、Orchestrator を複数ノードにインストールする場合、設定スクリプトは ASP.NET セッション状態をキャッシュに使用される Redis インスタンスに自動的に設定します。詳細については、こちらを参照してください。

ユーザーエクスペリエンスと性能

多くのユーザーからご好評をいただいているロボットのオフラインサポート機能を、すべてのタイプのロボットに拡張しました。これにより、すべてのロボットが設定された時間だけライセンスを保持できるようになりました。これにより、ダウンタイムの発生する可能性が最小限に抑えられます。この機能の詳細な使用法については、オンラインドキュメントを参照してください。

ロボットの CLI からプロジェクトのパッケージ化が可能です。-pack コマンドは、.nupkg ファイル内にターゲットプロジェクトをバンドルすることにより、オートメーションを継続的インテグレーションのパイプラインの中で簡単に共有できるようにします。

Unknown Type 型の変数が追加されました。これは、パッケージを削除またはアップグレードした結果、未定義となってしまう変数または引数の型を置き換えます。これにより、型の情報がない変数を含むワークフローを Studio で開いて編集できるようになります。詳細については、こちらを参照してください。

Orchestrator において大規模な Robot のデプロイをより適切に行えるように、Robot とOrchestrator の通信頻度のカスタマイズを可能にしました。詳細についてはこちらを参照してください。この機能は v2018.2.6 または v2018.3.1 の Robot でのみ利用可能な点にご留意ください。

Orchestrator における統計情報の概要表示をさらに改善するために、ダッシュボードに表示される円グラフの元データを確認できるようにしました。データに対応するページをフィルター設定により適宜選択して表示します。例えば、ロボットの円グラフで、切断状態のロボットの割合を示す部分をクリックするとロボットのページが、自動的に Disconnected State のフィルターを適用された状態で表示されます。

接続文字列を使用することで、あらゆるドメインまたはサブドメインからマシン上にプロビジョニングされたロボットを、Orchestrator 2018.3 に接続できるようになりました。詳細については、こちらを参照してください。

ホスト管理者がログインページにカスタム HTML コンテンツを追加できるようになりました。このコンテンツは、ログインセクションのすぐ上に表示されます。詳細については、こちらを参照してください。

曖昧さによって無用の混乱が生じるのを避けるため、[ロボットグループ (Environments)] ページから [タイプ (Type)] 列が削除されました。

詳細情報を入手したいユーザーのニーズに応えるために、トランザクションのエクスポート項目に、出力および各項目の例外の理由も含めました。

使い勝手を向上させ、既存ユーザーの管理を容易にするため、ユニット列が [ユーザー (Users)] ページに表示されるようになりました (組織単位が有効な場合)。

混乱を避けるため [ロボットの追加 (Add Robot)]  ウィンドウの [ランタイム (Runtime)] タブを [設定 (SETTINGS)] タブに改名しました。

必要な情報を一目で確認できるよう、監査データの表示方法を改善しました。さらに、不要な詳細情報を折り畳み、非表示にすることができます。

デバッグのユーザーエクスペリエンスを改善し、関連したログをより適切に分類できるように、ビジネスルールおよび検証ルールに関連するエラーメッセージを整理しました。これらはすべて、イベントビューアにおいて新しいイベントソースである BusinessException から、情報レベルで出力されるようになります。詳細については、こちらを参照してください。

ユーザーがアイテムのレビューを割り当てられた際には、ユーザーは重要度が  “Info”  のアラートをその都度受け取ります。

Orchestrator が発行するサーバー例外および [ジョブの詳細 (Job Details)] ウィンドウのスタックトレースは、ユーザーが選択した言語に関係なく英語で記録、表示されます。

Orchestrator の表示が煩雑になりすぎないように、開発作業中に Studio から Orchestrator に送信される実行ログおよびデバッグログを無効化できるようになりました。

ロボットグループタイプという概念が廃止され、ユーザーインターフェースに表示されなくなりました。これにより作業をシンプルに保ち、混乱を回避できます。このオプションは Orchestrator API からは削除されていないため、後方互換性は保たれています。詳細については、こちらを参照してください。

パブリッシュプロセスに関連する問題を回避するため、プロジェクト名に特殊文字を含めることはできなくなりました。

API

エラー処理は RPA の重要な役割です。このため、Orchestrator API が返すカスタム例外のそれぞれにエラーコードを付加しました。

バルク削除機能を実装することで性能を向上させました。この機能は、遅延なく大量のロボットを削除する際に有用です。この機能の実装にあたっては、新しいエンドポイント /Robots/UiPath.Server.Configuration.OData.DeleteBulk を Orchestrator API に追加しました。例については、こちらをご覧ください。

指定のプロセスを実行する Robot の特定を容易にするために、新しいエンドポイント、 /odata/Robots/UiPath.Server.Configuration.OData.GetRobotsForProcess が Orchestrator API に追加されました。このようなリクエストを作成する方法の例については、APIガイドをご覧ください。

また、新しい GetRobotAssetByRobotId エンドポイントを使用して、ロボットごとのアセットをより容易に取得できるようになりました。 リクエスト例についてはこちらをご覧ください。

また、クレデンシャルを提供することにより、/odata/Users/UiPath.Server.Configuration.OData.UpdatePassword エンドポイントによってパスワードがアップデートできるようになりました。詳細については、こちらを参照してください。

GetRobotMappings および GetAssociatedProcesses エンドポイントは非推奨となりました。代わりに、/api/RobotsService/StartService/api/RobotsService/GetProcesses がそれぞれ使用できるようになりました。

「バグ修正」、「互換性が損なわれる変更」、「既知の問題」は、近日公開予定です。