リリースノート

リリースノート

UiPath v2018.3.1

公開日: 2018 年 10月 22日  バージョン:18.3.1

更新内容

今年 3 度目となる本リリースでは、UiPath プラットフォームの中心的なコンポーネントである Studio の改良に特に注力しました。より魅力的な UI を提供すると共に、プロジェクト管理とコンポーネントの再利用の可能性に関する重要な機能が追加されました。また、直接 UI に反映はされないプログラム内部にもさまざまな強化策が講じられました。開発者の生産性と効率を向上させる、という継続的な取り組みの中で特に注力したのは、Studio をより魅力的で信頼性の高いものにするためのStudio のアーキテクチャの再設計と、構成ブロックの強化です。

こうしたことを念頭に、Studio は今回のリリースにより、リソース消費の最適化とともに、起動時間の短縮と信頼性の向上を実現しました。

もう一つの特筆すべき変更点は、UiPath Robot および Studio が Citrix Ready 認証を取得したことです。本リリースにおける拡張性の強化と組み合わさることで、お客様によりよいサービスを提供できるようになりました。UiPath との互換性が確認された Citrix 環境の一覧は、こちらに記載しています。

信頼性および変更の管理

自動化の開発とプロセスの実行におけるスピードを高めるために、プロジェクトごとの依存関係設定を Studio に導入しました。以前のバージョンと異なり、アクティビティパッケージをプロジェクトごとにインストールできるようになり、自動化の利用状況の管理がより簡単になりました。依存関係は各プロジェクト固有のものとなり、よりコンテキストに沿ったものになりました。その結果、Studio で新規プロジェクトを作成する際に、ワークフローに実際に必要なアクティビティパッケージを、[パッケージを管理 (Manage Packages)] ウィンドウから追加できるようになりました。その他のパッケージも必要に応じて追加できます。

アクティビティパッケージには複数のバージョンが存在するため、ランタイムルールが設定され、設計時または実行時にどのバージョンを使用するかを選択できるようになりました。これらルールの詳細については、こちらを参照してください。

コアアクティビティパッケージが、異なる 2 つのパッケージに分けられました。[UIAutomation][System] です。前者には、[クリック (Click)] [文字を入力 (Type Into)] のような人間の操作を模倣したアクティビティがすべて含まれます。一方、後者には、別のワークフローの呼び出しから Orchestrator へのカスタムメッセージの記録に至る、オートメーションの構築に必要なすべてのブロックがまとめられています。

この変更は、プロジェクトの依存関係を Studio から完全に独立させることにより、現行および今後のバージョンの両方で、あらゆるバージョンの [UIAutomation] および [System] パッケージの参照を可能にするために加えられました。この改善により、既存のワークフローの動作に影響を与えることなく、UiPath プラットフォームのコンポーネントを安全にバージョンアップできるようになります。詳細については、こちらを参照してください。

Studio の UI および機能のアップグレードの一環として、パッケージマネージャーに、現在のプロジェクトにリンクした依存関係の一覧が表示されるようになりました。パッケージマネージャーウィンドウでは、カスタムフィードと UiPath の公式フィード間をシームレスにナビゲートできます。詳細については、こちらを参照してください。

拡張性

生産性を高め、相互運用性を強化するため、Studio では再利用可能なコンポーネントをライブラリという形で作成、公開できるようになりました。具体的には、そうしたプロジェクトを .nupkg パッケージとして公開したうえで、複数のプロセスでアクティビティとして利用できるようになります。ライブラリのバージョン番号とリリースノートは編集することができ、Orchestrator、カスタムフィード、ローカルマシンにパブリッシュできます。詳細については、こちらを参照してください。

Orchestrator では、ライブラリを一元的に保存する場所を設定でき、この再利用と共有をテナントとチームに促すことができます。ライブラリ管理 (アップロードとダウンロード) は、ライブラリページのボタンをクリックして行います。詳細については、こちらを参照してください。

リリースノートは、パッケージのバージョン間で加えられた変更点をより適切に追跡管理できるようにするための機能です。Orchestrator 内で、ライブラリおよびパッケージの両レベルに付加できます。詳細については、こちらを参照してください。

Orchestrator には他にも、Studio で使い慣れた入力および出力引数をパブリッシュしました。これにより、各種の DCM (Dynamic Case Management) や BPM (Business Process Management) など、使用中のツールにシームレスに統合することができます。これは、作成するすべてのプロセスが、Orchestrator の API またはインターフェースを介して入力パラメーターを受け取り、前述のすべてのツールに出力を返せるようになったことを意味します。また、これはプロセスの相互リンク実現に向けた重要な足がかりとなります。この拡張性により、UiPath と貴社のエコシステムのより密接な統合が可能になります。詳細については、こちらを参照してください。

最も広く使われているプログラム言語の一つである Java を新しいアクティビティとして製品に組み込みました。拡充し続ける UiPath の言語ラインナップに Java が加わったことで、作成済みの Java コードを UiPath から直接呼び出すことができるようになりました。Java アクティビティパッケージは、自動化プロジェクトにおいて Java の持つ能力を存分に発揮させる 6 つの新しいアクティビティと 1 つの独自変数 JavaObject を含むことを特徴とします。このパッケージの詳細については、こちらを参照してください。

スケーラビリティ

新機能 Attended フローティングロボットが追加されました。ユーザーは、 Attended フローティングロボットを短時間で作成、設定し、任意の定義済みマシンから接続できます。フローティングロボットのシナリオの場合マシン名は意味を持たないため、新しい要件に適合するエンティティタイプであるマシンテンプレートを作成しました。ロボットがテンプレートレベルで生成されたキーおよびユーザー名を使用しているかぎり、Active Directory ユーザーは任意のマシンを使用できます。 このシナリオは、非持続性仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) と密接に関わり、リソース管理全体を改善します。テンプレートは、複数の従業員がデスクを共有する環境でも威力を発揮します。同じコンピューターで作業するシフト制の従業員は、スムーズに仕事を引き継ぐことができます。

また、Robot トレイを開くと、フローティングロボットが自動的に Orchestrator に接続するという機能も追加されました。詳細については、こちらを参照してください。

ロボットとマシンの容易な管理のために、ロボットのバージョンがマシンページに表示されるようになりました。

さらに、わずか数回のクリックでテナントへのライセンスの配信および再割当を行うことができるようにしました。この新しい手順では、複数のロボットライセンスを集約した単一のライセンスファイルをアップロードします。次に、このファイルを必要に応じて一元化された場所から割り当てることができます。詳細については、こちらを参照してください。

ライセンス使用状況の監視を容易にするため、ライセンス提供の履歴データを確認できる機能を追加しました。対象となるライセンスの履歴グラフが、ホストおよびテナントの両レベルについてライセンスページに表示されます。ここでは、ロボットタイプごとの同時使用ライセンスの最大数も確認できます。この表示から、ライセンスの使用効率を最大化する余地があるかどうかを簡単に評価できます。また、必要に応じてデータにフィルターを適用したり、時間間隔を調整したりすることができます。さらには、ユーザーごとにライセンスページへのアクセス許可を設定できます。設定方法の詳細については、こちらを参照してください。

ロボットを最大限に活用する方法として、ロボットグループにジョブを追加できるようにしました。これにより、ロボットグループからのジョブが、ビジー状態のロボットのキューに登録されるのではなく、使用可能な任意のロボットに自動的に割り当てられるようになります。操作方法の詳細については、こちらを参照してください。

俊敏性

遂に UiPath プラットフォームがすべてローカライズされました。これからは、インストールから設計、実行まで、ユーザーが作業に集中できる状態を提供します。オンラインドキュメントに関しても、英語版に加えて、日本語版を用意しました。

祝日、週末、その他の通常の業務が行われない期間中に実行される長期実行スケジュールに対応できるようになりました。スケジュールを実行しない非営業日のリストの定義ができるようになったのです。この機能の詳細と使い方については、こちらを参照してください。

これに加えて、スケジュール設定の柔軟性をさらに高めるために、登録したスケジュールが自動的に無効化される日時を設定できます。この機能の詳細と使い方については、こちらを参照してください。

ワークフローのデバッグの効率が上がりました。[ステップイン (Step Into)] および [ステップオーバー (Step Over)] の動作が改良され、デバッガーがアクティビティの実行前に停止するようになりました。これに加えて、アクティビティのコンテキストメニューからブレークポイントのオン/オフを切り替えられます。詳細については、こちらを参照してください。

このリリースでは、ユーザーエクスペリエンスも強化され、バージョン管理システムとの統合の信頼性も向上しています。Studio のバックステージビューにある、新しい [チーム (Team)] タブでは、SVN および TFS バージョン管理システムに接続するツールを使用できます。これにより、リポジトリに対する最新プロジェクトバージョンの追加、チェックイン、チェックアウトが容易になります。使い方の詳細については、こちらを参照してください。

Office との統合

Excel は最も一般的なデータ操作ソフトウェアの一つです。本リリースで特に注力したポイントの一つは、UiPath において Excel の機能を最大限に活かすことです。このため、Excel アクティビティパッケージが大幅にアップデートされ、14 の新しいアクティビティが追加されました。要望の最も多かったもののいくつかを以下に示します。

また、新しく [表示形式を保持 (PreserveFormat)] プロパティのチェックボックスが追加されました。これによって [セルを読み込む (Read Cell)][列を読み込む (Read Column)][行を読み込む (Read Row)][範囲を読み込む (Read Range)] アクティビティを使用した際に、通貨や日付等のセルのフォーマットを保持できるようになりました。

[Excel アプリケーションスコープ (Excel Application Scope)][読み込み専用 (Read Only)] プロパティが追加されました。これにより、編集中のためにロックされている、または編集用パスワードが設定されているワークブック上でデータ抽出作業を行えるようになりました。

このリリースでは、Word アクティビティパッケージの完成度を高める 2 つの新しいアクティビティも追加されました

  • 画像を置換 (Replace Picture) - Word ドキュメントに挿入されている特定の画像を代替テキストに基づいてすべて識別し、それらを別の指定画像に置き換えます。

  • データテーブルを挿入 (Insert DataTable) - Word ドキュメントに直接 DataTable 変数から生成されるテーブルを挿入します。テーブルは指定したテキストまたはブックマークを基準とした相対位置に作成されます。

    また、[Outlook メールメッセージを送信 (Send Outlook Mail Message)] アクティビティは、動的添付ファイルの送信をサポートするようになりました。

Attended オートメーション

Attended オートメーションに関して、新しい [カスタム入力 (Custom Input)] アクティビティでは、ワークフローの実行中にカスタム HTML 入力フォームからユーザーが入力するデータを収集し、その後、そのデータを使用できます。詳細については、こちらを参照してください。

Attended の自動化機能群に関するその他の強化項目として、[ユーザー入力をブロック (Block User Input)] アクティビティを作成しました。これは、UI オートメーションプロセスの実行中にマウスとキーボードを無効化し、ワークフローの実行を監視するユーザーが、そのロボットの動作を妨げる操作をしてしまうことを確実に遮断できる機能です。

Robot トレイに新しく検索機能が追加され、プロセスが見つけやすくなりました。また、希望の位置と大きさになるように、トレイのウィンドウサイズを変更できるようになりました。

Robot エージェント (トレイ) のステータスバーに表示される接続とライセンスに関するメッセージが、より明快になりました。表示されるメッセージ、およびその意味は次のとおりです。

  • 「接続中、ライセンス済み」 - ロボットが接続されライセンスが提供されているときに表示されます。すべての機能を利用できる状態です。

  • 「接続済み、ライセンスなし」 - ロボットが接続されているものの、そのロボットに対して使用可能なライセンスが存在しない場合に表示されます。

  • 「ロボットは使用不可能です」 - 登録されたロボットが存在しない場合、有効なライセンスを所有していない場合、またはフローティングロボットが既に別のマシンで使用中である場合に表示されます。

UiPath Robot の接続時に、複数の Orchestrator インスタンス間で接続先を切り換えることができるようになりました。Orchestrator URL とマシンキーフィールドに保存された履歴を切り替えることにより、より柔軟かつ迅速にOrchestrator に接続できるようになりました。

コミュニティ

ここでは、特にコミュニティに関連するアクティビティをご紹介します。UiPath の GitHub レポをご参照頂きこちらからご自由に投稿してください。
最近は 一般データ保護規則 (GDPR) の対策をする機会も増え、UiPath社も業務データのセキュリティ確保の重要性を深く理解しています。新しい暗号化アクティビティパッケージは、最新の暗号化アルゴリズムを備えたいくつかのアクティビティを提供し、こうした要求に応えます。

互換性マトリクス

下表は、Robot および Studio のバージョンに対して、どの Orchestrator のバージョンが動作するかを示したものです。

提供中の最新バージョンにアップグレードしなければ、リリースに追加された最新の機能を利用できず、バグ修正も適用されない点にご留意ください。

  Orchestrator v2018.3 Orchestrator v2018.2 Orchestrator v2018.1 Orchestrator v2017.1 Orchestrator v2016.2
Robot v2018.3 check_mark check_mark close-window-xxl close-window-xxl close-window-xxl
Robot v2018.2 check_mark check_mark close-window-xxl close-window-xxl close-window-xxl
Robot v2018.1 check_mark check_mark check_mark close-window-xxl close-window-xxl
Robot v2017.1 check_mark check_mark check_mark check_mark check_mark
Robot v2016.2 close-window-xxl close-window-xxl close-window-xxl check_mark check_mark

 

改良点

セレクター

セレクターと UI Explorer にも、いくつかの改良が加えられています。セレクターエディターUI Explorer 部分セレクターに関する強化機能が装備されました。セレクターの現在の検証状態を表示する機能です。セレクターエディターにも、選択した要素のハイライト表示機能と、より信頼性の高いセレクターを作成するための修復機能の 2 つが装備されました。詳細については、こちらを参照してください。

ユーザーモードのロボット

ロボットはマシン上の同じキーを使用します。このため、単にロボットを全体として捉えるのではなく、各ロボットのステータスを把握することが重要です。ロボットがライブ状態にあるのか、いつライブ状態になるのかを確認することは不可欠です。このため、たとえ高密度のロボットグループであっても、各ロボットから個別にハートビートが送信されます。これは、サービスとしてインストールされたロボットだけでなく、ユーザーモードでインストールされたロボットにも当てはまります。詳細については、オンラインドキュメントを参照してください。

セキュリティ

UiPath では、高品質の製品を提供する上で、俊敏性とセキュリティが重要な要因であることを認識しています。このため、パッケージやカスタムアクティビティに外部フィードを設定できる機能を用意しました。フィードのセキュリティは、基本的な認証資格情報の定義、または API キーによって確保します。目的に合ったオプションを、デプロイメントタブで選択および設定してください。詳細については、こちらを参照してください。

最もセキュアな RPA プラットフォームを実現する取り組みの一環として、Orchestrator のノードと Redis 間の SSL 暗号化接続をより簡単に確立できるようにしました。必要とされるサーバー、ポート、パスワードの設定の格納先を web.config ファイルから LoadBalancer.Redis.ConnectionString に変更しました。Orchestrator を v2018.3 にアップデートする予定であれば、自動的に変換されます。

拡張機能

オフラインの極めて厳格に管理された環境で作業しているユーザーがいることを踏まえて、Chrome の拡張機能のインストール方法に、いくつかの改良を加えました。Chrome の拡張機能を UiPath のインストーラーから直接設定するオプションが用意され、インターネットから拡張機能をダウンロードする必要がなくなりました。拡張機能は、マシンごと、またはユーザーごとにインストールでき、コマンドラインからアンインストールすることも可能です。現在、この機能が配信されているのは Studio/Robot のインストーラーであることにご留意ください。また、必ずオンラインドキュメントで詳細をご確認いただきますようお願いいたします。

Java ドライバーのインストール履歴の管理ができるようになりました。そのため、マシン上で動作する各オートメーションプロセスは、適切なバージョンの Java を使用できます。 Java のインストールには、ScreenScrapeJavaSupport ツールが役立ちます。

アクティビティ

このリリースには新しく [データテーブルを結合 (Join Data Tables)] アクティビティが追加されました。これはデータテーブルを操作する機能を拡張し、共通の値をもつ列を使ってふたつのテーブルを結合できます。

[データテーブルを構築 (Build Data Table)] アクティビティを強化し、ユーザーエクスペリエンスを総合的に改善しました。[データテーブルを構築 (Build Data Table)] ウィザードの実行中に列の編集および再構成が可能になりました。

[繰り返し (コレクションの各要素) (For Each)] および [繰り返し (各行) (For Each Row)] アクティビティを使いやすくするため、新しく [インデックス (Index)] プロパティが追加されました。このプロパティは、アクティビティが実施した繰り返しの回数を自動的に数えます。

マシンラーニングモデルサポートへの要望に応えるために、Python アクティビティ パッケージに Python x64 のサポートを追加しました。

[ホットキーを押下 (Send Hotkey)] アクティビティの [キー (Key)] プロパティに変数を設定できるようになりました。頻繁に使用されるコマンドを変数に格納しておけば、それをこのプロパティフィールドに容易に設定できます。プロセス内でアクティビティを使用するたびに、ホットキーの組み合わせの文字列を設定する必要はありません。

トランザクションアイテムの情報を最大限活用するため、.Output.DueDate.DeferDate.RetryNo の各プロパティを、Studio の UiPath.Core.QueueItem 変数とともに使用できるようにしました。その結果、このデータを、例えばプロジェクトの論理に組み込んだり、検証ステップを強化したりするために使用できます。ただし、.Output プロパティを使用できるのは、トランザクションが正常に終了した場合のみである点にご留意ください。

通知

Orchestrator の表示が煩雑になりすぎないように、重要度が Success および Info である通知は生成しないようにして、ユーザーエクスペリエンスを改善しました。同時に、特定のカテゴリーの通知については、受信するかどうかを選択できるようになりました。詳細については、こちらを参照してください。

インストールとアップデート

Robot、 Studio および Orchestratorをインストールするには 4.6.1 以降のバージョンの .NET Framework が必要となりました。

UiPath エコシステムを必要な数のマシンに効率的に自動導入できるよう、UiPath プラットフォームの Windows インストーラーが 2 つに分けられました。第 1 のインストーラー (UiPathStudio.msi) では Studio および Robot (または、そのいずれか一方) をインストールおよびアップデートできます。第 2 のインストーラー (UiPathOrchestrator.msi) は、Orchestrator に対応します。

従来通り、すべてを 1 つのファイルで処理するオールインワン方式を好むユーザーの要望に応えるために、実行可能ファイル UiPathPlatformInstaller.exe には、Studio、Robot、および Orchestrator が、両方のセットアップのすべてのオプションとともにバンドル化されています。これらのインストーラーについての詳細については、こちらを参照してください。

Orchestrator の Windows インストーラーが、マシンに URL Rewrite がインストールされているかどうかをチェックするよう変更されました。これにより、必要な要素が最初からすべて揃っていることが確認されます。さらに、Orchestrator の Windows インストーラーは、お持ちの Orchestrator のインスタンスをアップデートする際、IIS ウェブサイトを停止するようになりました。これは、インストールの過程で要求が生成されないようにするためです。

Orchestrator のセットアップに加えたもう一つの重要な強化策が、すべての設定 (カスタム設定も含む) が保持されることです (インスタンスを v2018.3.0 にアップデートした場合)。そのため、簡単、迅速でシームレスな移行が可能になりました。これらの変更の全容を確認するには、「インストール」および「アップデート」のトピックを参照してください。

大規模導入に関する性能の強化として、Orchestrator を複数ノードにインストールする場合、設定スクリプトは ASP.NET セッション状態をキャッシュに使用される Redis インスタンスに自動的に設定します。詳細については、こちらを参照してください。

ユーザーエクスペリエンスと性能

多くのユーザーからご好評をいただいているロボットのオフラインサポート機能を、すべてのタイプのロボットに拡張しました。これにより、すべてのロボットが設定された時間だけライセンスを保持できるようになりました。これにより、ダウンタイムの発生する可能性が最小限に抑えられます。この機能の詳細な使用法については、オンラインドキュメントを参照してください。

ロボットの CLI からプロジェクトのパッケージ化が可能です。-pack コマンドは、.nupkg ファイル内にターゲットプロジェクトをバンドルすることにより、オートメーションを継続的インテグレーションのパイプラインの中で簡単に共有できるようにします。

Unknown Type 型の変数が追加されました。これは、パッケージを削除またはアップグレードした結果、未定義となってしまう変数または引数の型を置き換えます。これにより、型の情報がない変数を含むワークフローを Studio で開いて編集できるようになります。詳細については、こちらを参照してください。

Orchestrator において大規模な Robot のデプロイをより適切に行えるように、Robot とOrchestrator の通信頻度のカスタマイズを可能にしました。詳細についてはこちらを参照してください。この機能は v2018.2.6 または v2018.3.1 の Robot でのみ利用可能な点にご留意ください。

Orchestrator における統計情報の概要表示をさらに改善するために、ダッシュボードに表示される円グラフの元データを確認できるようにしました。データに対応するページをフィルター設定により適宜選択して表示します。例えば、ロボットの円グラフで、切断状態のロボットの割合を示す部分をクリックするとロボットのページが、自動的に Disconnected State のフィルターを適用された状態で表示されます。

接続文字列を使用することで、あらゆるドメインまたはサブドメインからマシン上にプロビジョニングされたロボットを、Orchestrator 2018.3 に接続できるようになりました。詳細については、こちらを参照してください。

ホスト管理者がログインページにカスタム HTML コンテンツを追加できるようになりました。このコンテンツは、ログインセクションのすぐ上に表示されます。詳細については、こちらを参照してください。

曖昧さによって無用の混乱が生じるのを避けるため、[ロボットグループ (Environments)] ページから [タイプ (Type)] 列が削除されました。

詳細情報を入手したいユーザーのニーズに応えるために、トランザクションのエクスポート項目に、出力および各項目の例外の理由も含めました。

使い勝手を向上させ、既存ユーザーの管理を容易にするため、ユニット列が [ユーザー (Users)] ページに表示されるようになりました (組織単位が有効な場合)。

混乱を避けるため [ロボットの追加 (Add Robot)]  ウィンドウの [ランタイム (Runtime)] タブを [設定 (SETTINGS)] タブに改名しました。

必要な情報を一目で確認できるよう、監査データの表示方法を改善しました。さらに、不要な詳細情報を折り畳み、非表示にすることができます。

デバッグのユーザーエクスペリエンスを改善し、関連したログをより適切に分類できるように、ビジネスルールおよび検証ルールに関連するエラーメッセージを整理しました。これらはすべて、イベントビューアーにおいて新しいイベントソースである BusinessException から、情報レベルで出力されるようになります。詳細については、こちらを参照してください。

ユーザーがアイテムのレビューを割り当てられた際には、ユーザーは重要度が  “Info”  のアラートをその都度受け取ります。

Orchestrator が発行するサーバー例外および [ジョブの詳細 (Job Details)] ウィンドウのスタックトレースは、ユーザーが選択した言語に関係なく英語で記録、表示されます。

Orchestrator の表示が煩雑になりすぎないように、開発作業中に Studio から Orchestrator に送信される実行ログおよびデバッグログを無効化できるようになりました。

ロボットグループタイプという概念が廃止され、ユーザーインターフェースに表示されなくなりました。これにより作業をシンプルに保ち、混乱を回避できます。このオプションは Orchestrator API からは削除されていないため、後方互換性は保たれています。詳細については、こちらを参照してください。

パブリッシュプロセスに関連する問題を回避するため、プロジェクト名に特殊文字を含めることはできなくなりました。

API

エラー処理は RPA の重要な役割です。このため、Orchestrator API が返すカスタム例外のそれぞれにエラーコードを付加しました。

バルク削除機能を実装することで性能を向上させました。この機能は、遅延なく大量のロボットを削除する際に有用です。この機能の実装にあたっては、新しいエンドポイント /Robots/UiPath.Server.Configuration.OData.DeleteBulk を Orchestrator API に追加しました。例については、こちらをご覧ください。

指定のプロセスを実行する Robot の特定を容易にするために、新しいエンドポイント、 /odata/Robots/UiPath.Server.Configuration.OData.GetRobotsForProcess が Orchestrator API に追加されました。このようなリクエストを作成する方法の例については、APIガイドをご覧ください。

また、新しい GetRobotAssetByRobotId エンドポイントを使用して、ロボットごとのアセットをより容易に取得できるようになりました。 リクエスト例についてはこちらをご覧ください。

また、クレデンシャルを提供することにより、/odata/Users/UiPath.Server.Configuration.OData.UpdatePassword エンドポイントによってパスワードがアップデートできるようになりました。詳細については、こちらを参照してください。

GetRobotMappings および GetAssociatedProcesses エンドポイントは非推奨となりました。代わりに、/api/RobotsService/StartService/api/RobotsService/GetProcesses がそれぞれ使用できるようになりました。

互換性が損なわれる変更

Studio

    • アクティビティパッケージ UiPath.V7.Activities, UiPath.Platform.Activities, UiPath.Framework.Activities は非推奨のアクティビティパッケージとなりました。ですが、現在もこれらのワークフローの実行やアクティビティの移行は可能です。詳細については、 こちらを参照してください。

  • keyboardmappings.xml ファイルは削除されました。キーボードショートカットに変更はありませんが、カスタマイズができなくなりました。

Orchestrator

  • 以下のエンドポイントがアップデートされ、OData クエリオプションを受け入れるようになりました。

    • /odata/Robots/UiPath.Server.Configuration.OData.GetUsernames()

    • /odata/Releases

    • /odata/QueueProcessingRecords/UiPathODataSvc.RetrieveQueuesProcessingStatus()

    • /odata/Processes - Published はフィルターを使うことはできません。

    • /odata/Processes/UiPath.Server.Configuration.OData.GetProcessVersions(processId='{processId}') - Published および IsActive はフィルターを使うことはできません。

    これらの変更は、現在使用中のフィルターに影響を及ぼす可能性があります。以下がパッケージをその key によってフィルタリングする今後の正しい方法です。https://platform.uipath.com/odata/Processes?$filter=contains(Key, 'ItemsToQueue:1.0.6827.31677')

  • web.config 内の NuGet.Activities.ApiKey パラメーターを空欄にするとアクティビティフィードが動作を停止し、エラーメッセージが表示されます。

アクティビティ

  • [SMTP メールメッセージを送信 (Send SMTP Mail Message)] アクティビティでメールを転送すると、メールが対象の受信者に送信されない問題を修正しました。


既知の問題

Studio

  • Studio で作成されたライブラリは、2018.3 よりも前のバージョンの Orchestrator にパブリッシュできません。

  • Studio を実行中の PC に、複数回リモートデスクトップ接続をすると、Studio の一部のコントロールが正常に表示されないことがあり、また、まれにフォーカスが失われます。

  • Studio を実行中の PC に、リモートデスクトップ接続してしばらくアイドル状態にすると、まれに Studio がクラッシュすることがあります。

  • UiPathStudio.exe を使用して Studio の Community Edition を手動でアップデートすると、ブラウザから既存の UiPath Chrome 拡張機能が削除されます。この問題は、推奨されている自動アップデート機能を有効にすると発生しません。

  • 過去に Java アプリケーションに対して UI Explorer でセレクターを生成したことがある場合、Studio の Community Edition の手動アップデートが正常に完了せず、これに伴い UiPath 製品のインストールフォルダ %localappdata%\UiPath にある内容が削除されてしまうことがあります。この問題は、推奨されている自動アップデート機能を有効にすると発生しません。

  • UiPathStudio.exe でインストールした Robot をアップデート中に Studio を閉じると、Robot の Orchestrator への接続が失われます。この問題は、ライセンスされたインストールには発生しません。

  • TFS リポジトリからライブラリプロジェクトの .xaml ファイルのみをチェックアウトすると、.screenshots フォルダーがアップデートされません。スクリーンショットフォルダーの [最新バージョンを取得 (Get Latest Version)] を使用して、これらのファイルを取得してください。

  • プロジェクトにつける名前として、UiPath や依存先として追加したい既存のパッケージ名を使用すると、循環依存関係が発生することがあります。この問題は、UiPath と名付けられ project.json ファイルを含まないフォルダーから .xaml ファイルを開く際にも発生します。

  • .NET Framework 4.5.2 がインストールされたマシンで v2018.3 にアップデートし、最低限必要なバージョンである .NET Framework 4.6.1 をインストールしないままでいると、スタートメニューにある UiPathStudio.exe のショートカットが機能しなくなります。

  • Windows 7 と 8.1 において、Studio がインストールされたフォルダから直接 UI Explorer を起動すると、 [画面上で指定 (Indicate On Screen)] が機能しません。

  • [フロースイッチ (Flow Switch)] アクティビティに接続したリンクにおいて、Case プロパティ値が (empty) で、かつ IsDefaultCase プロパティ値が false となっているものがプロジェクトに含まれていると、ワークフローデザイナーが機能しなくなります。このため、文字列が空であるかどうかの検査は、[フロースイッチ (Flow Switch)] アクティビティの前で [フロー条件分岐 (Flow Decision)] アクティビティを使って行うことをお勧めします。

  • project.json ファイルが読み込み専用になっていたり、読み込み専用の場所に保存されていたりすると自動化プロジェクトをパブリッシュできません。

  • アクティビティパッケージとライブラリのリリースノートが、Studio の [パッケージマネージャー (Package Manager)] に表示されなくなりました。Studio の今後のバージョンでこの制約を解消するため、現在、テクノロジーパートナーと鋭意作業中です。

  • Studio の [クイックアクセスツールバー (Quick Access Toolbar)] に、コマンドへのショートカットが追加できなくなりました。この機能は、今後のバージョンで再度使用可能になる予定です。

Orchestrator

  • UiPath Robot サービスがすでに Orchestrator に接続されている状態で Robot をプロビジョンすると、バージョンが不明であると表示されます。詳細については、こちらを参照してください。

  • ジョブを開始するための API コールを作成する際に、有効な ASCII 値でもある値を整数入力パラメーターに指定すると、値が変換される点にご留意ください。例えば、0065 8 進数字と解釈され 53 に変換されます。

  • API でスケジュールを作成するとき、Robot の指定と動的割り当ての両方をパラメーターで指定できてしまいます。ただし、この場合には、ExecutorRobots パラメーターは無視され、動的割り当てパラメーター (StartStrategy) が使用されます。

  • ロボットの依存関係のいずれかが、 Orchestrator の cache bin には存在するがディスク上には物理的に存在しない場合、 ロボットはパッケージをインストールすることができません。この問題は、 NuGet.EnableFileSystemMonitoringfalse に設定されていて、ディスクから手動で依存関係を削除した場合に発生します。 このようなファイルへの変更は UiPath Platform から実施することをお勧めします。

  • [設定 (Settings)] ページの [セキュリティ (Security)] タブのフィールドは、事前にタブの変更を保存しないと有効化されません。 この問題はテナントレベルとホストレベルの両方で発生します。

  • 外部フィードを保護する際に API キーから基本認証の資格情報に切り替えると、プロセスが表示されなくなります。これは同じデプロイ URL を使用すると発生します。Orchestrator インスタンスを再起動することで回避可能です。

  • マルチノード環境でのパッケージ同期が適切に行われないため、パッケージの一部のバージョンが環境上のどのノードでも表示および検出されないことがあります。これにより、パフォーマンスの問題が発生したりパッケージ関連のアクティビティにおいてエラーメッセージが表示されたりする可能性があります。これを防止するには、web.configNuGet.EnableRedisNodeCoordination パラメーターを true に設定して Redis ノードの調整を有効にしてください。

  • マシンテンプレートの名前がプロビジョンしたマシンのいずれかの名前と同じ場合、接続文字列を使用してテンプレートからフローティングロボットに接続することができてしまいます。

  • 膨大な数のスケジュールが定義されている場合、Quartz トリガーが失敗するとスケジューリング機能が損なわれることがあります。その結果、スケジュールを作成することができなくなります。この問題は、以下の方法で回避することができますが、必ず Orchestrator が環境の各ノード上で閉じられている状態で実施してください。

    1. 1. web.configquartz.jobStore.misfireThreshold パラメーターを 259200000 に設定してください。問題解決にはこの方法が最適ですが、アプリケーションが再起動された後に次のスケジュールのトリガーに遅れがでる可能性がある点にご留意ください。

    2. 2. quartz.threadPool.threadCount20 に設定してください。

    3. 3. quartz.jobStore.clusterCheckinInterval30000 に設定してください。

    4. 4. quartz.scheduler.batchTriggerAcquisitionMaxCount20 に設定してください。

  • ロボットのアラートを無効 ([プロファイル (Profile)] ページ > [警告 (Alerts)] セクション > [ロボット (Robot)]) にしていても、「ロボットが応答しません。 (Robot is unresponsive)」というアラートを受け取る旨ご留意ください。

  • 技術的な制約により、タイムゾーンと [監査証跡データ (Audit Data)] ウィンドウのフィールドの一部がローカライズされていません。

  • 非稼働日の制限つきのスケジュールを作成後に、テナントレベルで定義されたタイムゾーンを変更したことにより日付が稼働日に変わった場合、このスケジュールは正常にトリガーされません。この問題は、タイムゾーンがローカル側で変更された場合、またはホスト側からの継承により変更された場合のいずれにおいても発生します。

Robot

  • Internet Explorer のウェブページにおいて、scrollIntoView による固定されたヘッダーの下に隠れた UI 要素に対しては、[クリック (Click)] アクティビティが期待通り動作しません。

UI 自動化

  • タグ付けが不十分もしくは全くされていない PDF ファイルを、アクセシビリティオプションが有効になっている Adobe Reader または Adobe Reader DC 19 で開いた場合、この中の UI 要素を指すセレクターを UI Explorer で生成しようとすると、実際には当該の UI 要素ではなくページ全体を指すセレクターが生成されてしまいます。この問題の詳細と対応方法については、こちらを参照してください。

アクティビティ

  • Office バージョン 2010 および 2013 では、Excel の [シートをコピー (Copy Sheet)] アクティビティが正常に機能しません。

  • [Outlook メールメッセージを送信 (Send Outlook Mail Message)] アクティビティでメールを送信すると、インラインの添付ファイルが通常の添付ファイルとして送信されます。

  • [Outlook メールメッセージを送信 (Send Outlook Mail Message)] アクティビティを実行する際に [下書き (IsDraft)] チェックボックスを選択すると、作成したメッセージは Microsoft Outlook の最初に見つかった「下書き」フォルダーに下書きとして保存のみされます。

  • Microsoft Outlook の同期頻度の設定によっては、[Outlook メールメッセージを取得 (Get Outlook Mail Messages)] アクティビティがメールの取得に失敗する状況があります。

  • [ユーザー入力をブロック (Block User Input)] アクティビティは、ある種の入力デバイス、例えばタッチパッド、トラックパッド、タッチスクリーンなどからのコマンドをブロックできません。これは、それらのコマンドがソフトウェアイベントであり、UI 自動化に不可欠なものであるためです。

  • ソフトウェアの制限により、Excel の [範囲を読み込む (Read Range)] アクティビティで表示形式が通貨に設定されたセルの値を読むとき、小数点以下の部分は最大 4 桁までしか取得できません。

  • ソフトウェアの制限により、[Python スクリプトを実行 (Run Python Script)][Python スクリプトをロード (Load Python Script)] アクティビティ実行時、デフォルト設定として Python アクティビティパックのインストール場所がスクリプトの実行ディレクトリとして使用されます。この問題の回避方法については、[Python スクリプトをロード (Load Python Script)] [Python スクリプトを実行 (Run Python Script)] を参照してください。

  • Orchestrator から [ユーザー入力をブロック (Block User Input)] アクティビティを使用するプロセスを実行する際、[ロボット実行プログラム (Robot Executor)] の権限不足によりユーザー入力がブロックされないことがあります。詳細および回避方法については、こちらを参照してください。

  • [ホームに移動 (Go Home)] アクティビティは、Internet Explorer に対して実行した場合にのみユーザーが指定したホームページに移動します。その他のブラウザでは、https://www.google.com に移動します。

  • [Excelアプリケーションスコープ (Excel Application Scope)] アクティビティの [CurrentWorkbook] および [CurrentWorksheet] プロパティフィールドは、表示されなくなりました。

  • [Excelアクティビティ (Excel Activities)] パッケージのワークブック系のアクティビティ使用時、Microsoft Excel 2010 で作成されたパスワード保護付きのファイルを開くとエラーがスローされます。この問題を回避するため、[Excelアプリケーションスコープ (Excel Application Scope)] アクティビティの使用をお勧めします。

ローカライゼーション

  • マシンが日本語版の Windows OS を実行している場合、使用している .Net Framework のバージョンに合った日本語言語パックをインストールしてください。これは、日本語で Studio を実行するための要件です。

  • エラーツールチップのプロパティ名はローカライズされていません。

  • Microsoft アクティビティ (System.Activities.Statements) のボディ内のプロパティは、コードの制約によりローカライズできません。

  • [式エディター (Expression Editor)] のウィンドウ表示は、完全にはローカライズできません。

  • Windows 7 OS を実行しているマシンにおいて、Studio のバックステージビューの UI Explorer の一部が日本語化されていません。

  • [変数 (Variables)][引数 (Arguments)] のプロパティ名はローカライズされていません。

  • [繰り返し (コレクションの各要素) (For Each)] アクティビティの TypeArgument のプロパティ名はローカライズされていません。

セットアップ

  • UiPath スイート全体が一台のマシンにインストールされている場合に、古いバージョンから v2018.3 にアップデートするには、まず Orchestrator をアップデートした後に、 Studio と Robot のアップデートをする必要があります。最初に Studio を v2018.3 にアップデートしてしまうと、Orchestrator のインスタンスが削除されてしまいます。この作業は、インストーラーのアップグレードコードの変更により必要となったもので、今後他のアップデートを実施する際には不要です。


バグ修正

Orchestrator

      • 組織単位の多い Orchestrator インスタンス上での、ユーザーの追加または編集のパフォーマンスが向上しました。

      • 現在認証されているユーザーが持つ権限のみを返すように、/Permissions エンドポイントを修正しました。

      • IANA 標準に変換できないタイムゾーンを含む POST リクエストを /odata/Settings/UiPath.Server.Configuration.OData.UpdateBulk エンドポイントに実行すると、Orchestrator が正常に動作しない問題を修正しました。

      • Swagger のドキュメントに /api/account/authenticate および /api/RobotsService/GetAssociatedProcess エンドポイントが正しく表示されない問題を修正しました。 機能自体の変更はない点にご留意ください。

      • 未認証のユーザーがリクエストを行った場合、 以前は /odata/Users/UiPath.Server.Configuration.OData.GetCurrentUser() エンドポイントは 200 OK のレスポンスを返していましたが、204 No Content を返すよう修正しました。

      • 以前は、認証済みユーザーは Transactions.View 権限を持っていなくても /odata/QueueDefinitions(Id)/UiPathODataSvc.Reports エンドポイントに GET リクエストを行うことが可能でしたが、現在この権限は必須となりました。

      • API から複数のロボットごとのアセットを作成し、それを UI から編集しようとすると、Orchestrator が応答を停止することがありましたが、この問題は修正されました。

      • GetCurrentUser エンドポイントがテナント名を返さない問題を修正しました。

      • Tenants({Id}) エンドポイントへの GET リクエストが最終ログイン時刻を返さない問題を修正しました。

      • ChangePasswordForgotPassword、 および RegisterTenant などのアカウントのパスワードを変更するエンドポイントが適切に使用されていない場合は、400 Bad Request メッセージを返すよう修正しました。

      • Orchestrator API を使用して、指定した Active Directory に含まれていない新規ユーザーを作成した場合、不正な HTTP ステータスが返されていましたが、400 Bad Request を返すよう修正しました。

      • expandselect OData オプションが /odata/QueueItems(Id) エンドポイントで正しく動作しない問題を修正しました。

      • /odata/QueueDefinitions(Id) エンドポイントに、説明以外のパラメーターを変更する PUT リクエストを行うと、プロパティを修正できないにも関わらず 200 OK が返されていましたが、409 HTTP ステータスコードを返すよう修正しました。

      • Orchestrator をポート 80 でインストールした際、サイトを開始することができませんでした。これは IIS の制限事項であるため、Windows インストーラーに検証処理を追加し、この値を入力できないよう修正しました。

      • Azure インストールスクリプト (Publish-Orchestrator.ps1) の -package および -publishSettingsPath パラメーターが相対パスを受け入れない問題を修正しました。

      • Orchestrator のセカンダリーノードへのサイレントインストール (/Q) がサポートされるようになりました。

      • Publish-Orchestrator.ps1 スクリプトのパラメーターから Elasticsearch の資格情報を追加することができませんでしたが、今回新しいパラメーターが追加されました。詳細については、こちらを参照してください。

      • インストール時に Elasticsearch の詳細情報を入力していないにもかかわらず、Elasticsearch が web.config ファイルにログターゲットとして追加されていました。 その結果、ログページでログに記録されたメッセージを確認することができませんでしたが、今回この問題が修正されました。

      • Orchestrator でパッケージを削除すると、その旨が [監査データ (Audit Data)] の詳細 ウィンドウに表示されますが、ここに削除したパッケージのバージョンも表示されるようになりました。

      • 2 つの異なる組織単位で同じパッケージを使用していた場合に、アクティブなパッケージを削除できてしまう問題を修正しました。 この問題は、このパッケージが非アクティブとなっている組織単位からは削除できてしまうことから発生していました。

      • ユーザーがログオフした後再度ログオンすると、Robot トレイにプロセスが表示されなくなる問題を修正しました。この問題は、Orchestrator に接続された Attended ロボットにのみ発生していました。

      • Orchestrator のマルチノード環境上のパッケージが、アップロード元のノード上にしか表示されない問題を修正しました。

      • 外部フィードからセキュアな内部フィードに切り替えると、パッケージのダウンロードおよび使用ができなくなる問題を修正しました。

      • API キーで保護された外部の MyGet フィードを使用している際に、パッケージの非アクティブなバージョンを削除できないことがありましたが、この問題を修正しました。

      • [既定の From メールアドレス (Default From Address)] フィールドと [既定の From 表示名 (Default From Display Name)] フィールドに対する変更が保存できない問題を修正しました。 この問題は、保存後に確認メッセージが表示されるにもかかわらず、発生していました。

      • ホストレベルの [設定 (Settings)] ページで変更を加えると、既にタブ自体で変更を保存していても、再度保存するかどうか確認される問題を修正しました。

      • データベース上で同じイベントに対するアラートが 2 つ生成され、複数のアラートメールがトリガーされ、強制的に送信される問題を修正しました。

      • メールでの警告を設定する際に、[既定の From 表示名 (Default From Display Name)] フィールドが組み込まれず、受信メールに名前が表示されない問題を修正しました。

      • [テナント作成 (Become a Tenant)] ページの [パスワードの確認入力 (Confirm Password)] フィールドにおいて、パスワードの長さの検証が正常に実行されないことがありましたが、この問題を修正しました。

      • 認証された Orchestrator セッションがログアウト時に正しく終了されない問題を修正しました。 これにより、以前使用したユーザーアカウントでも、次回のログインで認証されるようになりました。この問題は、ブラウザのクッキーをあらかじめクリアしていた場合にも発生していました。

      • ライセンスされていないために有効なランタイムが残っておらず、ペンディング状態のジョブがあるロボットやマシンに対して、[ジョブの詳細 (Job Details)] ウィンドウにメッセージが表示されるようになりました。

      • 期限切れのライセンスをアップロードすることができなくなり、アップロードしようとしてもエラーメッセージが表示されるようになりました。

      • [設定 (Settings)] ページ上の権限によるライセンスページへの影響はなくなりました。新しい権限が一式追加されました。詳細については、こちらを参照してください。

      • [設定 (Settings)] ページの [アプリケーション (Application)] タブに 2000 文字を超えるカスタムタイトルを入力すると、エラーメッセージが表示され、ページが応答を停止する問題を修正しました。メッセージは保存をクリックした後にのみ、ホストレベルでのみ表示されます。

      • メールの設定が適切に行われていない場合、ユーザー作成または更新時の確認メールの送信に失敗しても、イベントビューアーに記録されなくなりました。

      • マシンテンプレートの名前がプロビジョンしたマシンの名前と同じ場合、このテンプレートからフローティングロボットに接続文字列で接続できるようになりました。

      • 最初に [ロボット (Robots)] のページを更新しないと、ロボットのステータスが適切にアップデートされないことがありましたが、この問題を修正しました。

      • NuGet サーバーが v3.1.2 にアップグレードされ、例外処理が改善されました。これにより、ネットワーク接続に関する問題の発生が防止されます。

      • AD (Active Diretory) アカウントを使用してログインし、その後一度ログアウトした後に再度ページにアクセスしようとすると、ログインページではなくアクセス禁止エラーページが表示される問題を修正しました。

        • 以下のドロップダウンはアルファベット順に配置されるようになりました。

・[監査証跡 (Audit)] ページの [ユーザー (User)] フィルター

・[トランザクション (Transactions)] ページの [ロボット (Robot)] フィルターおよび [レビュー担当者 (Reviewer)] フィルター

・[レビュー要求ページ (Review Requests)][ロボット (Robot)] フィルター

・[レビュー担当者を割り当て (Assign Reviewer)] ウィンドウの [レビュー担当者 (Reviewer)] フィルター

      • スケジュールに対して定義された複数のロボットのうちの 1 つを Attended に変更した後でも、ロボットの数が正常に更新されるようになりました。

      • Shift キーによる複数選択が正常に機能しない問題を修正しました。

      • ユーザー追加のページの [ユーザー名 (Username)] フィールドに入力し、Tab キーを使用して [ロール (Roles)] のドロップダウンリストまで移動すると、エラーメッセージが表示される問題を修正しました。 エラーメッセージは、Enter キーの押下後にのみ表示されていました。

Robot

  • 分離プロパティの値が True である [ワークフローファイルを呼び出し] アクティビティを使ってワークフローを呼び出すジョブの実行を、Orchestrator からキャンセルすると、まれにエラーが返され、かつこのジョブは成功でなく失敗とマークされてしまう問題を修正しました。

  • ディスク容量の少ないマシン上で Orchestrator からジョブを開始すると、パッケージのダウンロードを最後まで完了できずエラーがトリガーされますが、この状況は十分なディスク容量を確保してから再実行しても解消しませんでした。今回の修正により、ロボットは破損したまたは不完全なパッケージを適切に判断し、ジョブの開始前に正しいパッケージをインストールするようになりました。

  • 複数の高密度ロボットで動作するスケジュールされたジョブのプロセスを Studio、Robot トレイ、または Orchestrator から停止すると、プロセスが異常終了することがあった問題を修正しました。

  • Chrome または Firefox 上で表示されていないウェブページの要素に対して [クリック (Click)] アクティビティが動作しない問題を修正しました。

Studio

  • Internet Explorer で入れ子の表をスクレイピングしようとすると、データスクレイピングウィザードでエラーが発生する問題を修正しました。

  • 拡張子が大文字 (.XAML) のワークフローがプロジェクトパネルに表示されない問題を修正しました。

  • Studio を開いた状態で Robot を Orchestrator にインストールしてデプロイした場合、Robot と Orchestrator 間の接続を正しく認識させるために Studio を再起動する必要がありましたが、この問題を修正しました。

  • 日本語、中国語およびロシア語の特殊文字を含む名前がついたプロジェクトが Orchestrator に パブリッシュされない問題を修正しました。

  • UI Explorer で追加の Active Accessibility 名 (aaname) の属性を追加すると、 [ブラウザーにアタッチ (Attach Browser)] アクティビティ内のセレクターが無効になる問題を修正しました。

  • UI Explorer で text 属性を追加するとチェックボックスのセレクターが無効になる問題を修正しました。

  • 特定の Web ページから相対要素を選択すると、UI Explorer のセレクターが無効になる問題を修正しました。

  • Firefox 54 でのみ発生した、ウェブページでウェブレコーディングを使用してボタンを選択すると、 [クリック (Click)] アクティビティではなく [文字を入力 (Type Into)] アクティビティがトリガーされてしまう問題を修正しました。

  • [アンカーベース (Anchor Base)] に含まれているアクティビティを使用してブラウザの UI 要素を再選択すると、Studio が応答しなくなる問題を修正しました。

  • 作業コピーの .svn サブディレクトリを Orchestrator にパブリッシュすると .nupkg パッケージから除外される問題を修正しました。

  • ワークフローの実行がブレークポイントに達した後に変数を作成すると、Studio がクラッシュする事態が発生していました。今回、デバッグ中は Studio の全てのパネルが読み取り専用モードになるよう修正しました。

  • cmd を使用して Firefox 拡張機能を有効化し、 UiPathStudio.exe のインスタンスをアンインストールすると Studio の再インストールができなくなる問題を修正しました。

  • 相対ターゲットを用いた部分セレクターの検証を実行すると、セレクターからノードが一つ切り捨てられ、UI Explorer と [セレクターエディター (Selector Editor)] がクラッシュする問題を修正しました。

  • UI Explorer のビジュアルツリーでノード属性またはセレクターによる検索を実行すると、時々無効な結果が返される問題を修正しました。

  • アクティビティの [プロパティ (Property)] パネル内のフィールドに Ctrl + K ホットキーを使用して変数を作成した後、 Enter を押下せずに別のフィールドに移動すると変数の作成が失敗する問題を修正しました。

  • TFS リポジトリに接続して [プロジェクト (Project)] パネルを再読み込みした後に [最新バージョンを取得 (Get Latest Version)] オプションを使用すると、過去にローカルディレクトリから削除されたファイルが復元されない問題を修正しました。

  • マシンがインターネット接続されていないと [パッケージマネージャー (Package Manager)] にローカルフィードが追加できない問題を修正しました。

  • [レコーディング (Recording)] ウィザードで [パスワードを入力 (Type Password)] を使用する際、ワークフローを保存するとパスワード変数が 1 つではなく 2 つ作成される問題を修正しました。

  • [ウェブレコーディング (Web Recording)] ウィザード内で [文字を入力 (Type Into)] アクティビティを使用すると、フォーカスが入力フィールドに移動しない問題を修正しました。

  • [実行 (Execute)] タブを開いている時にデバッグが停止すると、[デザイナー (Designer)] パネルがページトップまでジャンプする問題がよく発生していましたが、この問題を修正しました。

  • デバッグ中に呼び出したワークフローで [ステップイン (Step Into)] を使用すると、 [ローカル (Local)] パネルが空白のままになってしまう問題を修正しました。

  • Active Accessibility 機能が有効になっている Windows Explorer 内の UI 要素を検出しようとすると、 UI Explorer が時々応答しなくなる問題を修正しました。

  • 分離したワークフローを呼び出し、デバッガで [ステップイン (Step Into)] または [ステップオーバー (Step Over)] を使用すると、時々デバッガが動作しなくなる問題を修正しました。

  • ユニバーサル検索バーを使用すると、アクティビティライブラリおよび プロジェクトパネルのレイアウトが時々崩れる問題を修正しました。

  • 入力アクションをレコーディング中に、入力フィールドに特殊キーが表示されない問題を修正しました。

UI 自動化

  • UI Explorer が、タブ付き Java アプリケーション内の UI 要素を時々正しく認識しない問題を修正しました。

  • [項目を選択 (Select Item)] を Internet Explorer のドロップダウンメニューに使用すると、例外をスローする問題を修正しました。

  • Chrome または Firefox が複数のウィンドウ(タブではなく)で動作している際に、ウェブページ内の UI 要素を選択すると UI Explorer が応答しなくなる問題を修正しました。

  • Microsoft Dynamics AX アプリケーションに対応するセレクターの生成中に、同アプリケーションが応答しなくなる問題を修正しました。

  • Chrome および Firefox 拡張機能を使用すると、特定のウェブページにおいて一部の UI 要素に対するセレクターが正しく生成されない問題を修正しました。

  • Windows 10 Pro を使用しているマシンのメモ帳内で UI コントロールを選択すると、エラーが返される問題を修正しました。

  • UI Explorer を使用して Silverlight アプリケーションからセレクターを取得する際、タスクバーに SLBroker ウィンドウが 2 度表示されることがごくまれにありましたが、この問題を修正しました。

アクティビティ

  • Newtonsoft 10.0.3 への依存関係を持つワークフローで、このアセンブリ内の型を使用する特定の式が含まれているワークフローを実行しようとした際に、エラーメッセージが表示される問題を修正しました。

  • [範囲を読み込む (Read Range)] アクティビティを実行すると、最初の行が空欄のワークシートを正しく読み取れない問題を修正しました。

  • ワークブックの [範囲を読み込む (Read Range)] アクティビティが、ハイパーリンクを含むセルの値を正しく読み取れない問題を修正しました。

  • Python スクリプトのエラーが Studio に正しく表示されない問題を修正しました。

  • [SMTP メールメッセージを送信 (Send SMTP Mail Message)] アクティビティでメールを転送すると、対象の受信者に送信されない問題を修正しました。

  • プロセス実行中に Microsoft Outlook が応答を停止した場合、 [Outlook メールメッセージを取得 (Get Outlook Mail Messages)][Outlook メールメッセージを移動 (Move Outlook Mail Message)] および [Outlook メールメッセージを送信 (Send Outlook Mail Message)] アクティビティにより Robot がフリーズする問題を修正しました。

  • [SMTP メールメッセージを送信 (Send SMTP Mail Message)] アクティビティでメール送信時に認証に失敗し、エラーをスローすることが時々ありましたが、この問題を修正しました。

  • [Exchange メールメッセージを送信 (Send Exchange Mail Message)] アクティビティで共有メールフォルダからメールを送信に、 [送信元 (From)] プロパティおよび [名前 (Name)] プロパティを設定しても、ユーザーがドメイン内の他のユーザーのアドレスでメールを送信できない問題を修正しました。

  • [Exchange メールメッセージを取得 (Get Exchange Mail Messages)] アクティビティが、受信ボックス以外のフォルダーから共有アカウントのメールを取得できない問題を修正しました。

  • Excel の [範囲に書き込む (Write Range)] アクティビティが GenericValue 値を含む DataTable 変数を処理する際に、エラーをスローする問題を修正しました。

  • [データテーブルを構築 (Build Data Table)] アクティビティを使用して GenericValue コラムを含むデータテーブルを作成すると、エラーがスローされる問題を修正しました。

  • [列を読み込む (Read Column)] アクティビティで、最大行数である 1,048,576 行を含むスプレッドシートを読み込むと、最初の行しか読み取れない問題を修正しました。

  • [ブラウザーを開く (Open Browser)] アクティビティを実行すると、時々 Internet Explorer でウェブページが開けない問題を修正しました。

  • [HTTPリクエスト (HTTP Request)] アクティビティを実行すると、時々ヘッダーパラメーターが削除される問題を修正しました。

  • [アセットを設定 (Set Asset)] アクティビティを含むプロセスを Orchestrator に接続されているマシンで実行中にネットワーク接続が失われると、このプロセスのジョブの状態が実行中のままになる問題を修正しました。

  • 実行時に、 [入力ダイアログ (Input Dialog)] ウィンドウが最小化されて表示される問題を修正しました。

  • [データテーブルを生成 (Generate Data Table)] アクティビティを実行すると、結果テーブルにセパレーター (Space, Tab, NewLine) が正しく表示されないという問題を修正しました。

  • [文字列を追加書き込み (Append Line)] アクティビティの [ファイル名 (FileName)] プロパティフィールドにファイルを設定すると、ユーザーにファイルを書き換えるか尋ねるメッセージが生成される問題を修正しました。