リリースノート

リリースノート

UiPath v2018.4.4

公開日: 2019 年 2 月 28 日 バージョン: 2018.4.4

更新内容

スケーラビリティ

Studio の Backstage ビュー、またはコマンドラインユーザーインターフェイスから [プロジェクト依存関係一括更新 (Project Dependencies Mass Update)] ツールを使用して、ローカルまたはソースコントロールリポジトリに保存されているすべての自動化プロジェクトの依存関係およびランタイムルールを一度に更新することができます。変更後のプロジェクトはローカルに保存したり、ソースコントロールリポジトリにチェックインすることができるほか、Orchestrator やカスタムフィードにパブリッシュすることが可能です。[プロジェクト依存関係一括更新 (Project Dependencies Mass Update)] ツールの詳細については、こちらを参照してください。

新たに一括更新機能が追加され、パッケージ管理が簡単にできるようになりました。これからは、Orchestrator で複数のプロセスを一度に短時間で更新できます。詳細については、こちらを参照してください。

改良点

UI Automation

v18.4.4の UI Automation パッケージの主な改良点の 1 つとして、UIA セレクターが Edge でもサポートされるようになりました。

Orchestrator

Orchestrator のドロップダウンリストが改良され、スクロールバーが使えるようになりました。環境が複雑な場合でも、スクロールバーを使用して既存のすべての項目を閲覧することができます。コンテンツが動的にロードされるため、いつでも特定の入力項目を検索できます。

web.configAuth.RememberMe.Enabled パラメーターを使用して、[ログイン (Login)] ページの [このアカウントを記憶する (Remember Me)] チェックボックスを表示させるかどうかを設定することができるようになりました。詳細については、こちらを参照してください。

web.configProcesses.TriggerUpdateRefresh パラメーターが追加され、[プロセス (Processes)] ページの更新によりトリガーされる SignalR イベントを生成するか否かを設定できるようになりました。v2018.3 未満のロボットとの後方互換性を確保するには、このパラメーターを True に設定する必要があります。詳細については、こちらを参照してください。

認証クッキーと連携して動作するブラウザーベースのタイマーを追加しました。ユーザーが何もイベント (マウスまたはキーボード操作) を開始しない限り 、web.config 内の Auth.Cookie.Expire パラメーターに従ってセッションが終了されます。

Orchestrator の非アクティブなアカウントを手動で無効化する手間を省くため、PowerShell スクリプトを導入しました。このスクリプトは、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズが可能で、非アクティブな期間の上限を希望の値に設定できます。UiPath の GitHub 公開リポジトリ (こちら) にて入手可能です。このスクリプトは、テナント管理者に対しては機能しないため、ご注意ください。

/odata/Robots(Id) エンドポイントに PATCH リクエストを実行すると、パスワードやユーザー名を入力しなくても特定のロボットの詳細を簡単に変更できます。

ロボットと Orchestrator 間の通信をよりセキュアにするため、web.config パラメーターである Scalability.SignalR.AuthenticationEnabled を追加し、通信に既定のクッキー機構を使用するか、SignalR 認証 WebSocket を使用するかを設定できるようにしました。本機能 (ロボットの SignalR 認証) を有効化すると、v2018.4.3 未満のロボットではジョブを実行できませんので、ご注意ください。詳細については、こちらのページを参照してください。

Orchestrator API での特殊文字の解析方法をコントロールできるよう、web.config ファイルに OData.BackwardsCompatible.Enabled パラメーターを追加しました。詳細については、こちらを参照してください。

セットアップ

オフラインで使用するユーザーに向けた改良点として、デプロイプロセス中にロボットの既定のオンラインフィードを無効にできるようになりました。これにより、インターネットへのアクセスがない制限された環境においても、コマンドラインからシームレスなインストールプロセスが容易に行えます。詳細については、こちらを参照してください。

また、UiPathStudio.msi インストーラーのコマンドラインを通じて、Studio とロボットに対して、自動化プロセスの保存場所を構成できるようになりました。この機能により、固定環境へのデプロイメントおよびホットシート (共有デスクトップ環境) シナリオのいずれにも適用できる、カスタマイズ可能なアーキテクチャをご提供します。新しく追加された PACKAGES_FOLDER パラメーターの詳細や、大規模展開しているロボットでの使用方法については、こちらを参照してください。

加えて、こちらに記載されているように、UiPathStudio.msi インストーラーでは、わずか数クリックで簡単に Citrix クライアントの拡張機能をセットアップできるようになりました。コマンドラインで使用したい場合は、こちらの記載を参照してください。

さらに、UiPathStudio.msi のコマンドラインを使用して、インストール時にユーザー独自のアクティビティフィードを追加することができるようになりました。この CUSTOM_NUGET_FEEDS 引数の詳細や環境設定への使用方法については、こちらを参照してください。

Azure と Orchestrator 間の連携をさらに向上させるために、新しく追加された activitiesPackagePath パラメーターを使用することで、インストール時にご利用の Azure 環境内のローカルアクティビティフィードを直接指定することができるようになりました。この機能をサポートするため、UiPathOrchestrator.zip 内のすべてのアクティビティを含むアーカイブ UiPathActivities.zip も追加しました。このパラメーターの使用方法の詳細については、こちらを参照してください。

UiPathPlatformInstaller.exe を使用して、ユーザーの選択した Citrix 環境内に UiPath リモートランタイムを設定できるようになりました。詳細については、こちらを参照してください。

UiPathPlatformInstaller.exe にロシア語が追加されました。これにより、インストール直後からロシア語の UI を使用できるようになりました。

互換性が損なわれる変更

Orchestrator

  • /odata/Robots(Id) エンドポイントへの PUT リクエストを行う際は Username パラメーターの入力が必須となりました。

UI Automation

  • v1.3 ~ v1.6 の Java アプリケーションの場合、[構造化データを抽出 (Extract Structured Data)] アクティビティを使用しても、アクティビティがデータを返しません。これは互換性が損なわれる変更を引き起こす可能性があるため、Java を新しいバージョンにアップグレードすることを推奨します。


既知の問題

Studio

  • [フロースイッチ (Flow Switch)] アクティビティを使用した際に [プロパティ (Properties)] パネルから TypeArgument プロパティを変更すると、フローチャートの矢印線に不具合が生じ、矢印線が正しく表示されなくなります。

Robot

  • Windows サービスとしてインストールされたロボットは、パッケージをインストールしようとする際に、対応する Packages フォルダーが別のマシン上にある共有フォルダーである場合はパッケージをインストールすることができません。この場合、ロボットをユーザーモードでインストールする必要があります。詳細については、こちらを参照してください。

Orchestrator

  • 無効な cron のスケジュールがある状態で Orchestrator インスタンスを v2018.1.x または v2018.2.x から v2018.4.x にアップグレードすると、スケジュールが正常に機能しなくなります。この問題は Quartz.NET の認証コード内の変更によるものです。cron 式が有効であることを確認してから環境を更新してください。


バグ修正

Robot

  • -f コマンドでプロセスを実行しようとしても、Orchestrator のアクティビティフィードが使用されない問題を修正しました。

  • 必要な依存関係がローカルまたは NuGet ダウンロードフォルダー内に存在しない場合に、Pack コマンドがエラーを返す問題を修正しました。

UI Automation

  • [クリック (Click)] アクティビティが、ウェブページ上に表示されていない要素を正確に検出できないことがある問題を修正しました。

Orchestrator

  • Windows からサインアウトすると、実行中の unattended ジョブがすべて停止し、「正しくないパスワード」のエラーが表示される問題を修正しました。この問題は、 LoginToConsole パラメ―タ―があらかじめ True に設定されていた場合にのみ発生していました。

  • [テナント (Tenant)] ページ内の [割り当て (Allocate)] ボタンをクリックすると、ごくまれにエラーメッセージが表示されページがリフレッシュされる問題を修正しました。

  • スケジュール編集のウィンドウで選択されているプロセスとは異なるプロセスを選択しても、 [更新 (Update)] ボタンが有効にならない問題を修正しました。この問題は、特定のロボットに対してあらかじめ有効化されていたスケジュールに対してのみ発生していました。

  • Orchestrator API に対して無効なリクエストを行うと、レスポンスとしてスタックトレースの情報が表示される問題を修正しました。

  • Orchestrator に対して影響のあるセキュリティの脆弱性を発見し、修正しました。これに関連して、System.Security.Cryptography.Xml ライブラリは v4.4.2 にアップグレードされました。

セットアップ

  • オフライン環境でのスムーズな操作を実現するために、アクティビティの依存関係リストがすべてのインストーラーにおいてアップデートされました。このため、インストーラーのサイズが増加していることにご留意ください。


アクティビティのバージョン

以下のバージョンのアクティビティパッケージがインストーラーに含まれており、Studio で新しく作成されるプロジェクトに依存関係として既定で追加されます。

  • UiPath.Excel.Activities - v2.5.1
  • UiPath.Mail.Activities - v1.3.0
  • UiPath.System.Activities - v18.4.2
  • UiPath.UIAutomation.Activities - v18.4.4