リリースノート

リリースノート

UiPath v2018.2

公開日: 2018 年 6 月 11 日 バージョン番号:18.2.2

今年 2 回目のマイナーリリースでは、特に柔軟性拡張性で多くの点が向上しており、ライセンス面に重点を置いています。これまでの新しいバージョンと同様にセキュリティ第一の考え方を維持したため、ユーザーパスワード管理システムに加え、API のさまざまな特殊性に対処しています。

AI の開発において当社が実装した複数のアクティビティでは、ABBYY FlexiCapture エンジンを使用したインテリジェント OCR や、スタンフォード大学の無料の自然言語処理 API による、より優れたテキスト分析が採用されました。また、Python コードが実行できるようになり、データテーブルの操作もより効率的になりました。

DPI (解像度)とズームレベルの処理が依存しないようにするための取り組みが実を結び、RDP (リモートデスクトッププロトコル)セッションにおける Robot に対するテキストの可視性と可読性が向上しました。UiPath 製品に追加されたこれらの機能とほかの機能の詳細につきましては、下記に記載しました。

新機能と拡張機能

Orchestrator

ライセンシング

Orchestrator を通じた Robot のライセンシングは、さらに優れた柔軟性を提供するようになり、さまざまな展開ニーズに対応できるようになりました。

複数のマシンで同じユーザー名を使用している場合、Attended RobotDevelopment Robot に対しては Named User ライセンスを使用することができます。シフト制で作業している場合は、Attended Concurrent Development Concurrent ライセンスモデルが適しているでしょう。この場合、ユーザーが実際に Robot を使用しているときだけライセンスが消費されます。この機能は、必要なライセンスの数を大幅に減らすことができます。

Unattended および NonProduction ライセンスでは、同時に実行できるプロセスの数を定義することができます。このモデルでは、ライセンスの使用状況を明確に把握することができ、PC へのライセンス配布を円滑に管理することができます。

これらの新しいライセンスモデルは、すべて Regutil ツール で利用することができます。ただし、このツールでライセンス情報を抽出する際には、Robot の更新が必要となります。

インターネットを使用せずに作業を行うことがあるユーザーをサポートできるように、Attended Robot のオフラインサポートを導入しました。これにより、これらの Robot は設定した時間の間はライセンスを保持するため、ダウンタイムを減らすことができます。ただし、設定可能な時間には上限があります。

Orchestrator の UI による設定を使いたくないほかのすべての設定と同様に、Robot がオフラインで実行する時間数は API で設定可能です。これは次のエンドポイントの新しいパラメータとして指定します。
/odata/Settings/UiPath.Server.Configuration.OData.UpdateBulk

Robot が実行中の場合は、Robot のユーザー名マシン、およびタイプの詳細を編集することができなくなりました。

また、これまでより幅広い Robot の制御が可能になりました。すべてのタイプの Robot がデバッグできるようになり、Studio で内部を調べたり、ワークフローをデバッグモードで実行したりすることができるようになりました。

専任レビューアのページ

Orchestrator のキュー項目をレビューする際に役立つように、レビューの必要がある項目をまとめて表示するページが追加されました。
このページは、各項目がどのキューに含まれているかに関与しません。

Orchestrator での Attended ジョブ

Attended ジョブのトラブルシューティングが簡単になりました。エージェントが Attended Robot でジョブを開始した場合にも、Orchestrator にログが表示されます。 Attended ジョブの使用状況も、Jobs ページに含まれるようになります。
詳細はジョブについてをご参照ください。

Azure AD SSO のサポート

Azure Active Directory フェデレーションシングルサインオンが実装されました。 シンプルな認証フローを実装できるため、Orchestrator インスタンスを Microsoft Azure に展開する場合に便利です。

パッケージのダウンロード

ある Orchestrator インスタンスから別のインスタンスにパッケージを移行するには大変な手間が伴います。例えばテスト環境から本番環境に移行する場合などが挙げられます。このため、[Package Versions] ウィンドウからパッケージを直接ダウンロードできるようにしました。もちろん、この機能は Orchestrator API からも利用できます。

セキュリティ

Robot と Orchestrator の間の通信が強化され、よりセキュアになりました。Robot は、Orchestrator へのパッケージの公開、およびパッケージのダウンロードに特定の権限が必要になりました。内部フィードと外部フィードは、異なる認証方式を使用します。この機能は v2018.2 Robot と Orchestrator でのみ動作する点にご注意ください。

個別の Orchestrator ユーザー向けに、さらに優れたセキュリティ層を追加しました。最初に Orchestrator にログインするときには、パスワードの変更が必須となりました。この手順の詳細につきましてはこちらを参照ください。

また、パスワードを変更する際にはパスワードの強度に関する要件が表示されるようになったため、何度も入力し直す手間が省けるようになりました。

API

Orchestrator の負荷を軽減するために、API に新しいエンドポイントである StopJobs を追加しました。これにより、Orchestrator に 1 つの要求を送信するだけで、複数のジョブを停止または強制終了できるようになりました。この呼び出しはユーザーインターフェースでも使用されるため、[Jobs] ページのパフォーマンス向上も期待できます。

あるロールがどの権限を持っているかについての情報を取得したい場合には、そのロールの ID を使って問い合わせることができるようになりました。また、PUT 呼び出しと DELETE 呼び出しもできるようになりました。GET の呼び出しの例は、API のマニュアルで確認できます。

新しいプロパティである hasPermissionsGetCountStats エンドポイントに追加され、各 Orchestrator エンティティの権限についてユーザーにより的確に通知します。

ユーザーエクスペリエンスとパフォーマンス

サイズの大きな .csv レポートを効率的にダウンロードできるようになりました。このレポートには、トランザクション項目や、ロボットの一覧、ジョブのログなどが含まれます。これは、Orchestrator が動的コンテンツを圧縮するようになったためです。

また、Robot が何をしているのかが見やすいように、Elasticsearch にログを保存した場合、それらが Logs ページに表示されるようになりました。

Orchestrator のユーザーインターフェース全体のドロップダウンフィルタが再設計され、一貫した表示と効率的なナビゲーションが確保されています。

また、パッケージを手動でアップロードすると、プログレスバーが表示されるようになったため、進捗状況がわかるようになりました。

Robot

Robot バイナリの分割

Robot は4つのコンポーネントに分割され、ServiceExecutorTray Agent、および Command Line Client という独自の実行可能ファイルになりました。Robot の動作は変わりませんので、互換性は損なわれません。

パッケージ処理の承認と認証の変更

UiPath.settings ファイルの場所が、次の条件によって変わるようになりました。

  • Robot は、Windows サービスとして実行中の場合、%ProgramData%\UiPath フォルダーにあり、管理者のみがアクセスできます。

  • Windows サービスとして実行中でない場合、%LocalAppData%\UiPath ディレクトリにあり、各ユーザーが使用できます。ユーザーは別のユーザーの構成設定にアクセスできない点にご注意ください。

任意の DPI とズームレベルのサポート

以前は、非標準 DPI のサポートは限定されていました。一部のワークフローは、Studio で設計されたものとは異なる DPI で正しく実行されませんでした。今回、ワークフローは、設計時の DPI 設定に関係なく実行されるようになりました。

ScaleCoordinates 移行ツール

既存のワークフローによっては、非標準の DPI (例: スケール係数 150%) で設計されており、この場合は DPI が 150% に維持された環境下でのみ正常に実行することができました。任意の DPI をサポートする新しいバージョンでは、ワークフローに保存された古い座標系を、誤って正規化されたものとして認識します。

ScaleCoordinates  ツールは、既存のプロジェクトに保存された座標系を正規化する方法を提供します。たとえば、以前のバージョンの Studio で 150% で保存されたワークフローの座標系を調整し、2018.2 において 100% で実行できるようにします。またこのツールは、正規化されたプロジェクトを調整し、古い Robot を使って非標準 DPI 上で動作するようにするためにも使用できます。

Font Smoothing

RDP セッションでの設計と同じ実行環境を確保するために、[Font Smoothing] プロパティが使用可能になり、Orchestrator からの管理も可能になりました。これにより、Robot の RDP オートメーションセッションで ClearType オプションが使用できるようになり、実行環境が設計と同じになります。

ユニバーサル Windows プラットフォームアプリのサポート

UWP アプリを自動化プロジェクトに完全に統合できるようになりました。UI 要素が認識されやすくなり、セレクターの構築が容易になりました。

NuGet クライアント 4.0

NuGet クライアントがバージョン 4.0 に更新され、NuGet v3 フィードがサポートされるようになりました。これにより、ユーザープロファイルごとに複数のバージョンのアクティビティを使用することができるようにもなりました。このため、いずれかのパックを更新しても、同じマシンを使用する他のユーザーに影響を与えることがなくなります。

プロセスをユーザーごとにインストール

プロセスは、マシン全体 (%PROGRAMDATA%\UiPath\Projects) ではなく、ユーザーごと (%USERPROFILE%\.nuget\Packages) にインストールされるようになりました。以前は、複数の Robot が同時にプロセスを実行していた場合、相対パスの一時ファイルおよび出力ファイルの処理について、一部の Robot で問題が発生することがありました。各 Robot は独自のプロセスインストール先を使用するようになったため、ワークフローで相対パスを使用しても問題は発生しません。

すべてのユーザーによる Verbose トレース

トラブルシューティングをより早く行えるように、Robot の Executor と Service で Verbose トレースを実行できるユーザータイプの範囲を拡大しました。管理者、ローカルユーザー、およびドメインユーザーは、Verbose トレースからメリットを得ることができます。ただし、管理者のみが .etl ファイルに対して低レベルのトレースを開始することができます。

Studio

変数ウォッチャー

ローカルパネルには、プリミティブな型のほかに、より複雑な変数も表示されるようになりました。これにより、どんな変数が使われているのかということに加えてその値をいつでも見ることができ、デバッグが大幅に簡単になります。

GenericValue 変数

GenericValue 型の変数をより活用できるように、この型に一般的な .NET メソッドのほとんどを追加しました。これにより、RPA 開発者の生産性が全体として向上します。

セレクター

セレクターは UI オートメーションの非常に重要な部分であるため、このリリースでは [セレクターエディター] が次のように強化されています。

セレクターを編集しやすくするために、[セレクターエディター]を [ワークフローデザイナー] パネルに表示されるアクティビティ本体から開くことができるようになりました。[Edit Attributes] セクションには、値だけでなく属性名も表示されるようになりました。また、[Edit Selector] セクションを折りたたんでも、[Open in UI Explorer] リンクが隠れなくなりました。

ライセンス

Enterprise ライセンスでアクティベートした場合、.exe インストーラーは自動的に更新されないようになりました。また、1 台のマシン上で複数回のアクティベーションをすると発生するライセンスアクティベーションエラーは、理解しやすいメッセージに修正され、実際に発生している問題について明確な説明が表示されるようになりました。

Java サポート

JavaFX アプリケーションがサポートされるようになり、完全に自動化できるようになりました。

ユーザーエクスペリエンス

StudioUI Explorer および Robot のアイコンが変更され、アプリケーションを切り替えたときに識別しやすくなりました。

パッケージマネージャー

  • 一部のアクティビティパッケージでは、[Package Manager] ウィンドウの [View Project Information] リンクが、対応するページにつながっていませんでした。

アクティビティ

コアアクティビティ

DataTable 変数の操作を強化するために、4 つのアクティビティが新しく追加されました。

  • Lookup Data Table - Excel VLOOKUP 関数にならって作成されたアクティビティで、データテーブル内で相対セルの値を検索します。

  • Filter Data Table - ウィザードで条件を選択し、データテーブルをフィルタすることができます。

  • Sort Data Table - 指定された列の値に基づいて、データテーブルを昇順または降順に並べ替えます。

  • Remove Duplicate Rows - 指定された DataTable 変数から重複した行を削除します。

Core パックに新しい Continue アクティビティを追加しました。これにより、If アクティビティをネストすることなく、For Each ループ内の反復をスキップして処理の流れを整理することができます。

Invoke Workflow File アクティビティに [Timeout] プロパティが実装されました。これにより、ワークフローを呼び出した後に、指定された時間だけ待機できます。このプロパティの既定の設定は無効であるため、このプロパティ追加により互換性が損なわれることはありません。

Get Queue Items アクティビティの [Priority]プロパティはドロップダウンから優先順位レベルを直接選択できるようになり、操作がより直感的になりました。

アクティビティパッケージ

OCR 機能を強化してデジタル化の取り組みをサポートすることができるように、ABBYY FlexiCapture SDK の機能を新しい UiPath.IntelligentOCR.Activities パックに統合しました。このパックには、次のものが含まれています。

  • IntelligentOCR Scope - ABBYY FlexiCapture エンジンを初期化し、全 IntelligentOCR アクティビティを配置するためのスコープを提供します。

  • Classify Document - ABBYY 分類子ファイルと 1 つまたは複数のテンプレートに基づいて、与えられたドキュメントを分類します。

  • Export Document - FlexiCapture ドキュメントを .csv.xml.xls または .json のいずれかの形式にエクスポートします。

  • Get Field - 指定された FCDocument 変数からフィールドを取得し、FCField 変数として返します。

  • Get Table - FCDocument 変数からテーブルを取得し、DataTable 変数として返します。

  • Process Document - FlexiCapture エンジンを使用してドキュメントを処理し、他のアクティビティで使用できる FCDocument 変数に変換します。

  • Validate Document - ABBYY SDK を使用して、FCDocument 変数に含まれている処理済みドキュメントを検証し、同じ形式で返します。

UiPath.Python.Activities は、ワークフローから Python スクリプトを直接実行できるように作成された新しいアクティビティパックです。次のアクティビティが含まれています。

  • Python Scope - Python のアクティビティのスコープを提供するコンテナです。

  • Get Python Object - Python オブジェクト内の値を、ワークフロー内で使用できる .NET の型として取得します。

  • Invoke Python Method - Python スクリプト内にあるメソッドを、ワークフローから指定して直接実行できるようにします。

  • Load Python Script - Python コードを PythonObject 変数に変換します。

  • Run Python Script - Python コードを実行できます。コードをアクティビティに直接入力することも、コードのファイルパスを指定することもできます。

英文ドキュメントの分類と感情分析作業に役立つように、いくつかの新しいアクティビティを通じて Stanford CoreNLP エンジンを Cognitive パックに実装しました。

  • Text Analysis - Stanford CoreNLP 自然言語アノテーションテクノロジーを使用して、指定されたテキストを分析します。

  • Get Components - 文を分析して、各単語とそれに対応する分析済み要素を含む Tuple 変数のリストを返します。

  • Get OpenIE Relations - 文の OpenIE (Information Extraction) の関係を抽出し、Tuple 変数に格納します。

  • Get Sentence Sentiment - 文の感情と感情値を含む Tuple 変数を返します。

IBM Watson Text Analysis アクティビティがベースにしていたサービスが非推奨となったため、機能を維持するためにアクティビティがリファクタリングされました。

FTP アクティビティパックのサポートを終了しました。ただし、これらのアクティビティの新しいバージョンは、Community フィードで入手可能です。また、Windows 資格情報パックがオープンソースになりました。当社の Github リポジトリにご協力頂ければ幸甚です。

アクティビティのバージョン

UiPath Studio のローカルアクティビティフィードには、次のアクティビティのバージョンが含まれます。

  • UiPath.Cognitive.Activities - v2.0.6716.19435

  • UiPath.Database.Activities - v1.1.6660.26865

  • UiPath.Excel.Activities - v2.3.6682.26635

  • UiPath.IntelligentOCR.Activities - v1.0.6725.18428

  • UiPath.Mail.Activities - v1.1.6562.21018

  • UiPath.PDF.Activities - v1.1.6732.21973

  • UiPath.Python.Activities - v1.0.6716.23055

  • UiPath.Terminal.Activities - v1.1.6464.20815

  • UiPath.WebAPI.Activities - v1.1.6479.13209

  • UiPath.Word.Activities - v1.1.6479.13205

セットアップ

UiPathOrchestrator.zip アーカイブにバンドルされている Orchestrator オンプレミスインストールスクリプトまたはアップグレードスクリプトは、非推奨となりました。これらはダウンロードすることができなくなり、Orchestrator インスタンスのインストールやアップデートに使用できません。ただし、Windows インストーラーは引き続き利用可能であり、これを使用してセットアップやマルチノード環境のアップグレードを行うことができます。

また、Azure スクリプトまたは Windows インストーラーのいずれにおいても、インストールプロセス中にすべてのシステムジョブテーブルとスケジュールテーブルも作成または更新されるようになりました。その結果、特にマルチノード環境においては、データベースのパフォーマンスが向上しました。

バグ修正

Orchestrator

  • キューがユニークな参照を使用するかどうかにかかわらず、コメントを変更または削除したら、キュー名が専用の [Audit] ビューに表示されるようになりました。

  • 停止または強制終了したジョブについて、[Audit Data] ウィンドウに Stop Strategy が表示されない問題を修正しました。

  • 手動で開始もしくは停止したジョブについては、ソースと Robot の詳細が [Audit Data] ウィンドウに表示されない問題を修正しました。

  • Firefox または Internet Explorer を使用して Orchestrator でトランザクションコメントを編集した場合、監査証跡が 2 回記録される問題を修正しました。

  • ユーザーを削除すると、そのユーザーが実行したアクションを[Audit] ページで確認したとき、そのユーザーの名前が表示されない問題を修正しました。

  • エンドポイント/api/RobotsService/SubmitHeartbeat/api/RobotsService/SubmitJobState、および /odata/Settings/UiPath.Server.Configuration.OData.GetServicesSettings を確認するためのライセンスキーの認証ヘッダー X-ROBOT-LICENSE が追加されました。

  • NuGet.Packages.ApiKey および NuGet.Activities.ApiKey パラメータは、この機能を提供するフィードを組み込むことができるように、任意の文字列をサポートするようになりました。

  • API を使用すると、Per Robot のアセットに同じ Robot のアセットを複数追加してしまうことが可能でしたが、それができないように修正されました。

  • Robots エンドポイントに PUT リクエストをするとき、同じユーザー名と null または空のパスワードを送信した場合には、その Robot ユーザー名とパスワードは更新されないようになりました。新しいユーザー名が null または空のパスワードとともに送信されると、Robot の資格情報が更新され、その新しいユーザー名が使用されるようになります。

  • トランザクションのレビューアに任じられたユーザーは、Queue に対する [View] 権限と、Transactions に対する [Edit] 権限が必要になりました。

  • 新しいユーザー名と空白または null パスワードを使用して Robot を更新しても、データベースから古い認証情報が削除されない問題を修正しました。

  • Per Robot の Asset で Robot を変更した場合、その値は自動的にクリアされます。

  • 資格情報アセットの名前を変更するときには、パスワードも変更する必要がありましたが、この点について修正しました。

  • Internet Explorer において、[Add Robot] ウィンドウの [Runtime] タブで数値フィールドに空白文字を入力できてしまう問題を修正しました。

  • パフォーマンス改善のため、[Add Asset] ウィンドウの [Robots] ドロップダウンリストに表示される Robot の数は 20 個までに制限されました。表示されない Robot を見つけるには、検索機能を使用してください。

  • 1500 台を超える Robot がある大規模な展開で、すべての Robot を同時に強制終了した場合でも、一部の Robot は 3 分経過しても Available と表示されていた問題を修正しました。

  • ログがデータベースの最大負荷に達した場合、Orchestrator が応答を停止していました。現在は、ログによる負荷が Web アプリケーションに影響を及ぼすことはなくなりました。

  • Elasticsearch と Orchestrator の間の接続が非常に遅い場合、重複したログエントリが登録されることがありました。現在は、ログを書き込む仕組みが最適化され、この動作が修正されています。

  • マルチノードの Orchestrator 環境で、[Processes] ページと [Packages] ページの読み込みに時間がかかる問題を修正しました。

  • Azure Web アプリケーションがデフォルトではクラスタにあるため、Orchestrator Azure スクリプトは、デフォルトで、Quartz のクラスターモードがオンの状態でデプロイされるようになりました。

  • トランザクションに [Specific Content] フィールドが入力されていない場合に、このトランザクションにユーザーがコメントしたり、詳細を表示したりできない問題を修正しました。

  • Robot を削除すると、それが処理したトランザクションにはその Robot の名前が表示されなくなる問題を修正しました。

  • テナントの設定で構成を変更するには、[Settings] ページに対する[Edit] 権限が必要になりました。

  • [Settings] ページの [Timezone] の選択が正しく機能しない場合がある問題を修正しました。

  • [Users] ページでユーザーの詳細を編集したとき、修正した内容を表示するには [User Profile] ページを更新する必要がありましたが、この問題を修正しました。

  • 関連付けられているパッケージが削除されたプロセスが Robot トレイに表示され続ける問題を修正しました。

  • [Robots] ページにおいて、Robot を環境名で検索しても見つからない問題を修正しました。

Robot

  • Activities フォルダーが破損している場合、実行に必要なアクティビティを Robot がインストールしないことが原因でワークフローの実行が失敗する問題を修正しました。

  • Robot と Orchestrator の間の通信チャネルが原因で Robot からの応答にかなり時間がかかったり、メッセージサイズが超過するとワークフローが突然終了したりする問題が発生していました。この問題を解決するために、メッセージのデフォルトの最大サイズを 1MB に増加しました。詳細については、こちらを参照してください。

  • 使用できるパッケージがない場合、Robot が古いバージョンのアクティビティパッケージを使用してワークフローを実行する問題を修正しました。指定されたバージョンまたは新しいバージョンが使用できない場合、エラーがスローされるようになりました。

  • Studio 2017.1 で作成されたワークフローを Studio 2018.1 で実行する際に、ワークフローが Orchestrator または Robot エージェント (トレイ) で構成されていた場合には、一貫性のないログレベルが Orchestrator に送信される問題を修正しました。

Studio

  • Community エディション (.exe) でStudio を終了しても、実行されたワークフローを含むフォルダーがロックされたままとなる問題を修正しました。

  • Hover および Click アクティビティで、Internet Explorer、Chrome、Firefox の要素が正しくクリックまたはホバーされない問題を修正しました。

  • まれに、ワークフローの実行が終了した後も Studio が Running 状態のままになることがあった問題を修正しました。

  • バージョン 2017.1.6612 では、特定の Java アプリケーションに対して一貫性のないセレクターが生成されていた問題を修正しました。

  • Oracle ERP アプリケーションを再起動したときに Internet Explorer を再起動しない場合、Oracle ERP アプリケーションの要素の検出が中断される問題を修正しました。

  • Chrome UI オートメーションは、ブラウザーセッションが強制終了してから再起動されると、エラーを返していた問題を修正しました。

  • まれに、Internet Explorer を長い時間実行したままにすると、その要素を正しく認識できなくなることがありましたが、この点を修正しました。

  • VirtualName 属性は、セレクターを構築する上で有益な属性ではないため、セレクターに含まれなくなりました。

  • [Select Target Element] を選択した直後、マウスカーソルを画面の左上隅に移動させると、[Selection Preview] ウィンドウがフィードバックを返さない問題を修正しました。

  • Java 4 および 5 において、一部の UI 要素がさまざまなシナリオで正しく認識されない問題を修正しました。

  • シリアル化可能でない out 引数を含むワークフローを実行すると、エラーが返されていた問題を修正しました。この問題は、[Isolation] プロパティが有効になっているワークフローを起動しようとしたときにも発生していました。

  • Chrome 拡張機能をインストールした後に、chrome://restart コマンドを使用してブラウザを再起動した場合にUI Explorer で Chrome の要素を選択するとエラーがスローされる問題を修正しました

  • ファイル名にドット (「.」) が含まれている.xaml を呼び出すと、このファイル名が正しく表示されませんでした。英字または数字以外のあらゆる文字は、アンダースコア (「_」) に置換されるようになりました。

  • 自動保存の設定を uistudio.exe.config ファイルで変更しても、自動保存の間隔がデフォルトの 30 秒のままとなってしまう問題を修正しました。

  • [セレクターエディター]ウィンドウで動的な要素を含むセレクターを編集した後に UI Explorer に切り替えると、エラーが表示される問題を修正しました。

  • [Expression Editor] ウィンドウでセレクターを編集している間、検証アイコンが表示されない問題を修正しました。

  • UI Explorer で、部分セレクターの [Repair] 機能を使用すると、部分セレクターが完全セレクターに変換される問題を修正しました。

  • Microsoft Excel の [オプション] ページにあるドロップダウンリストの要素を選択すると、UI Explorer がクラッシュする問題を修正しました。
  • Anchor Base アクティビティ内に配置されたアクティビティのセレクターにおいて要素を指し直すと、[セレクターエディター]ウィンドウが応答を停止する問題を修正しました。

  • [プロパティ] パネルから [セレクターエディター]を開くと、Studio が最小化される点を修正しました。

  • 相対要素を使用したセレクターを検証すると、その属性が失われていました。このことに起因し、いくつかのアプリケーションにおいては UI Explorer が例外をスローする問題も発生していましたが、この点について修正しました。

  • Anchor Base コンテナー内に配置されたアクティビティの相対要素を含むセレクターを UI Explorer で検証しようとすると、エラーがスローされていた問題を修正しました。

  • ファイルエクスプローラの表示が [詳細] または [小アイコン] モードになっていた場合、そのアイコンをレコーダーでクリックすると、Click ではなく Type Into アクティビティが生成されてしまう問題を修正しました。

  • Web Recording ウィザードの Open Browser コマンドが、生成したアクティビティの  [URL] プロパティフィールドの値を自動で設定しない問題を修正しました。

  • 複数のディスプレイが接続されたマシンでは、アクティビティの [Indicate on screen] 機能がスクリーンショットを正しく撮影しない問題を修正しました。

  • レコーディングウィザードでアプリケーションを開こうとすると、生成されたアクティビティの [Application Path] プロパティフィールドの値が自動で設定されない問題を修正しました。

  • UI Explorer で 64 ビットのメモ帳のメニュー項目を選択しようとすると、エラーがスローされる問題を修正しました。

  • Java アプリケーションまたは PDF ファイルのデータをスクレイピングするときに [Data Definition] ウィンドウを開いて閉じると、例外がスローされていた問題を修正しました。

  • [Execution Logs]queueItemReviewStatus ログフィールドが出力されない問題を修正しました。

  • Click アクティビティで、[Position] プロパティに [Center] を設定しても、当該 UI 要素の中心をクリックできない問題を修正しました。

  • [nav up] タグを含むセレクターは、このタグよりも下にある項目がUI Explorer にまったく表示されない問題を修正しました。

  • プロパティフィールドにおいてショートカットキー Ctrl+K を押して変数を作成した際に、Enter を押して変数名を確定する前にフィールドの外をクリックすると、[ワークフローデザイナー] パネルが例外をスローしていた問題を修正しました。

  • [セレクターエディター] または UI Explorer でセレクターをクリアした後 [OK] をクリックしても、その変更が反映されない問題をを修正しました。

  • 一部のアクティビティパッケージでは、[Package Manager] ウィンドウの [View Project Information] リンクが対応するページを表示しない問題を修正しました。

アクティビティ

  • Click アクティビティにセレクターが割り当てられていない場合、Click アクティビティがエラーをスローする問題を修正しました。

  • Windows 10 マシン上の Internet Explorer に対しては、Hover アクティビティが機能しない問題を修正しました。

  • Set Asset アクティビティの [ContinueOnError] プロパティを有効に設定しても、エラー時には例外がスローされる問題を修正しました。

  • サイズが大きい画像を読み込むと Load Image アクティビティが例外をスローしていた問題を修正しました。

  • Add Transaction Item アクティビティに [ContinueOnError] プロパティが表示されない問題を修正しました。

  • Set AssetSet Credential、および Get Queue Items アクティビティは、指定したアセット名で Orchestrator 上のアセットを検索するときに大文字小文字を区別していましたが、区別しないように修正しました。

  • DataTable 変数を作成するときに、Generate Data Table アクティビティが必要以上の列を追加していた問題を修正しました。

  • Break アクティビティを Try Catch アクティビティ内に配置した場合には、For Each アクティビティの実行を中断できない問題を修正しました。

  • Microsoft OCR エンジンは、[ExtractWords] プロパティが選択されている場合、データのスクレイピングに失敗する問題を修正しました。

  • Click アクティビティで [SendWindowMessages] プロパティが選択された状態でアプリケーションのコンテキストメニューを閉じるボタンがクリックされた際にエラーがスローされていた問題を修正しました。

  • Get Queue Items アクティビティの [QueueName] プロパティに 50 文字より長い名前を入力しても、エラーがスローされない問題を修正しました。

  • [レコーディングウィザード]が生成した Type Into アクティビティにパスワードが記録されない問題を修正しました。

セットアップ

  • Orchestrator をインストールするときに、UiPathPlatform.msi ウィザードの [Database Name] フィールドに空白文字を含めた場合はローカルマシンが SQL サーバーホストとして使用されました。空白文字は入力できないように修正しました。

  • v2016.2 からアップデートするときに、コマンドラインインストーラをサイレントモードで使用した場合にはインストールに失敗する問題を修正しました。

  • UiPathPlatform.msi[Database Name] フィールドに検証機能が追加され、次の特殊文字はサポートされなくなりました。空白文字、\/*:?"<>|。また、最大文字数は 123 文字です。

  • web.config ファイルでアクティビティを格納するフォルダのパスをカスタマイズした場合、製品をアップグレードしたときにそのフォルダーには新しいアクティビティが追加されず、既定のディレクトリに追加されていた問題を修正しました。

  • Windows インストーラーを使用して Orchestrator のバージョンを 2017.1 から v2018.1 にアップグレードした場合、インストールフォルダーが C:\inetpub から C:\Program Files (x86)\UiPath に変更されない問題を修正しました。

  • 古いバージョンの Orchestrator からアップグレードするときにカスタムインストールディレクトリを指定しても、古いバージョンをインストールしたときのディレクトリが引き続き使用されてしまう問題を修正しました。

  • Orchestrator をクリーンインストールまたはアップデートすると、Web サイトが正常に稼働していてもイベントビューアーにエラーメッセージが記録されていました。このエラーは記録されなくなりました。

  • Windows インストーラーを使用して Studio、Robot または Orchestrator をアンインストールすると、製品の機能に問題が生じていないのにイベントビューアーにエラーメッセージが記録されていました。このメッセージは記録されなくなりました。

  • 複数の Orchestrator インスタンスを Azure でホストしている場合に Orchestrator の Web サイトを再起動したとき、最初のマシンだけが SQL Server に正常に接続でき、他のマシンはエラーをスローしていました。この問題は、システムジョブとスケジュールテーブルの作成がインストール時もしくはアップデート時に行われるようにすることで修正されました。

互換性が損なわれる変更

Orchestrator

  • /Sessions?$expand=Robots または /Robots エンドポイントを呼び出したときに、LicenseKey パラメータの値が返されなくなりました。この値は、Robot の編集権限を持っている場合に、/odata/Robots(Id) エンドポイントに要求を行ったときにのみ返されるようになりました。

  • Orchestrator システムスケジュール Cron トリガーを編集するには、web.config ファイルで EnableAutomaticMigrations を有効にする必要があります。

Robot

  • UiRobot.exe (コマンドライン) クライアントを使ってプロジェクトを実行するときは、Project.json ファイルを指定することが必要になりました。.xaml ファイルの実行は引き続きサポートされていますが、ワークフローはプロジェクトフォルダー内にある必要があります。

  • Enterprise インストールでは、カスタムアクティビティフィードは、そのユーザーの Studio から開始されたワークフローでのみ使用されます。Orchestrator またはエージェント (ロボットトレイ) から同じマシンでジョブを開始した場合には、Robot が適切なパッケージを取得できません。このようなシナリオを回避するには、アクティビティパッケージを Orchestrator Activity フィードにアップロードする必要があります。

Studio

  • IsNullOrEmpty() メソッドを文字列変数で直接呼び出すことができなくなりました。この問題を回避するには、このメソッドを String.IsNullOrEmpty(stringVariable) に置き換える必要があります。

既知の問題

Orchestrator

    • v2018.2 Orchestrator で v2016.2 Robot をライセンスすることに互換性がありません。新しく柔軟なライセンスモデルを十分に活用するには、UiPath スイート全体を v2018.2 にアップグレードすることをお勧めします。

    • 古いバージョンから v2018.2 にアップデートするとき、高密度ロボットが設定されている場合、マシンごとのランタイム数は自動的に 1 に設定され、そのマシンの Robot の合計数は設定されません。アップデート後に、マシンごとのランタイム数を手動で編集してください。

    • Orchestrator または Robot を v2018.2 にアップグレードした後は、Orchestrator に接続しているすべての Robot マシンで UiPath Robot を再起動する必要があります。

    • Elasticsearch を使用して Robot のログを保存する場合、[Logs] ページに表示できるログの上限は 10,000 エントリとなります。この上限を超えたため表示されないエントリは、検索することで表示させることができます。

    • Orchestrator インスタンスを v2017.1 から 2018.2 にアップデートした場合、監査ログの以前の値と現在の値は更新され、例えデータベースに存在していても [Audit Data] ウィンドウに表示されません。 これは API でも同様です。

Studio

        •  .exe インストーラでインストールした Studio は、ユニバーサル Windows プラットフォームアプリケーションで [Active Accessibility] 要素を選択できません。

        • .exe インストーラでインストールした Studio 2017.1.6612 は、自動では新しいバージョンにアップデートされません。

        • Studio が実行中で Click アクティビティなどが UI 要素に接続している状況において、.exe インストーラーで Studio のアップデートを試みた場合には失敗していました。

        • DPI が異なる 2つのモニターをマシンに接続しているとき、一方のモニターで開いた Chrome をもう一方のモニターに移動させると、当該 Chrome で表示した web ページ上の UI 要素の検出が不正確になります。このような状況では、当該 Chrome ウィンドウを一度最小化してから元に戻すか、あるいは最大化したりリサイズしたりすることをお勧めします。

アクティビティ

      • Select Item アクティビティでドロップダウンメニューを操作しようとするとき、このドロップダウンメニューが先だってクリックされていなかった場合にはエラーがスローされます。