ITR:RPAの国内利用動向と業務自動化の方向性 ~調査結果が示す大企業の現状と課題~

本資料はこんな方におすすめ

  • RPAの適用領域を検討中の方

  • RPAの国内利用動向を知りたい方

  • 全社的なRPAの展開を考えている方

  • RPAの将来性を知りたい方

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「業務の自動化」は、できればよいもの(nice to have)からなくてはならないもの(must have)へ

・デジタライゼーションへの注目

ITRが毎年実施している『IT投資動向調査』では、DXに関わる16の施策テーマを取り上げ、その実施状況を定点観測している。それらのテーマのうち、「業務の自動化」に取り組んでいる企業は、最新の2021年の調査結果で33%に達し、前年の調査結果から9ポイントも上昇した。

・RPAツールの進化

RPAは「デスクトップ作業の効率化のためのツール」という枠組みを超えて、「自動化を実現するためのインフラツールのひとつ」と位置づけられるようになったと考えられる。自動化のスコープは局所的な自動化から、エンド・ツー・エンド(業務の始点から終点まで)を見据えた業務プロセスの全体最適まで拡大している。

・RPA活用領域拡大のカギ

RPAツールの選定においては、コア機能だけでなくその周辺機能も評価することで、自社が目指す自動化の方向性に適合する製品を見極めることが求められる。また、企業の経営者、およびデジタル推進や変革の責任者には、RPAを「個人のためのデスクトップ作用の代替え手段」としてだけでなく、「エンド・ツー・エンドの業務プロセスの最適化を支援する手段」と捉えなおし、デジタルサービスの基盤として位置付けることが重要となる。

目次

  • 第1章「業務の自動化」の重要性

  • 第2章RPAの位置づけと市場動向

  • 第3章RPA活用の実態

  • 第4章RPA活用と自動化の方向性

  • 提言