【対象バージョン】
2016.2, 2017.1, 2018.1, 2018.2, 2018.3, 2018.4.1-2018.4.6, 2019.4.1-2019.4.4
※2018.4.7~, 2019.4.5~, 2019.10, 2020.4 は手順が異なります。ガイドを参照ください。
【免責事項】
本記事は、UiPath Studio ガイド および UiPath Robot ガイド の内容と整合性を保つよう細心の注意を払っておりますが、最新情報でない可能性があります。最新情報につきましては、ガイドの記載を参照してください。また、本記事の内容は予告なく不定期で変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
UiPath Studio / UiPath Robot のスタンドアローン ライセンスのディアクティベーション
Orchestrator に接続していない、スタンドアローンの UiPath Studio ・ UiPath Robot のディアクティベーション方法についてまとめました。
まとめ
UiPath コンポーネント | 手順の概要 | ||||
---|---|---|---|---|---|
UiPath のライセンスサーバーに直接接続できる場合
(オンライン アクティベーションしている場合) |
UiPath のライセンスサーバーに直接接続できない場合 インターネットに接続していない場合 (オフライン アクティベーションしている場合) |
物理的にディアクティベーションできない場合 (ディアクティベーション対象端末の破損、紛失、返却など) |
同一端末に複数のスタンドアローンライセンスがアクティベーションされている場合 |
||
UiPath Studio UiPath Robot |
スタンドアローンライセンス (UiPath Orchestrator 非接続) |
(A) オンライン ディアクティベーション (Regutil.exe コマンドツールを使用する) |
(C) オフライン ディアクティベーション (Regutil.exe コマンドツールを使用する) |
(D) カスタマーサポートに問い合わせ |
(E) すべてディアクティベーションする |
(B) オンライン ディアクティベーション (UiPath ソフトウェアをアンインストールする) |
(F) 一部をディアクティベーションする | ||||
(C) オフライン ディアクティベーション (Regutil.exe コマンドツールを使用する) |
ディアクティベーション
ディアクティベーションとは、UiPathがインストールされている端末で、ディアクティベーション作業が行われ、かつ、弊社ライセンスサーバー上でも、該当するライセンス・端末がディアクティベーション状態になっていることを指します。
一度アクティベーションされたスタンドアローンライセンスは、明示的にディアクティベーションされない限り、ライセンスは消費されたままになります。一般的に、オンライン アクティベーションを実行した場合は、オンライン ディアクティベーションを、オフライン アクティベーションを実行した場合は、オフライン ディアクティベーションを実行する必要があります。
通常、ディアクティベーションが必要なのは、ご利用端末を別端末に切り替える場合になります。
また、 スタンドアローンライセンスを利用している端末の OS を Windows 7 から Windows 10 へのアップグレードをする場合もディアクティベーションが必要となります。詳細は、UiPath ナレッジベース記事「UiPathを利用中の環境をWindows 7からWindows 10へ移行する場合」をご参照ください。
(A) オンライン ディアクティベーション (Regutil.exe コマンドツールを使用する)
【手順】
UiPath Robot ガイド『Regutil を使ったコマンド記述』の deactivate 部分を参照してください。
(B) オンライン ディアクティベーション(UiPath ソフトウェアをアンインストールする
【手順】
(1) Windows の [スタートメニュー] >[設定] >[アプリ] をクリックし、UiPath Studio をクリックし、[アンインストール] をクリックします。
(2) アンインストール完了後、自動的にブラウザが立ち上がり、ディアクティベーションが完了したという英語のメッセージが表示されます。
(C) オフライン ディアクティベーション (Regutil.exe コマンドツールを使用する)
【手順】
(1) コマンドプロンプトを起動します。
(2) 次のようなコマンドを実行して、UiPath RPA Platform がインストールされているディレクトリへ移動します:
(2019 Fast Track の場合)cd "c:\Program Files (x86)\UiPath\Studio\UiPath"
(3) 次のコマンドを実行して、ディアクティベーション証明書を生成し、任意のファイル(例:certificate.txt)に出力します:
regutil.exe get-deactivation-cert /out_file=<出力先ディレクトリ>\certificate.txt
注意:このコマンドを実行した時点で、端末がディアクティベーションされた状態 (ライセンスステータス [-6] ) になります。
注意:このコマンド実行時にエラーが発生した場合にディアクティベーションを継続するには、一度オフラインアクティベーションを実行してからオフラインディアクティベーションを実行してください。
注意:ディアクティベーション証明書ファイルは /out_file で出力先ディレクトリを指定します。/out_file で指定したディレクトリへのアクセス権限がなかったり、ディレクトリが存在しない場合、Windows のシステムエラーが発生し、コマンドの実行が失敗することがあります。その場合、出力先ディレクトリへのアクセス権などを確認後、一度オフラインアクティベーションを実行してからオフラインディアクティベーションを実行してください。
出力先ディレクトリを指定しない場合、ディアクティベーション証明書ファイルの内容はコマンドプロンプト画面に出力されます。出力結果を任意のテキストファイル(例:certificate.txt)に保存してください。指定しない場合のコマンド例:regutil.exe get-deactivation-cert
(4) 生成されたファイルを、何らかの媒体(メール、USBメモリ等の外部記憶装置、他)でネット接続端末に移動します。
(5) ネット接続端末から以下のディアクティベーション・ポータルにアクセスし、生成されたファイル (certificate.txt) の文字列を張り付けます。
http://support.uipath.com/deactivation
(6)[Deactivate] ボタンを押します。
(7) ディアクティベーション・ポータル 画面上部に [Deactivation Successful] という緑色のリボンが表示されます。このメッセージが確認できない場合、ディアクティベーションは正常に完了していません。その場合は、再度ライセンスをオフラインアクティベーションしてからオフラインディアクティベーションを実行してください。
(8) 次のコマンドを実行してライセンス情報を出力し、license status が [-6]であること確認します:
regutil.exe get-info
注意:(8) の手順まで正常に完了したにもかかわらず、新端末でアクティベーション数超過エラー(Number of allowed activations Exceeded) が発生することがあります。詳細は、UiPath ナレッジベース記事「スタンドアローンライセンスをオフライン ディアクティベーションできない 」をご参照ください。
(D) カスタマーサポートに問い合わせ
注意:UiPath カスタマーサポートでは、端末の破損、紛失、返却などの理由で物理的にディアクティベーションを実行できない場合にディアクティベーションの対応が可能です。
Windows のメジャーなアップデートの影響でデバイス ID が変更してしまっているためにディアクティベーションできない場合も UiPath カスタマーサポートにお問い合わせください。詳細は、UiPath ナレッジベース記事「スタンドアローンライセンスをオフライン ディアクティベーションできない」をご参照ください。
【手順】
次のうちいずれか2つ以上の情報をご提示の上カスタマーサポートにお問い合わせください:
・Device ID
・デバイス名
・アクティベーション時に登録したメールアドレス
UiPath カスタマーサポートお問い合わせ窓口 :
https://www.uipath.com/ja/customer-support
同一端末に複数のスタンドアローンライセンスがアクティベーションしている場合
同じ端末に複数のスタンドアローンライセンスをアクティベーションすると、当該端末に保持されるのは、最後にアクティベーションされたライセンスの情報のみです。
そのため、 regutil.exe get-info コマンドでライセンス情報を出力すると、最後にアクティベーションされたライセンス情報しか出力されません。
しかし、それ以前にアクティベーションされたライセンスもライセンスサーバ上ではアクティベーションされており、明示的にディアクティベーションしない限り、ライセンスは消費されたままになります。
最後にアクティベーションされたライセンス以外のライセンス情報を参照したい場合は、参照したいライセンスのライセンスキーで再度アクティベーション後、regutil.exe get-info コマンドでライセンス情報を出力する必要があります。
端末にそれぞれ次の2つのライセンスがアクティベーションされていると仮定します:
最後にアクティベーションされたライセンス | ライセンス A |
---|---|
最初にアクティベーションされたライセンス | ライセンス B |
(E) すべてディアクティベーションする
(1) regutil.exe の regutil get-info コマンドで最後にアクティベーションされているライセンス情報を確認します。(ここではライセンスAとする)
(2) ライセンス A をディアクティベーション(オンラインまたはオフライン)します。
(3) ライセンス B をアクティベーション(オンラインまたはオフライン)します。
(4) ライセンス B をディアクティベーション(オンラインまたはオフライン)します。
(F) ライセンスAのみをディアクティベーションする
(1) regutil.exe の regutil get-info コマンドで最後にアクティベーションされているライセンス情報を確認 (ここではライセンスAとする)
(2) ライセンス A をディアクティベーション(オンラインまたはオフライン)します。
(3) ライセンス B をアクティベーション(オンラインまたはオフライン)します。
(F) ライセンスBのみをディアクティベーションする
(1) regutil.exe の regutil get-info コマンドで最後にアクティベーションされているライセンス情報を確認 (ここではライセンスAとする)
(2) ライセンス B をアクティベーション(オンラインまたはオフライン)します。
(4) ライセンス B をディアクティベーション(オンラインまたはオフライン)します。
(3) ライセンス A をアクティベーション(オンラインまたはオフライン)します。
注意:スタンドアローンライセンスのアクティベーション方法については、UiPath ナレッジベース記事「UiPath Studio / UiPath Robot スタンドアローン ライセンス アクティベーション方法」をご参照ください。