UiPath社、田辺三菱製薬における価値ある業務の創出を支援

2023年2月24日

~人手では不可能だった業務をUiPathの活用によって実現、デジタル人材の育成にも寄与~

東京発2023年2月24日 - エンタープライズ自動化ソフトウェアのリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は本日、田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:上野 裕明、以下「田辺三菱製薬」)が、自動化プラットフォーム「UiPath」を活用し、人手では不可能だった数々の価値ある業務を創出したことを発表しました。

田辺三菱製薬は、海外にも展開する国内屈指の新薬メーカーで、病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を届けることを目指しています。新薬開発の難易度が年々高まり、「価値ある医薬品」をどう継続的に創出するかが業界でも課題となっているなか、田辺三菱製薬では、デジタル技術を活用することで、新薬の開発と業務生産性の両面で改革を推進、業務生産性の改革に向けて、UiPathを導入しました。

田辺三菱製薬は、2019年のUiPath導入以来、これまでに500を超えるワークフローを作成し、さまざまな業務を自動化してきました。自動化による時間創出効果は 、約 7万時間に達しており、業務効率化において大きな成果をもたらしていますが、その成果は、業務効率化にとどまらず、これまで人手では実現できなかった数々の業務を創出しました。

その1つとして、定年退職予定者への手続き等に関する連絡業務があります。従来、定年退職予定者への連絡は、業務負荷の観点から半年に1回にまとめていました。しかし、担当部署である人事部門には、毎月発生する退職者からの手続き等に関する問い合わせが数多く寄せられ、かえって業務の負荷が高まっていました。そこで、ロボットに退職者の手続き連絡を任せ、それを毎月実施するようにしたことで、業務負荷が激減し、退職者の満足度向上にもつながっています。

また、研究開発分野においては、学会のWebサイトをクロールして更新情報があったら担当者にメールを配信するワークフロー、研究者が作成した多くの報告書をまとめて当局への申請書を作成する業務において、報告書から必要な情報を抽出し、申請書類の作成を補助するワークフローなど、業務に付加価値を与えるようなワークフローを開発しました。

RPAの推進事務局(CoE)は、グループ会社全体の医薬品情報、経理・総務・人事などの管理業務を一点に集約させる田辺三菱製薬プロビジョン株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:後藤 啓)が担いました。当初から、プログラム言語を使わないノーコード・ローコード開発の時代を見据え、現場の社員が対象業務を発掘し自動化する「自走型」体制で導入が進められました。

そのために、推進事務局では、オリジナルの研修メニューを作成、社員の受講を促し、ワークフロー開発のできる人材だけでなく、RPA対象業務を判断できる人材など幅広いデジタル人材の育成に努めてきました。より高度な開発者の育成が求められる段階になった2021年4月からは、UiPath社の協力のもと、高度開発者育成に向けた新しい学習カリキュラムも開発・運用しています。今後は、シニア人材のリスキリング(学び直し)の機会提供も視野に入れ、さらなるデジタル人材の育成と付加価値業務の創出に取り組んでいく予定です。 本事例の詳細は、下記でも公開しています。

https://www.uipath.com/ja/resources/automation-case-studies/mt-pharma2

以上

UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

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