エージェンティックオートメーションが切り開くAIエージェント活用の未来

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エージェンティックオートメーションが切り開くAIエージェント活用の未来

UiPathのソリューション本部では、お客様へのご提案や課題解決に向けたサポートなど、主にプリセールス段階での技術支援を担当しています。企業のご担当者や経営者の皆様と直接お目にかかり、営業とともにお客様の問題解決に取り組んでいるほか、パートナー企業様の販売活動を支援する技術サポートも行なっています。

そうしたプリセールス・エンジニアの中で今後に向けた大きな取り組み課題となっているのが、業務上の意思決定を自律的に行うエージェンティックAIの推進です。今回の記事では3名の若手エンジニアに、UiPathにおけるAI活用の現状と未来について聞きました。

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ソリューション本部 セールスコンサルティング第四部 テクニカルパートナーマネージャー 倉永康博

エージェンティックオートメーションの可能性

UiPathでは、業務自動化にAI機能を組み込んだAIプラットフォームを展開し、お客様の業務効率化に貢献してきました。そして現在、AIエージェント領域において最も注目されている分野の一つがエージェンティックオートメーションです。

これまで様々なRPAツールを使いこなしてきたお客様の中には、RPAや生成AI技術だけでは解決が困難な、ある意味で限界点のようなものを感じられていた方も少なくないと思います。自社内の業務自動化を積極的に推進する中で直面される課題の多くが、このように業務の内容によっては現時点でAIの適用が難しい領域が存在するということに他なりません。

そこでUiPathでは、多くのお客様のご協力を得ながら、非構造化データの解析をはじめとする多様な技術の開発に早期から取り組んできました。その成果の一つが従来のRPAとAIエージェントの組み合わせで実現する「エージェンティックオートメーション」です。

ソリューション本部 セールスコンサルティング第四部 テクニカルパートナーマネージャー 倉永康博は、エージェンティックオートメーションの可能性について次のように話します。

「エージェンティックオートメーションは、自律的にタスクを実行するAIエージェントが、ルールベースに依存しない自律的な意思決定能力を付加することによって、非定型なドキュメントや非構造化データも処理しながら業務プロセスを自動化することができる画期的なソリューションです。これからは、従来対象外だった業務プロセスにもAIテクノロジーを適用し、人間と自然言語で対話する環境も含めて、ごく自然に自動化処理を完遂することが可能になっていきます」

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ソリューション本部 セールスコンサルティング第四部 シニアセールスエンジニア Marcin Wrobel

AIエージェントの実用化を支えるオーケストレーション

また、エージェンティックオートメーションの実現に大きく貢献する「UiPath Maestro」にも、現在大きな注目が集まっています。

UiPath Maestroは、人、AIエージェント、ロボットをBPMNモデリングで可視化し、エンタープライズの複雑な業務プロセスをライフサイクル全体にわたってオーケストレーション、可視化、ガバナンスするプラットフォームです。他社のAIツールとシームレスに連携することはもちろん、全社規模での業務フローを容易に再設計して可視化することができる、オープンなプラットフォームです。

ソリューション本部 セールスコンサルティング第四部 シニアセールスエンジニアMarcin Wrobelは、UiPath Maestroの有用性について次のように説明します。

「AIを活用したDXを進めていく中で、初めのうちは数少ないロボットや生成AIツールを一人で管理していれば良いですが、規模が徐々に拡大するに伴ってその数が数百、数千に増えれば、それらを自動で管理する基盤が必ず必要になってきます。ですが、そのように全社的な規模による最適化を実現できるツールは現時点では極めて限られています。さらにUiPath Maestroのように、ベンダーに特化せずにあらゆるレベルのプロセス一元的に管理できるプラットフォームは、まだ世の中にほとんど存在していないのではないでしょうか」

先進的な企業の中には、すでにエージェンティックAIにも積極的に取り組み、数多くの検証を重ねながら、導入を試行されているところも少なくありません。そうした企業では、AIの本格活用に向けて様々な試行錯誤を繰り返しながら、技術の見極めと整理を急いでいます。UiPathのプリセールス・エンジニアは、そんな皆様に対して、オーケストレーションプラットフォームを中核とした最新の情報と技術基盤を提供しています。

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ソリューション本部 セールスコンサルティング第三部 シニアセールスエンジニア 白石絢子

プリセールス・エンジニアの役割はますます大きくなる

UiPath Maestroは、企業のAI活用をベンダーロックインから開放します。そして、そのようなオープンな環境の中で、プリセールス・エンジニアの果たすべき役割はさらに大きくなっていくものと考えられます。

UiPath Maestroには、システムが動いている中でボトルネックになっている部分を可視化して、改善するための方法を提言してくれる機能が搭載されています。例えば処理に時間が掛かっているプロセスを検証して、その滞留度合いを割り出し、自動で修正していくことなどが可能となります。

ソリューション本部 セールスコンサルティング第三部のシニアセールスエンジニアである白石絢子は、AI運用における効率改善について次のように話します。

「自動化ソリューションをもっと効率的に運用するためのポイントとアプローチ方法を、自律的に発見、修正していくことが、これからのエージェンティックオートメーションでは必須機能になっていくでしょう。私たちは、そうしたツールをお客様に最大限に活用していただくための道標を今後さらに明確に示していきたいと思っています」

エージェンティックオートメーションという最新のAIテクノロジーには無限の可能性が秘められています。またUiPathには、エンジニアが創造力を発揮して新しいことに挑戦できる環境とカルチャーが整っています。白石はUiPathでプリセールス・エンジニアとして働くことの魅力について次のように話します。

「UiPathは“少しの勇気”と“正しい努力”さえあれば、確実に自分を成長させていくことができる会社です。私自身もこの会社で働いてきた6年間でとても強い人間になれたと感じています。これからも、お客様の社内業務を改善していく心強い伴走者になりたいと思っています」

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Digital Marketing Japan Team
Japan PR Team

Japan, UiPath

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