ライセンスモデルポリシー

本ポリシー(本書)は、UiPathとお客様(お客様)との間で適用される使用許諾契約(本契約)と合わせて読まれます。

本書において別途定義されていない限り、太字で記載されている用語は、本契約において定義されている意味を有します。

本製品は、個別に商品化されている場合であっても、相互に連携している場合や他の製品と関連性のあるライセンスモデルで提供される場合があります。参照の便宜のために、前述のライセンスモデルの類似性にかかわらず、ライセンス体系の説明は製品ごとに記載されます。 本書に記載のライセンスモデルは網羅的ではなく、本製品の完全な一覧を反映しているものではありません。 また、その他文書(マニュアルを含みますが、これらに限定されません。)において、追加のライセンス許諾又は禁止事項が記載されている場合があります。

本書に記載されている全てのライセンスの種類ついてライセンスキーが発行されるわけではありません。

 

定義

  • UiPath Studio (ST)は、自動化ワークフローを設計及び改修するために使用されます。
  • UiPath Robot(R)は、自動化ワークフローの実行に使用されます。
  • UiPath Attended Robot (AR) は、ユーザーの監視下において、ユーザーの直接操作による自動化ワークフローの実行に使用されます。
  • UiPath Unattended Robot (UR)は、ユーザーの監視下にない状態での、自動化ワークフローの実行に使用されます。
  • Non-Production Robot(NR)は、開発、トレーニング、テスト及び評価のみを目的とする、自動化ワークフローの実行に使用されます。
  • UiPath Orchestrator (OC)は、一連のUiPath Robotへのライセンス付与、配置、管理及び監視に使用されます。
  • UiPath Activities (UA)は、UiPathが開発したか、取得可能な状態にしたか、又は公開した自動化プロジェクトのソフトウェア・テンプレートです。
  • UiPath Apps(APP)は、OCでのプロセス実行中に作成され、ユーザーに割り当てられるワークアイテムです。
  • UiPath Connect Enterprise Hub(CEH)は、候補となる業務の自動化の可能性を評価する目的で使用されます。
  • UiPath Explorer ExpertEEXは、ユーザーのインプットに基づく自動化ワークフローの設計に使用されます。
  • マシンとは、物理的コンピューター又は仮想コンピューターをいいます。

  • デスクトップとは、ウィンドウ、メニュー及び機能等のユーザー・インターフェース・オブジェクトを含む、論理表示画面をいいます。
  • 非本番環境とは、本製品 がインストールされ、開発、テスト、内部トレーニング及び評価のみを目的として使用される環境をいいます。
  • 本番環境とは、下記の特記事項において禁止される内容を除く、お客様の使用目的のために、本製品がインストールされ、使用される環境をいいます。
  • ランタイムとは、マシンで同時に利用可能なURの数に一致する、そのマシンの実行許容限度数をいいます。
  • ソフトウェア・インスタンスとは、一人のユーザー又は一つのアプリケーションにより開始された、同一のデスクトップに対してアクセスしている、1つ以上の実行プロセスをいいます。
  • アップグレード・サポート・ライセンスとは、本製品を上位のバージョンに並行アップグレード(移行)することを円滑にする目的のみに使用されるライセンスをいいます。アップグレード・サポート・ライセンスは、アップグレード期間中に限り本番環境での使用が認められます。
  • ユーザーとは、本契約に従い本製品の使用が認められている各個人をいいます。

 

UiPath のホスティングサービスで提供している UiPath Cloud Platformに適用されるライセンスモデルは、https://www.uipath.com/cloud-platform-licensing-models を参照してください。

以下のライセンスモデルは本製品の最新バージョンに適用されます。従前のバージョンに適用されるライセンスモデルは、ライセンスモデル・アーカイブをご参照ください。UiPathのプロダクトライフサイクルに関する詳細情報についてはこちらのリンクをご参照ください。

本製品 ライセンスモデル 説明
UiPath Orchestrator (OC) Server ユーザーは1つの論理インスタンス上でOCライセンスを適用できます。ユーザーは常時OCにアクセスできます。
UiPath Studio (ST)
with OC
Named User お客様が指定した1ユーザーのみが、1つの有効なデスクトップセッション上のSTにアクセスできます。STは同一の指定されたユーザーが使用する複数のマシンにライセンスを付与することができ、OC又はスタンドアロンライセンス上のSTライセンスを使用してアクティベーションします。1つのSTライセンスは同時に1台のマシンでのみ使用が認められます。お客様はSTにアクセスする1ユーザーごとに1つのSTライセンスを取得する必要があります。
Concurrent User どのユーザーも、1つの有効なデスクトップセッション上のSTにアクセスできます。STは複数のマシンにライセンスを付与することができ、またOC上のSTライセンスを使用してアクティベーションが認められます。1つのSTライセンスは同時に二つ以上の有効なデスクトップセッションで使用できません。お客様はSTに同時にアクセスするユーザー数分のSTライセンスを取得する必要があります。
UiPath Studio(ST)
without OC
Named User お客様が指定した1ユーザーのみが、1つの有効なデスクトップセッション上のSTにアクセスできます。STは同一の指定されたユーザーが使用する複数のマシンにライセンスを付与することができ、スタンドアロンライセンスを使用してアクティベーションします。1つのライセンスは同時に1台のマシンでのみ使用が認められます。お客様はSTにアクセスする1ユーザーごとに1つのSTライセンスを取得する必要があります。
Node Locked どのユーザーも、1つの有効なデスクトップセッション上のSTにアクセスできますが、同時にアクセスできるのは、1ユーザーのみです。STはスタンドアロンライセンスを使用してアクティベーションします。ライセンスは1台のマシンでアクティベーションが認められます。お客様は、STに同時にアクセスするユーザー数分のSTライセンスを取得する必要があります。
UiPath Attended Robot (AR)
With OC
Named User お客様が指定した1ユーザーのみが、1つの有効なデスクトップセッション上のARにアクセスできます。ARは同一の指定されたユーザーが使用する複数のマシンにライセンスを付与することができます。1つのARライセンスは同時に1台のマシンでのみアクティベーションが認められます。 お客様は、ARにアクセスする1ユーザーごとに1つのARライセンスを取得する必要があります。
Concurrent User どのユーザーも、1つの有効なデスクトップセッション上のARにアクセスできます。ARは複数のマシンにライセンスを付与することができ、またOC上のARライセンスを使用してアクティベーションが認められます。1つのARライセンスは同時に二つ以上の有効なデスクトップセッションで使用できません。お客様はARに同時にアクセスするユーザー数分のARライセンスを取得する必要があります。
UiPath Attended Robot (AR)
Without OC
Named User お客様が指定した1ユーザーのみが、1つの有効なデスクトップセッション上のARにアクセスできます。ARは同一の指定されたユーザーが使用する複数のマシンにライセンスを付与することができ、スタンドアロンライセンスを使用してアクティベーションします。1つのARライセンスは同時に1台のマシンでのみアクティベーションが認められます。お客様はARにアクセスする1ユーザーごとに1つのARライセンスを取得する必要があります。
Node Locked どのユーザーも、1つの有効なデスクトップセッション上のARにアクセスできますが、同時にアクセスできるのは、1ユーザーのみです。ARはスタンドアロンライセンスを使用してアクティベーションします。ライセンスは1台のマシンでアクティベーションが認められます。お客様は、ARに同時にアクセスするユーザー数分のARライセンスを取得する必要があります。
UiPath Unattended Robot (UR)

With OC
Concurrent Runtime どのユーザーも、1つの有効なデスクトップセッション上のURにアクセスできます。1つのURライセンスは同時に二つ以上ののデスクトップセッションにアクセスすることが認められません。お客様はOCに同時に接続するマシンのランタイムの最大数分のURライセンスを取得する必要があります。
UiPath Unattended Robot (UR)

Without OC
Node Locked URへのアクセスが可能であるユーザーの数に関わらず、一つのソフトウェア・インスタンスのみ、実行が認められます。URはスタンドアロンライセンスを使用してアクティベーションします。ライセンスは1台のマシンでアクティベーションが認められます。お客様は、URに同時にアクセスするユーザー数分のURライセンスを取得する必要があります。
UiPath APP Named User 1つのAPPライセンスは、同時にお客様が指定した1ユーザーのみに割り当てられます。お客様はAPPにアクセスする1ユーザーごとに1つのAPPライセンスを取得する必要があります。
UiPath CEH Named User 1つのCEHライセンスは、同時にお客様が指定した1ユーザーのみに割り当てられます。お客様はCEHにアクセスする1ユーザーごとに1つのCEHライセンスを取得する必要があります。
UiPath EEX Named User 1つのEEXライセンスは、同時にお客様が指定した1ユーザーのみに割り当てられます。お客様はEEXにアクセスする1ユーザーごとに1つのEEXライセンスを取得する必要があります。
特記事項

1.OCと共にST、AR、UR、NR及びAPPを使用する場合、OCによりライセンスが集中管理されます。

2.デバッグ目的に限り、UR又はNRを使用してSTをアクティベーションできます。UR又はNRを使用してSTをアクティベーションした場合、マシンにおいて自動化ワークフローを作成若しくは編集するために当該STを使用する場合には、別途STライセンスの購入が必要になります。

3.STはARライセンスを使用してアクティベーションすることはできません。

4.URは、ARのライセンス仕様に従いARとして使用することができます。

5.ARをURとして使用することはできません。

6.ST及びARはOCと別に使用することも、OCと共に使用することもできます。OCと共に使用しないST及びARはスタンドアロンライセンスでアクティベーションされます。

7.スタンドアロンライセンスによってアクティベーションされたST又はARを、OCを通じてアクティベーションした場合、with OCのライセンスモデルが適用されます。

8.本番環境において、ST、開発用ライセンス、又は、非本番環境ライセンスを使用して自動化ワークフローを実行することはできません(上記第2項で認められているデバッグモードでの実行を除きます)。

9.人による監視なしにARライセンスで自動化ワークフローを実行することはできません。

10.本書において明示的に許可される目的以外で、非本番環境ライセンスを使用することはできません。

11.ディザスター・リカバリー環境の作成は可能ですが、災害等復旧支援以外の目的で使用することはできません。OCと共に使用しないST及びARについては、ディザスター・リカバリー環境は作成されません。

補足

1.UR without OCライセンスモデルは、UiPathのサポートは提供されません。ただし、特記事項第4項に基づきURをARとして使用する場合は、UiPathのサポートが提供されます。

2.OC Basic は、OC Standard と同じ製品機能性を備えていますが、本番環境の単一テナントにRobot(AR又はUR)及びSTそれぞれの接続上限数が5での使用に限定されています。

上記の特記事項に加え、本製品を使用する場合には、お客様はUiPath利用ポリシー(こちらのリンク又は後継のウェブサイトをご参照ください)に従うものとします。

ライセンスモデル・アーカイブ

UiPathライセンスモデル 2019.4(日本語)
UiPathライセンスモデル 2018.4(日本語)
UiPathライセンスモデル 2018.2 及び2018.3(日本語)

Licensing model and use restrictions applicable to UiPath RPA Platform version 2018.1(英語)
Licensing model and use restrictions applicable to UiPath RPA Platform version 2017.1(英語)
Licensing model and use restrictions applicable to UiPath RPA Platform version 2016.2(英語)