UiPath ライセンスモデル

UiPath RPA Platform は、次のライセンスコンポーネントで構成されます。
UiPath Studio, UiPath Attended Robot, UiPath Unattended Robot, UiPath Orchestrator 及び UiPath Activities

  • UiPath Studio (ST) はデベロップメント・アウトプットを作成するUiPath RPA Platformコンポーネントです。
  • UiPath Attended Robot (AR) はデベロップメント・アウトプットを実行する際、ユーザーの操作が要求されるUiPath RPA Platformコンポーネントです。
  • UiPath Unattended Robot (UR) はデベロップメント・アウトプットを実行する際、ユーザーの操作が要求されないUiPath RPA Platformコンポーネントです。
  • UiPath Orchestrator (OC) はデベロップメント・アウトプットを実行するARまたはURを配置、管理、監視するUiPath RPA Platformコンポーネントです。
  • UiPath Activities (UA) は、UiPathが開発したか、取得可能な状態にしたか、又は公開した自動化プロジェクトのソフトウェア・テンプレートをいいます。

お客様が使用しているUiPath RPA Platformのバージョンに対応した本ライセンスモデルが適用されます。

本ライセンスモデルと使用禁止事項はUiPath RPA Platform version 2018.2 及び 2018.3 に適用されます。

定義  本文中において定義されていない用語は、UiPathとお客様との間で締結されたUiPath RPA Platform使用許諾契約に定義されているものを使用します。


  • "マシン" とは、物理的コンピューター又は仮想コンピューターをいいます。
  • "ユーザー" とは、お客様もしくはお客様の代理としてUiPath RPA Platform へのアクセスが認められている各個人をいいます。
  • "デスクトップ" とは、ウィンドウ、メニュー及び機能等のユーザー・インターフェース・オブジェクトを含む、論理表示画面をいいます。
  • "ランタイム" とはマシンの実行許容限度をいい、そのマシンで同時に利用可能なURの数に一致します。
  • "ソフトウェア・インスタンス" とは、一人のユーザー又は一つのアプリケーションにより開始された、同一のデスクトップに対してアクセスしている、1 つ以上の実行プロセスをいいます。
  • "本番環境" とは、UiPath RPA Platform がインストールされ、組織又は商業上の日常業務において使用されるリアルタイムの環境をいいます。
  • "非本番環境" とは、UiPath RPA Platform がインストールされ、テスト及び評価目的のためだけに使用されるテスト環境をいいます。
  • "ディザスタ・リカバリ" とは、災害などの場合に被害からの回復措置だけを目的としてお客様に付与されるバックアップライセンスをいいます。
  • "開発ライセンス" とは、デベロップメント・アウトプットを配置するために、STをOCに接続する際に使用されるライセンスをいいます。
UiPath Component Licensing Model Description
UiPath Studio (ST) Named User* 本ライセンスは1台のマシンにアクティベーション可能です。お客様が指定した1ユーザーのみが、有効なデスクトップセッション上のSTにアクセスできます。お客様はSTにアクセスする最大ユーザー数分のライセンスを取得する必要があります。
Node Locked 本ライセンスは1台のマシンにアクティベーション可能です。ユーザーは、有効なデスクトップセッション上のSTにアクセスできますが、同時にアクセスできるのは1セッションにつき1ユーザーのみです。お客様はSTに同時にアクセスする最大ユーザー数分のライセンスを取得する必要があります。
UiPath Orchestrator (OC) Server 本ライセンスはマシンを管理するサーバープラットフォーム上でアクティベーション可能です。ユーザーは常時OCにアクセスできます。OCのコンポーネントは単一の集中管理されたデータベースにのみアクセス可能です。
UiPath Attended Robot (AR)

With Orchestrator
Named User* UiPath RPA Platform コンポーネントは、同一ユーザーが使用する複数のマシンにライセンス付与できます。お客様の指定したユーザーのみが有効なデスクトップセッション上のARにアクセスできます。 お客様は、ARにアクセスを認めた最大ユーザー数分のライセンスを取得する必要があります。
Concurrent User UiPath RPA Platform コンポーネントは複数のマシンにライセンス付与できます。ユーザーは有効なデスクトップセッション上のUiPath RPA Platform コンポーネントにアクセスできますが、同時にアクセスできるのは、1セッションにつき1ユーザーのみです。お客様はARに同時にアクセスする最大ユーザー数分のライセンスを取得する必要があります。
UiPath Attended Robot (AR)

Without Orchestrator
Named User* 本ライセンスは1台のマシンにアクティベーション可能です。お客様の指定したユーザーのみが有効なデスクトップセッション上のUiPath RPA Platform コンポーネントにアクセスできます。お客様は、ARにアクセスを認めた最大ユーザー数分のライセンスを取得する必要があります。
Node Locked 本ライセンスは1台のマシンにアクティベーション可能です。ユーザーは有効なデスクトップセッション上のUiPath RPA Platform コンポーネントにアクセスできますが、同時にアクセスできるのは、1セッションにつき1ユーザーのみです。お客様は、ARに同時にアクセスする最大ユーザー数分のライセンスを取得する必要があります。
UiPath Unattended Robot (UR)

With Orchestrator
Concurrent Runtime UiPath RPA Platform コンポーネントは、複数のマシンにライセンス付与でき、複数のユーザーがアクセス可能です。お客様は、OCに同時に接続しているマシンのランタイムの最大数分のライセンスを取得する必要があります。
UiPath Unattended Robot (UR)

Without Orchestrator
Node Locked 本ライセンスは1台のマシン上でアクティベーション可能です。アクセス可能なユーザーの数に関わらず、一度に実行できるのは一つのソフトウェア・インスタンスのみです。お客様は、同時に実行されるソフトウェア・インスタンスの最大数分のライセンスを取得する必要があります。
Clarification UiPath RPA Platform2018.1のリリース以降、Authorized UserのライセンスモデルはNamed Userに移行されます。

禁止事項

お客様は、以下を行うことを許可されていません:

a) UiPath RPA PlatformをLicensing Modelに記載の説明以外の方法で使用すること。
b) STもしくはデベロップメント・ライセンスを使用して本番環境にてデベロップメント・アウトプットを実行すること。
c) 人による管理、監視なしにARでデベロップメント・アウトプットを作成または実行すること。
d) 非本番環境ライセンスもしくはディザスタ・リカバリライセンスをそれぞれの取得目的と異なる目的で使用すること。 
e) UiPath RPA Platform のフィーチャー又は機能を、変更、改変、統合、修正、翻案、逆コンパイル、バージョン開発、二次的著作物作成、リバース・エンジニアリング、アップグレード、改良若しくは拡張し、又はそれ以外の方法で UiPath RPA Platform のソースコードを取り出すこと。但し、適用法令においてお客様が明示的に許されている場合、及びそれが UiPath RPA Platform と他のソフトウェア プログラムとの運用性のために必須であり、お客様が運用性のために必要な情報を UiPath に対して 90 日以上前に書面で要求したにもかかわらず、UiPath がかかる情報を提供しなかった場合を除きます。お客様は、Uipath RPA Platformとともに使用する場合に限り、オブジェクトコード形式でお客様に提供されたUiPath Activitiesを動的にリンク若しくは参照することで、ワークスを開発することが許容されます。
f) UiPath RPA Platform に含まれる権利表示を、削除又は修正すること。
g) 別途明示的に許可されている場合を除き、本契約に基づくライセンスを、再販、サブライセンス、譲渡、移転、貸与、リース、賃借又はその他頒布すること。なお、UiPath Activitiesに関しては、お客様は、本契約の規定に従って(i) UiPath RPA Platformとともにのみ使用する場合であり、(ii) その他規約が本契約と適合するものであり、UAに関してはOpen Platform Activity License Agreement(OPALA)において許容されている以外に第三者に対して何らの権利を付与しないこと、及び、(iii) 頒布時にOPALAの完全な写しを含めることによって、UiPath Activitiesに基づいて開発したワークスを第三者に頒布できます。疑義を避けるために付言すると、UiPath Activitiesの受領者は本契約上のお客様であり、本契約及びOpen Platform Activity License Agreement(OPALA)の制約に従います。
h) サービス、アカウント、コンピューターシステム又はネットワークへの不正アクセスを試みること。
i) UiPath RPA Platform を使用許諾に合致しない方法で使用すること。
j) 米国若しくは欧州連合の法律、又は UiPath RPA Platform が取得された地域の法律において許可される場合を除き UiPath RPA Platform を輸出すること。(お客様は、UiPath RPA Platform を使用することによって、かかる国又は地域に所在していないことを表明し、保証します。)
k) UiPathおよびお客様との間で別途合意している場合を除き、サービス提供機関、マネージド・サービス・プロバイダー若しくは商用ホスティングサービス環境において運用するために、UiPath RPA Platform 又はそのコンポーネントを使用し、修正すること、又は第三者にサービスを提供するために、その他のソフトウェア(クラウドベースを含む)と組み合わせ、若しくは組み込むことによって、UiPath RPA Platform 又はそのコンポーネントを使用し、修正すること。
l) UiPath RPA Platform を、核、ミサイル、化学兵器、生物兵器又はその他類似の使用のための開発、設計、製造若しくは生産(航空運航システム、通信システム、生命維持装置及び機器を含みますが、これらに限定されません)を含みますが、これらに限定されない、米国、欧州連合又はその他の国家若しくは国際的な法令により禁止されている目的において使用すること、又は関連システムについて、エラーのない恒久的な監視若しくは運営を必要とし、ソフトウェアの不具合が生命、身体、健康に直接的なリスクをもたらすか、又は財産若しくは環境に重大な損害をもたらす場合がある特別なリスク分野での使用を含みますが、これらに限定されません。
m) 他者の権利を侵害するUiPath RPA Platformの使用や、法律に違反する UiPath RPA Platform の使用。

重要事項

ST、ARおよびURは、OCと独立して使用することも、OCと共に使用することも可能です。

OCと共に使用するSTを購入したお客様は、購入したSTライセンスと同数のデベロップメント・ライセンスが付与されます。STをOCと共に使用しない場合には、デベロップメント・ライセンスは不要のため、提供されません。

ARのライセンス仕様に従い、URはARとして使用することができます。

以下の場合、UiPathは関連するライセンスを直ちに停止することがあります。

a) お客様もしくはユーザーによる、上記条項の意図的な違反行為
or
b)  UiPath RPA Platformの安全性、完全性、可用性を損 なう恐れがあるとUiPathが判断する、お客様もしくはユーザーによるEULA、マニュアル、注文書類に違反したUiPath RPA Platformの使用
UiPathは、ライセンス停止の前に、お客様にそのような違反行為又はその他疑わしい行為を是正する機会を与えるよう、商業的に合理的な努力を行います。

Licensing model and use restrictions applicable to UiPath RPA Platform version 2018.1(英語)
Licensing model and use restrictions applicable to UiPath RPA Platform version 2017.1(英語)
Licensing model and use restrictions applicable to UiPath RPA Platform version 2016.2(英語)