UiPath社、Salesforce®向け連携ソリューションを強化

2020年8月7日

〜UiPath Connector for Salesforceおよび名刺連携ソリューション for Sansan and Salesforceを提供〜

東京発2020年8月7日 - ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation 以下「RPA」)ソフトウェアにおけるリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は、CRMにおいて世界市場を牽引するSalesforce向け連携ソリューション(UiPath Connector for SalesforceおよびUiPath Activity Pack for Salesforce日本語版)と、Salesforceおよびクラウド名刺管理サービス・Sansan向け名刺連携ソリューションの提供開始を発表しました。これらのソリューションにより、Salesforceを利用している企業が、UiPathをあわせて活用することで、業務プロセス改善や、生産性向上、サービスレベルの向上を図っていくことが可能になります。

UiPath社は、ハイパーオートメーションによる企業の働き方改革を推進しています。ハイパーオートメーションとは、AIや機械学習、その他自動化ツールなどを組み合わせて、エンドツーエンドで自動化する領域を拡大して、企業の可能性を最大限に引き出すための概念と実装方法です。UiPath社では、RPAの適用領域を拡げるため、連携できるソリューションの拡大に努めており、今回はその取り組みのひとつとして、Salesforce向けにソリューションを強化しました。

Salesforce向け連携ソリューション

Salesforce向け連携ソリューションは、UiPath Connector for Salesforce / UiPath Activity Pack for Salesforceを1セットとして利用することを推奨します。ConnectorとActivityにより、双方向の自動化を実現できます。

UiPath Connector for Salesforceは、UiPathをSalesforceの組織に組み込むためのSalesforce AppExchangeアプリケーションです。このコネクターを活用することで、UiPath Orchestratorに接続し、Salesforce内で起こる各種イベントをトリガーとしてUiPath Robotを起動させることが可能になります。なお、このアプリケーションは、AppExchange日本語サイトにて購入可能です。

UiPath Activity Pack for Salesforceは、Salesforceの操作を自動化するUiPath Activityです。これを利用することで、Salesforceの各オブジェクトに対するCRUD操作(登録、取得、更新、削除)が可能になります。UiPath Studioを利用しているユーザーであれば、UiPathの法人向けマーケットプレイス「UiPath Connect」でダウンロードして、無料で利用することができます。

このソリューションを活用することで、ユーザー企業は、例えば、Salesforce Sales Cloud向けには、リードインポート、商談成約後の請求書発行、レポートの作成などの自動化を行うことに活用できます。Salesforce Service Cloud向けには、顧客別にチケット抽出をしたり、SLAに規定されたサービスの準拠チェックに活用したりすることができます。また、Salesforce管理者は、パスワードリセットの自動化、ロールやプロファイルの自動変更に活用することが可能になります。

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名刺連携ソリューション for Sansan and Salesforce

CRMは営業活動の見える化や顧客体験の向上に寄与するものですが、CRMを定着化して活用する上で、正しい情報更新は欠かせない作業です。名刺情報の入力がその代表的な一例ですが、営業部署にとっては、情報入力自体が負担になり、CRMを活用しきれないという現象も見受けられます。今回、クラウド名刺管理サービスのSansanとSalesforceをUiPathで自動連携させることにより、Salesforceのさらなる有効活用化と情報鮮度の維持が実現できます。UiPath Studioを利用しているユーザーであれば、UiPath Connectでダウンロードして、無料で利用することができます。本ソリューションを利用することで、下記のような効果が期待できます。

  • 継続的な精度の向上

同一取引先が、複数Salesforceに登録されてしまっている場合、どの取引先を有効とするかの判断が必要となります。本ソリューションでは、該当データの判断を自動で人に仰ぎ、フィードバックを受ける仕組みを構築しました。フィードバックの内容は、次回処理で反映しつつ蓄積されます。同様のデータに自動対処することで、継続的な精度の向上を実現します。

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  • 名寄せ(重複回避)アルゴリズム

人間がSalesforceに入力する情報はばらつきが大きいため、名刺情報と単純に突合しても既存データを検出できない場合が多く、重複登録の原因となりがちです。本ソリューションでは名刺項目を「分解」、「結合」、「変換」したうえで照合を行い、名寄せ(重複回避)を実現します。

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以上

Salesforceは、Salesforce.com,inc.の登録商標です。その他、すべての製品名および会社名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。これらの名称、商標およびブランドの使用は、承認を意味するものではありません。

UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

メディアおよびIRに関するお問い合わせ

UiPath株式会社大谷

株式会社アクティオ(UiPath株式会社広報代行)E-mail : uipath@actioinc.jp