UiPath社、日清食品における得意先への出荷案内業務の自動化を支援

2020年7月15日

~在宅勤務スタッフの業務時間を月間170時間削減見込み~

東京発2020年7月15日 - ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation 以下「RPA」)ソフトウェアにおけるリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は、本日、日清食品株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:安藤徳隆、以下「日清食品」)が、RPAプラットフォーム「UiPath」を活用して得意先への出荷案内業務を自動化し、在宅勤務スタッフの業務を効率化したことを発表します。

日清食品は、「DIGITIZE YOUR ARMS(デジタルを武装せよ)」をスローガンに掲げ、デジタルトランスフォーメーションを推進しています。このスローガンのもと、「業務の見える化、ムリ・ムダ・ムラの削除、単純作業の自動化」「作業から付加価値の高い業務へのシフト」「社員の意識改革」「現場力の向上(現場主導の業務改善推進)」を目的にRPAの活用を進めています。

日清食品は、機能面やサポート体制に加え、ガバナンス・コントロール、エンドユーザーコンピューティング(EUC)の自由度と組織活性化、将来的なグローバル化対応といった点の優位性を評価し、2019年10月にUiPathを導入しました。以来、様々な業務を自動化し、すでに年間約8,000時間におよぶ業務時間の削減を見込んでいます。

2020年5月には、FAXで行う得意先への出荷案内業務を自動化しました。この出荷案内業務は、システムから出荷案内リストの印刷・仕分けを行い、FAX送信するという、紙ベースと手作業で対応してきました。これに対して、コロナ禍でも商品の供給を継続し必要な商品を供給しなければならないという観点から在宅勤務シフトを進める中、紙ベースの出荷案内リストをPDFベースに、FAX送信はPCから行う形に変更することでリモート化し、同業務に携わるスタッフも4月時点で在宅勤務にシフトしました。一方、政府等による外出自粛要請で受注も増加傾向にあったこともあり、在宅勤務スタッフの業務効率化は喫緊の課題でした。

日清食品では、この課題を解決するため、UiPathを活用して、出荷先への出荷案内リストの仕分けとFAX送信作業をボタン一つですべてロボットが実施する仕組みを構築しました。開発は、UiPath社・パートナー企業との連携により行われ、リモート体制の中、要件定義、ワークフロー開発、ユーザーテスト、運用開始までを1カ月で完了しました。本業務においては、月間170時間の業務時間削減を見込んでいます。

今回の開発においては、UiPath社のワークフロー開発における経験とノウハウも高く評価されました。日清食品では、特に社員の意識改革と現場力の向上の観点から、もともと現場部門によるEUC開発によってRPAの活用を進めていましたが、今後は、これまでのEUC開発だけでなく、専門家によるプロ開発を合わせたハイブリッドCoE体制を検討しています。

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UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

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