2025年7月22日
「Customer Zero」の取り組みでクリーンコア率93%という新基準を打ち立て、将来に備えた企業運営を確立
本資料は、米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
米国リリース原文 :UiPath and Deloitte Redefine ERP Modernization
米国ニューヨーク発2025年6月25日 – エージェンティックオートメーションのグローバルリーダーである米UiPath(ユーアイパス、NYSE:PATH)は、本日、SAPビジネス変革のグローバルリーダーであるDeloitteとの戦略的協業によって、自社のERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)システムを画期的に変革したことを発表しました。自社内での取り組み「Customer Zero(カスタマー・ゼロ)」を通して、UiPathはERPモダナイゼーションの先頭に立ち、インテリジェントなエージェンティックオートメーションが業務効率を向上させ、複雑な手作業を削減し、大規模なビジネス成果をもたらすことを実証しています。
UiPathは、急速な事業拡大と世界規模での需要増加に伴い、ますます複雑化する業務やグローバルな需要に対応できる次世代ERPプラットフォームの必要性を強く認識しました。UiPathでは、分断されたシステム、手間のかかる手作業による請求サイクル、複雑ないくつものGAAPレポートプロセスなど、数多くの課題を抱えていました。そして、それらすべてがスピードと拡張性を阻害する要因となっていました。
ERP移行における自動化ファーストなアプローチ
こうした課題を解決するために、UiPathは「Customer Zero」を立ち上げました。これは、自動化ファーストなアプローチによる先進的なSAP S/4HANA移行計画です。従来のERP導入とは異なり、業界をリードするUiPath Platform™ for Agentic Automationを組み込んで、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、インテリジェントドキュメント処理(IDP)、UiPath Apps、AI搭載のオーケストレーションを活用し、インテリジェントかつスムーズな変革を実現しています。こうした独自のアプローチによって、UiPathはSAPデータ移行を効率的に行い、システム統合を強化し、財務に関わるコア業務における手作業のボトルネックを解消することで、戦略的な自動化基盤を築くことができました。
画期的な成果と業界トップレベルの指標を達成
UiPathでは、オートメーション主導によるERP変革を通して以下のような顕著な成果を達成しました。
UiPathのセンター・オブ・エクセレンス(CoE)チームによりコアプロセス全体で200件以上の自動化を実現
重要な財務ワークフローの85%以上を無人プロセスで実行し、請求処理、収益認識、口座照合などの手作業を自動化
クリーンコア率93%を達成し、業界ベンチマークの80%を大幅に上回ることで、技術的負債を最小限に抑えて迅速にアップグレード
テストケースの60%を自動化することで、ビジネスユーザーの負担を大幅に軽減し、本番導入までの時間を短縮
プロジェクトデリバリーを10%迅速化し、自動化によるテスト・検証・統合の速度向上が実際の業務における効率化につながることを実証
Deloitteの米国SAPオファリングリーダーのジェリー・ホバーマン(Jerry Hoberman)氏は、次のように述べています。
「エージェント機能は、自動化を駆使したERPから成果を引き出すために不可欠です。DeloitteとUiPathは、両社の共通のお客様に対してインテリジェントオートメーションのソリューションを提供するというコミットメントのもと、企業がSAP S/4HANAとRISEに移行する過程で変革を促すビジネス価値を創出できるよう、ともに支援していきます」
UiPathの最高会計責任者 兼 副最高財務責任者のヒテシュ・ラマーニ(Hitesh Ramani)は、次のように述べています。
「Deloitteとの取り組みは、自動化が単なるツールではなく、企業変革を促す原動力であることを実証しています。SAP S/4HANAとUiPathのエージェンティック・オートメーション・プラットフォームを緊密に連携させたことで、財務業務の効率性、拡張性、回復力が大幅に向上しました」
エージェンティックERPとAI駆動の意思決定への道を切り拓く
現在、UiPathは次のステップであるエージェンティックERPの準備を進めています。将来像としては、アーキテクチャの中核にUiPath Platform for Agentic Automationを据えることで、AIエージェントがエンタープライズ規模の複雑なワークフローを自律的に管理し、SAPとそれ以外のシステム間での意思決定をオーケストレーションし、人間の介入を必要最小限に抑えられるようにします。UiPath Maestroを活用したエージェントのアーキテクチャにより、自動化は単なるツールから、意思決定の助手へと進化を遂げます。
エージェンティックERPは以下のことを可能にします。
日常的な意思決定と例外処理を自律的に実行
AI、ロボット、人をスムーズに連携
継続的なプロセス革新と俊敏性を可能にする、拡張性の高い基盤
UiPathの最高情報責任者のミハイ・フォール(Mihai Faur)は、次のように述べています。
「エージェンティックERPは単なるビジョンではなく、エンタープライズシステムの進化における次のステップとして必然的なものです。UiPathは「Customer Zero」の取り組みを通して、企業がERP環境のあらゆる要素にインテリジェントなエージェンティックオートメーションを組み込むことで、将来に備えた事業運営を確立できることを実証しています」
市場向けモデル
UiPathは、「Customer Zero」の取り組みを通じて、従来のERPモダナイゼーションから一歩進んだ変革を目指す企業に向けて具体的な成功事例を提供していきます。UiPathとDeloitteは、ERPプログラムの中心にエージェンティックオートメーションを据えることで、迅速かつインテリジェントで、混乱を最小限に抑えたモダナイゼーションの手法を再定義します。
UiPathの「Customer Zero」を通じてERPがもたらす変革について、詳細はこちらをご覧ください。
UiPath(NYSE:PATH)は、人間の知能をより一層高度に模倣するAIテクノロジーを開発し、企業の運営、革新、競争の方法を変革しています。UiPath Platform™は、エージェント、ロボット、人間、モデルがシームレスに統合され、自律性とよりスマートな意思決定を促進する、エージェンティックオートメーションの新時代への移行を加速します。UiPathは、セキュリティ、精度、レジリエンスを重視し、AIが人間の可能性を高めて業界に革命を起こす世界の構築に取り組んでいます。詳細については、www.uipath.com/jaをご覧ください。
株式会社アクティオ(UiPath株式会社広報代行)E-mail : uipath@actioinc.jp
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