デジタルワーカー育成と就労支援の推進に向けて、UiPathとRobo Co-opが協業

2024年2月28日

~業界団体と連携し次世代人材育成も支援~

エンタープライズ自動化・AIソフトウェアのリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、カントリーマネージャー:南 哲夫、以下「UiPath」)と、一般社団法人Robo Co-op(本社:島根県浜田市、代表理事 金 辰泰、以下「Robo Co-op」)は、デジタルワーカーの育成および難民やシングルマザーなどの就労支援といった社会的課題の解決を進めるための協業を発表しました。さらにUiPathは、製品提供によって、業界団体である一般社団法人次世代RPA・AIコンソーシアム(以下「NRAC」)とRobo Co-opが共同で実施する取り組み「次世代DX人材育成プログラム」を支援します。

●今回の協業内容

今回の協業により、UiPathとRobo Co-opは多くのデジタル人材の継続的な育成を推進します。UiPathはRobo Co-opの学習コミュニティへ、UiPathアカデミーをはじめとする業務自動化のための学習コンテンツおよび製品を提供すると同時に、参加学生の所属大学とプログラムとの連携を強化します。

これまでRobo Co-opは、のべ30人以上にトレーニングを行ってきました。現在もRobo Co-opのサポートを受けた約10名のメンバーがUiPathを活用した開発案件に携わって活躍しており、今後さらに多くの就労機会の創出を目指します。

Figure1: The Vision of Robo Co-op and UiPath collabolation

図1:Robo Co-opとUiPathの協業で目指すビジョン

●協業発表の背景

UiPathは、ESGの取り組みのひとつとして「Automation for Good」を掲げており、自動化を通じた社会貢献や、専用休暇付与による従業員ボランティア活動の奨励、ウクライナ危機における基金の立ち上げなど、社会的に弱い立場にある人々の支援を積極的に行っています。 Robo Co-opは、難民やシングルマザーなどの背景を持つ就労に課題のある人々の経済的自立に向けて、RPA技術者となるためのスキルアップをサポートし、就労支援を行うことによる社会課題を目指しています。Robo Co-opは、デジタルワーカーの育成・就労支援に最適なプラットフォームとしてUiPathを選定し、活用してきました。この度、UiPathが「次世代DX人材育成プログラム」のサポートを行うことをきっかけに、さらに連携を深めることを目指し、協業を発表するに至りました。

●UiPathが支援する「次世代DX人材育成プログラム」の概要

「次世代DX人材育成プログラム」は、NRACとRobo Co-opが協働して実施する、次世代を担うDX人材の育成を目指すプログラムです。2024年2月から、初回プログラムとして「デジタル・トランスフォーメーション人材養成インターン(DXI)」がスタートします。UNHCR駐日事務所はRobo Co-opの活動を後援しており、本プログラムは日本国内の大学からの希望者に加え、UNHCR 駐日事務所のサポートの元、RHEP(UNHCR難民高等教育プログラム)からの希望者が参加しています。

UiPathは本プログラムにおいて、製品の提供を通じてインターンシップ参加者の学習を支援します。また、インターンシップの参加者は UiPath StudioXのe-learningを受講しています。

Figure2: The Overview of the Program

図2:「次世代DX人材育成プログラム」インターンシップの概要

※UNHCRはこのプログラムを後援しています

Robo Co-op 代表理事 金 辰泰(キム ジンテ)氏は次のように述べています。

「この度、日本の次世代に向けた教育プログラムを始動できることを、大変嬉しく思います。難民やシングルマザーの背景を持つ多様な人材が輝けるよう、Robo Co-opはUiPathを用いて社会的事業を創業し、これまで多くのメンバーとインクルーシブな活躍の場を広げてまいりました。更なる機会格差の是正に向けて、RPAxAIの次世代教育もミッションに掲げるNRACとユースをふくむ難民の保護を担うUNHCRと共に、UiPathを活用しこのような次世代向け教育プログラムを実現できたことは、非常に意義深いものです。今後の多文化共生社会を担う日本の学生と難民の学生が、本インターンシップを通じてグローバルな舞台でDXを加速するための実践知を培えるよう尽力できればと思います」

UiPath株式会社 カントリーマネージャー 南 哲夫は次のように述べています。

「この度、一般社団法人Robo Co-op様との協業を発表いたしました。これまでにもUiPathは『Automation for Good』を掲げ、自動化を通した社会貢献に務めるとともに、各国のNPOとの協業や社員のボランティア活動を通して社会的課題を抱える方々への支援を行ってまいりました。今回の教育プログラムでは、多数の学生の方にUiPathを学習・活用いただいており、次世代を生きる若者の支援に携われることを大変嬉しく思っております。業務自動化をはじめとするデジタルスキルの重要性が増すなかで、今後もUiPathは、 Robo Co-op様との連携を通じて、多様な背景を持つ人々が自動化について学べる環境の構築、およびデジタル人材の雇用機会の創出に取り組んでいく所存です」

以上

Robo Co-opについて

Robo Co-opは、世界中の難民や日本のシングルマザーと共に、「コープ」による社会的連帯の中でデジタルのリスキルとIT案件の就労、そして当事者による民主的な経営を行う共同体です。5人1組のチームを作り、グループ学習でモチベーションを高め合い、現場で求められるチームワークを磨きながら就労機会に繋げています。多種多様なメンバーとともに、企業や自治体から受託した案件をベースに働き、委託元のDXを加速させながら、柔軟な働き方を通じてありのままに輝く社会を推進しています。Robo Co-opは、増え続ける全世界の1億人以上の難民と不足するデジタルワーカーの需給ギャップを埋めることを目標としています。詳細については、https://roboco-op.org/jp をご覧ください。

UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

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