UiPath社、カネカのワークカルチャー変革とDX推進をRPAで支援

2021年9月10日

~製造現場も活用できるUiPath StudioXの導入で、IT部門と現場の両軸でRPAを推進~

ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation以下「RPA」)ソフトウェアにおけるリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は、本日、株式会社カネカ(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中稔、以下「カネカ」)のワークカルチャー変革とDX推進を、RPAプラットフォーム「UiPath」を通じて支援したことを発表しました。

ポリマー素材からライフサイエンス・食品と幅広い分野での製品供給を通じて、日本はもとより世界の人々の暮らしに様々な価値を提供するカネカでは、健康経営の実践を目指した「ワークカルチャーの変革」に着手しています。あわせて、新たな付加価値を産み出す環境づくりのため、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し抜本的な業務改革にも取り組んでおり、それらの一環としてUiPath社のRPAを導入しました。

数あるRPAの中からUiPathが採用された理由は、同社の基幹システムであるSAPシステムと連携させた複雑なワークフローを組んでも安定的に動くことや、事務処理の領域で広く利用しているMicrosoft Office等との親和性が高いことでした。さらに、今後RPAによる自動化を検討予定の各種プラットフォーム用のコンポーネント類が充実しているほか、「UiPath Orchestrator」によるロボット管理機能が優れていることも評価されました。

カネカでは、IT部門と現場部門がそれぞれ自走するハイブリッドな体制によるRPA活用を目指すなかで、2019年2月に導入済みの「UiPath Studio」に加えて、2020年5月には「UiPath StudioX」の利用も開始しました。現場部門において、プログラミング未経験者でも容易に利用可能なノーコードツールであるUiPath StudioXの活用はスムーズに進み、開発からエラー対応までを現場で完結する自発的な開発体制が実現できました。

現在までにカネカでは、先行導入していたUiPath Studioを社内およびグループ企業を含む25部門に適用、140のロボットが稼働し、121の業務をこなしています。114業務にRPAを適用していた2020年度末の段階で、年間2万709時間の工数削減が実現されています。この結果、膨大な量の繰り返し作業に伴う精神的、身体的負担から従業員が解放され、各人が業務改善に向かう余力も生まれています。

UiPath StudioXに関しては、同社高砂工業所の6部門に導入され、現在までのロボット作成にかかわるエントリ数自体はおよそ60にのぼります。活用の場は、高砂工業所内のスタッフ部門から製造部門へと徐々に広がっています。同工業所内において現場担当者による自主的な展開が進んできている状況から、これを成功モデルとして他の事業所などにおいても同様の取り組みを進めていく予定です。

UiPath社は今後、RPAのより高度な活用においてもカネカをサポートしていきます。同社の多彩な事業領域に応じて適材適所で導入されてきた各種システム間のスピーディな連携ニーズに対し、RPAの果たせる役割は大きいと考えています。

さらに「UiPath Marketplace」上では、カネカが利用するSAPやSalesforce、ServiceNowといった各種基幹システムの自動化を手軽に実装可能なコンポーネント群が提供されており、それらの活用も支援していきます。

本事例の詳細は下記でも公開しています。

https://www.uipath.com/ja/resources/automation-case-studies/kaneka

以上

UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

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