UiPath社、自動化プラットフォームの提供により、三井不動産のDX推進を支援

2022年10月27日

~ワークフローの開発期間を3分の2に短縮、ガバナンスやセキュリティ面の強化も実現~

東京発 2022年10月27日ー エンタープライズ自動化ソフトウェアのリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は本日、三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長:菰田正信、以下「三井不動産」)が、自動化プラットフォーム「UiPath」を活用し、同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進において、さまざまな成果を上げていることを発表しました。

三井不動産は現在、長期経営方針である「VISION 2025」に則った取り組みの1つとして、業務プロセス変革を含めた戦略的な共通基盤づくりを進めています。その一環で、正確性やガバナンスに不安を抱えていた既存RPA製品の見直しを開始、既存ツールで作成・運用していたいくつかのワークフローを複数のRPA製品で作成し直し、実行の正確性や管理性を検証しました。その結果、同社のニーズを最も高い水準で満たしたUiPathの導入を決定し、2020年10月から運用を開始しました。業務システムの導入において「クラウドファースト」の姿勢をとる同社にとって、広範なSaaSと連携するためのAPIが充実している点、SaaSにおいても正確な動作が期待できる点も、導入決定の重要な要素となりました。

三井不動産では、従来のRPA製品で作成していた約30のワークフローをUiPathで再構築し、現在は、年間20本程度のペースで新規ワークフローの開発とリリースを行っています。要件定義、テスト、実装などのプロセスをしっかりと確立していたことに加え、UiPathは、これまでのRPAと比較して開発もしやすく、開発期間は従来の3分の2に短縮、平均2週間程度で1本のワークフローを作成しています。現在までに、再構築分も合わせて、およそ95本のワークフローを開発、年間9,000時間分の作業が削減できました。大幅軽減を実現できた業務負荷の具体例の1つが、基幹システムから売上情報などの各種データを収集し、それをExcel等で作成したレポートのフォーマットに貼り付け、完成したレポートを関係者にメール配信するという一連の流れの自動化が挙げられます。各部門で日常的に行われる作業のため、全社的な生産性向上への貢献は多大なものがありました。

また、運用しているロボットの存在や稼働状況をUiPath Orchestratorを通して一括して把握することで、ガバナンスはもちろん、セキュリティの面でも高い信頼性を確保できるようになりました。さらに、UiPath Unattended Robotsであれば、在宅環境からでもロボットを実行できるため、リモートワークが浸透するなかでも問題なく運用でき、管理者の負担軽減にもつながっています。

三井不動産では、今後、登記書や金融機関からの書類をはじめとした紙書類についても、AI-OCRなどの技術を活用してデジタル化を推進し、UiPathによる自動化を一層拡大していく予定です。

本事例の詳細は、下記でも公開しています。

https://www.uipath.com/ja/resources/automation-case-studies/mitsuifudosan

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UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

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