戦略立案から開発・保守運用までスムーズなRPA導入を支援する「UiPathメソドロジー」を無料公開

2020年2月17日

東京発 2020年2月17日 - ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation 以下「RPA」)ソフトウェアにおけるリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は、本日、RPAソフトウェア「UiPath」導入の標準フレーム・方法論のパッケージ「UiPathメソドロジー」の無料公開を開始しました。

RPAは、働き方改革や業務効率化の切り札になるテクノロジーとして注目されていますが、導入後に十分な投資対効果(ROI)をあげ、効率向上を実現するためには、プロジェクトの規模に関わらず、企業のRPA導入における戦略立案段階から、開発や運用のステージを念頭において導入を進めることが重要です。スモールスタートで導入する場合も、将来的な規模の拡大を想定したプロジェクト進行が成功の鍵となります。一方で、新しいテクノロジーであるRPAのプロジェクトをどのように進め、どのようなアウトプットを出すことによってスムーズで効果的な導入が実現できるか、といったナレッジはこれまで体系化されたものがありませんでした。

UiPathメソドロジーは、UiPath 導入をスムーズに実現できるよう、これまでお客様への導入支援やサポートで培ったノウハウをもとに、UiPath導入の標準フレーム・方法論をパッケージ化したものです。RPAプロジェクトの段階や状況により、必要なタスクやアウトプットがわかるだけでなく、テンプレートを使用して成果物を作成することでプロジェクトの効率を上げることができます。テンプレートの数は100を超え、UiPath導入における全てのステージにおいて活用することができます。

UiPath社は、RPAプロジェクトを「PoCステージ」「パイロットステージ」「強化ステージ」「制度化ステージ」の4段階に分け、それぞれのステージで活用できる4つのメソドロジーを提供します。これら4つのメソドロジーは、プロジェクトの規模や環境・目的に応じて取捨選択し、カスタマイズして利用することができます。最初から大規模導入するケースでも利用できる網羅的な構成になっている一方で、スモールスタートで導入する場合においても、最低限のタスクやドキュメントを取捨選択し、プロジェクトの規模拡大に応じて、後からタスクやドキュメントを追加することができます。

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【図1】RPA導入のステージとUiPathメソドロジー

UiPathビジネスメソドロジー

UiPathの導入を決定し、プロジェクトのための戦略立案、組織化、ガバナンス構築、業務分析を行うためのメソドロジーです。PoCステージからパイロットステージにかけて、組織におけるRPA実装モデルの定義や、Center of Excellence(CoE)の構築、ガバナンスの検討などに活用できます。

UiPath PoCメソドロジー

概念実証(Proof of Concept)を実施し、早期のリスク対策や効果検証をはかるために、準備、検証、報告を行うためのメソドロジーです。PoCステージの後半からパイロットステージにかけて、PoCとして早期にリスク評価や実現可能性検証、効果測定を実施するケースに加えて、部分的に業務自動化の開発・運用を実施する際の要件定義や開発、テストなどを実施する際にも活用できます。

UiPath導入メソドロジー

UiPath導入メソドロジーは、強化ステージ〜制度化ステージで、社内におけるRPAの他部署展開や規模拡大の進行、ベストプラクティスの組織内定着化をはかり、自動化を全社展開する際に活用できます。UiPath導入メソドロジーは、開発のスタイルに応じて、次の2つに分かれています。プロジェクトの開発スタイルに応じて、どちらかを選択するか、両方をもとにカスタマイズして利用することも可能です。

  • UiPath導入メソドロジー(プロフェッショナル開発)

プロのRPA開発者がプロジェクトに参加し、UiPathのワークフローを開発するプロジェクトにおいて利用できます。

  • UiPath導入メソドロジー(EUC)

業務部門のユーザーがワークフローを内製するスタイルのプロジェクトにおいて利用できます。

UiPathメソドロジーは、以下のURLから無料でダウンロードできます。

https://www.uipath.com/ja/resources/automation-whitepapers/uipath-methodology

UiPathメソドロジーをダウンロードすると、4つのメソドロジーのフォルダに分かれており、それぞれのフォルダに、タスク定義・タスクフロー、ドキュメントテンプレート、ドキュメントサンプルが含まれています。

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【図2】タスク定義・タスクフロー、ドキュメントテンプレート、ドキュメントサンプル

UiPathメソドロジーを効果的に活用するためには、UiPathメソドロジーの全容を正しく理解し、その上でプロジェクトの規模や目的に合わせて取捨選択を行うことが重要です。UiPathメソドロジーを理解し、効果的にプロジェクトに活用できるよう、UiPathメソドロジーのオンライントレーニングを今年の春以降、Webinarにて公開予定です。

これまでUiPathアカデミーでは、「初学者向けコース」「テクニカルコース」「RPA推進者コース」のそれぞれでワークフローの開発からプロジェクト推進まで、RPAプロジェクト全般にわたってユーザーの支援を行ってきました。新たにWebinarにてUiPathメソドロジーのトレーニングを提供開始することで、ユーザーのより効果的なプロジェクト推進とRPAプロジェクトの成功を支援します。

以上

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UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

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UiPath株式会社大谷

株式会社アクティオ(UiPath株式会社広報代行)E-mail : uipath@actioinc.jp