UiPath社、オープンハウスの“ハイパーオートメーション戦略”を支援

2020年5月27日

~UiPathのクラウド版Orchestrator機能でG Suiteのサービスと相互に連携~

東京発 2020年5月27日 - ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation以下「RPA」)ソフトウェアにおけるリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は、本日、株式会社オープンハウス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒井正昭、以下「オープンハウス」)がRPAプラットフォーム「UiPath」を導入し、同社のハイパーオートメーションを指向したRPAの戦略的活用を支援したことを発表しました。同社は独自のロードマップを策定し、2022年までにビッグデータ分析・AIとRPAが連携する高度に自動化された業務プロセスの実現を目指します。

UiPath社では、日本企業の競争力強化に貢献するため、ハイパーオートメーションを推進しています。ハイパーオートメーションとは、RPAとAIや機械学習、その他自動化ツールなどを組み合わせて、エンドツーエンドで自動化する領域を拡大して、企業の可能性を最大限に引き出すための概念と実装方法です。RPA×AIを掛け合わせて利用することにより、企業は自動化を加速度的に進めることができるため、UiPath社では、日本においてRPA×AIの企業利用に積極的に取り組んでいます。

オープンハウスは、不動産業界の常識を変えた独自の「製販一体型ビジネス」を構築し、2014年度からの5年間で売上規模を4.8倍に拡大しました。コア事業である首都圏を中心とする戸建て住宅販売で業界をリードし、土地の仕入れから設計・施工管理・販売までを一貫して自社グループ内で手がけることで、顧客ニーズを反映した商品=戸建て住宅をリーズナブルな価格で提供できることが、同社の成長の原動力となっています。

オープンハウスでは、製販一体型のビジネスモデル実現のため、自社開発にこだわった独自の基幹業務システムを構築・運用しています。RPAによる業務の自動化には2019年5月に着手し、当初は独自開発で進めましたが、RPA化に対する社内の要望が急拡大したことから、これらの要望にスピーディーに対応していくため、2019年10月にUiPathを導入してRPA自動化の全社展開を本格化させました。同社がUiPathを評価したポイントは次の3つです。

  1. 開発生産性の高さ:IT部門の技術者に加え業務部門でも開発できること

  2. 優れた統合管理性:ロボットの運用・実行をIT部門で一元管理できること

  3. クラウドサービス連携:G SuiteなどのパブリッククラウドサービスとAPI連携が可能なこと

中でも、UiPath社が提供するクラウドサービス「UiPath Automation Cloud for enterprise」のOrchestrator機能(以下、SaaS版Orchestrator)によるG Suiteとの優れた連携機能は、UiPathが採用される決め手となりました。本日、日本においても正式に提供開始となったSaaS版Orchestratorは、オンプレミス環境で豊富な実績を誇る管理ツール「UiPath Orchestrator」の機能をUiPath社が提供するクラウドサービスとして利用可能にしています。

オープンハウスでは、SaaS版Orchestratorのパブリックプレビュー版を昨年度からいち早く導入し、本機能を利用することで、G Suiteサービス(ChatやGmailなど)への入力により実行インスタンス「UiPath Robots」を起動させ、SpreadsheetやChatなどへ出力させるワークフローを構築し、手作業に依存していた物件情報の収集・登録・配信プロセスを自動化しました。また、複数のUiPath Robotsやワークフローの統合的な管理、スケジューリングによる自動実行・無人運用にも威力を発揮しています。

オープンハウスは独自のロードマップを策定し、2022年までにビッグデータ分析・AIとRPAが連携する高度に自動化された業務プロセスの実現を目指しています。一例として、ビッグデータ分析とRPAが購入候補となる土地の情報を収集し、AIが将来の地価や収益性を予測しながら高速な意思決定を支援する業務プロセスの実現に取り組んでいきます。UiPath社では、同社のRPAxAI戦略を支援し、ハイパーオートメーションの具現化に向けてともに取り組んでいきます。

本事例の詳細は下記でも公開しています。

https://www.uipath.com/ja/resources/automation-case-studies/open-house

以上

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UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

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