UiPath社、Re:infer社の買収を発表自動化にNLP(自然言語処理)を統合し、顧客との日常的なコミュニケーションを強化

2022年8月10日

~新しいコミュニケーションマイニング機能でUiPathソフトウェアロボットが電子メール、オンラインチャット、音声会話の文脈と意味を理解できるようになることで、顧客サービスの卓越したコミュニケーションが可能に~

本資料は、米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。

米国リリース原文:https://www.uipath.com/newsroom/uipath-acquires-reinfer

米国ニューヨーク発2022年8月1日

- エンタープライズ自動化ソフトウェアのリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社は、本日、Re:infer社を買収したことを発表しました。Re:infer社は、英国ロンドンに本社を置く非構造化ドキュメントおよびコミュニケーションのNLP(自然言語処理)企業です。Re:infer社は、英国ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)AIリサーチラボ出身で博士号を持つ複数の科学者によって、2015年に設立されました。同社は、マシンラーニング(ML)テクノロジーを活用することで、迅速かつ正確にコミュニケーションメッセージの文脈のマイニングを行い、これらをアクションにつながるデータに変換します。

UiPath社の製品およびエンジニアリング担当エグゼクティブバイスプレジデントのテッド・クマート(Ted Kummert)は、次のように述べています。「自動化と人工知能(AI)は、”Fully Automated Enterprise™(完全に自動化したエンタープライズ)”という当社のビジョンを実現する強力かつ自然な組み合わせです。当社のお客様は、意味を理解して効率的に処理しなければならない膨大な量のドキュメント、コミュニケーション、データを抱えていますが、Re:infer社のNLPテクノロジーと当社のDocument UnderstandingおよびAIソリューションを組み合わせることで、現在UiPathが提供しているAIベースの自動化機能の幅を大きく広げ、数々の新しい自動化の機会をお客様に提供することが可能になります」

Re:infer社の共同創立者でCEO(最高経営責任者)のEd Challis博士は、次のように述べています。「ドキュメントおよびコミュニケーションデータの解釈を自動化することによって、人とITシステム、構造化・非構造化データの間のギャップを埋めて、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを大幅に強化することが可能になります。当社はこの7年間、革新的なテクノロジーの構築に取り組んできましたが、今後UiPath社が私たちを新たなレベルに高めてくれることを確信しています。UiPath社の規模感がもたらす大きな力を活かし、全世界の新たなお客様にRe:inferを紹介できることをこれ以上ないほど楽しみにしています。エンタープライズオートメーションにおける世界No.1リーダーの一員になった今日という日は、本当にすばらしい日です」

ユーザーは、Re:infer社のテクノロジーによってマシンラーニングのカスタムモデルを展開して、以前であれば処理能力の限界から無視されていたり失われたりしていた、日々の業務で発生するドキュメントおよびコミュニケーションデータを分析できるようになります。同社のノーコードインターフェイスでは、ビジネスユーザーは、自らのAIモデルのトレーニングを行うことで、より個々の文脈に沿った具体性と柔軟性を高めることができます。また、自己学習能力によってモデルの精度が継続的に向上していくので、ボトルネックや非効率性を容易に見つけることができます。現在、Re:infer社のテクノロジーは、UBS社、Deutsche Bank(ドイツ銀行)、Hiscox社、Farfetch社など、大手銀行、保険会社、eコマース企業を含む世界中の多くの大手企業が導入し、サービスのスケールアップ、顧客体験の向上、プロセス改善の促進を実現しています。

Hiscox社の自動化責任者、Marco Rodrigues氏は、次のように述べています。「UiPathとRe:inferを一緒に活用することで、自動化がビジネスにもたらす大きなインパクトを実現できるようになり、月あたり数万件に上る電子メールベースのリクエストのカタログ化、トリアージ、応答を自動化できました。UiPathとRe:inferのおかげで、当社の保険代理店の皆様は、電子メールのリクエストに対して即座に自動レスポンスを受け取っています。また、SLA(サービスレベル契約)を従来の数日からわずか数時間にまで短縮できただけでなく、電子メールで行われるビジネスに対して、本当の意味で組織的な可視性を確立できました」

IDC社シニアリサーチマネージャー兼アナリストで、IDC Financial InsightsのテクノロジーアドバイザーであるSneha Kapoor氏は、次のように述べています。「長年のビジネスの課題を解決するために、インテリジェントな自動化テクノロジーとソリューションを組み合わせるプラットフォームに目を向ける企業は、ますます増えてきています。顧客体験の質を高め、新たな収益源を生み出し、業務効率を最適化することを求めている組織にとって、日々顧客との間でやり取りしている数千のコミュニケーションから価値を引き出すことは、魅力的な提案です」

Re:infer社の製品機能は、UiPathのユーザー企業にプライベートプレビューとして提供されます。詳細は、2022年9月27-29日に米国ネバダ州ラスベガスのVenetian Resortホテルで開催される『UiPath FORWARD 5』において発表の予定です。本カンファレンスへのご登録は、https://www.uipath.com/events/forward/register で受け付けています。

UiPath社によるRe:infer社買収の詳細は、UiPathブログをご覧ください。

なお、買収取引の条件は明らかにされていません。

法律・財務顧問

本取引において、UiPath社の法律顧問はCooley社、税務顧問はMcDermott Will & Emery社が務めました。 Re:infer社の財務顧問はMenalto Advisors社、法律顧問はOrrick社が務めました。

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UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

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