トライアルの開始

2020年5月1日

在宅勤務でUiPathを利用いただくにあたって

1 5月 2020

在宅勤務でUiPathを利用いただくにあたって

はじめに

新型コロナウイルスの影響で在宅勤務をしながらUiPathをご利用いただいているユーザの方々も多いのではないでしょうか。今回、ユーザの皆様からカスタマーサポートに寄せられたお問い合わせのうち在宅勤務で役に立ちそうな内容をUI自動化、ネットワーク環境、開発環境の3つの観点でまとめました。

 

UI自動化

リモートデスクトップ経由でのアプリケーション操作

会社ではUiPath StudioやRobotで業務アプリケーションを直接操作していたものを、Robotがインストールされた自宅のPCからWindowsリモートデスクトップやCitrix経由で会社のPCに接続して業務アプリケーションを操作するには対応した拡張機能をインストールすることでネイティブなセレクターを作成することができます。

 

「UiPath リモート ランタイムについて」
https://docs.uipath.com/studio/lang-ja/docs/about-uipath-remote-runtime

Windowsリモートデスクトップ経由での自動化においてリモートデスクトップのウィンドウを最小化するとRobot実行でエラーが起きることがあります。そんな時はこちらのトラブルシューティング方法で問題が解決するかご確認ください。
(※リモートデスクトップのウィンドウを最小化してAttended Robotを動かすことはライセンス規約に反することがあります)

WindowsリモートデスクトップやCitrix自動化の仕組みや詳しい内容については以下のガイドをご参照ください。

 

「ネイティブ RDP オートメーションについて」
https://docs.uipath.com/studio/lang-ja/docs/about-native-rdp-automation

「Citrix テクノロジーの自動化について」
https://docs.uipath.com/studio/lang-ja/docs/about-automating-citrix-technologies

また、近日中にリリース予定の最新バージョン2020.4からはVMWare Horizonをネイティブでサポートしています。

「About VMware Horizon Automation」(英語記事)
https://docs.uipath.com/studio/v2020.4/docs/about-vmware-automation

「Extension for VMware Horizon」(英語記事)
https://docs.uipath.com/studio/v2020.4/docs/extension-for-vmware-horizon

上記以外のリモートアクセスアプリケーションをご利用の場合はAI技術を利用したComputer Visionによる画面要素認識や従来型の画像認識による自動化をすることになります。

リモート会議アプリケーションの干渉

ZoomやMicrosoft Teams、WebExなどのリモート会議アプリケーションの実行中にRobotが安定しないことがあります。「入力をシミュレート(Simulate Type)」や「クリックをシミュレート(Simulate Click)」をオンにすると動作が安定しますのでお試しください。

会社のPCと自宅のPCで画面解像度が異なる

UiPath Studioを利用する開発端末とRobotを動かす運用端末のマシンスペックを合わせていただくことはRobotの安定稼働につながります。一方でどうしても合わせることがことができない場合、特に以下の点にご注意ください。

  1. 1. 従来型の画像認識を使うアクティビティ(*注記)はPCの画面解像度が変わると安定して動作しないことがあります。ワークフローの開発では画像認識は極力使わず可能な限りセレクターで画面要素を操作する実装を心がけてください。
  2.  
  3. 2. UiPath StudioもしくはRobot端末の画面表示倍率が100%でない場合に正しく動作しないことがあります。開発および運用は画面表示倍率にご留意ください。
  4.  
  5. 3. 各アクティビティのオプションで「入力をシミュレート(Simulate Type)」や「クリックをシミュレート(Simulate Click)」をオンにするとキーボードやマウスのハードウェアイベント経由ではなく操作対象のアプリケーションの内部プロパティに直接値がセットされますので動作が高速になり且つ安定します。

※AI技術を利用したComputer Visionではない従来型の画像認識系アクティビティ。

セレクター取得で画面全体が選択されてしまう

IEでセレクタを取得する際に、ときどき個別の要素ではなく画面全体が選択されてしまう場合があります。このような時はIEの設定を次のように行ってください。

  • ・[拡張保護モードで 64 ビット プロセッサを有効にする (Enable 64-bit processes for Enhanced Protected Mode)] - オン
  • ・[拡張保護モードを有効にする (Enable Enhanced Protected Mode)] - オフ

参照:「Internet Explorer x64」
https://docs.uipath.com/studio/lang-ja/docs/internet-explorer-x64

 

ネットワーク環境

社内ネットワークへの接続時に通信速度が遅く不安定

自宅から会社の社内ネットワークに接続したときに通信速度が遅く不安定なためUiPath StudioやRobotとOrchestratorの接続が断続的に切断されてしまう場合、「切断状態で実行可能な時間 (Run Disconnected Hours) 」を有効にするとOrchestrator でライセンスをチェックすることなくロボットをオフラインで実行できる時間数を指定できます。許容される最大値は168 時間です。この設定は、ロボットを Orchestrator に初めて接続したとき、または UiPath Robot サービスが再起動された後に適用されます。オフライン状態でStudio端末やRobot端末を再起動するとライセンスが失われますのでご注意ください。

参照:「切断状態で実行可能な時間 (Run Disconnected Hours)」
https://docs.uipath.com/orchestrator/lang-ja/docs/field-descriptions-host-settings

プロキシ環境での接続

プロキシ環境下でUiPathを利用する場合、StudioやRobot端末からOrchestratorやパッケージフィード、ライセンスアクティベーションサーバー等に接続するために各種の設定ファイルを変更する必要があります。StudioやRobotはWindowsサービスとして実行するSCMマネージドモードとユーザプロセスとして動作するユーザモードがあり、認証が必要なタイプのプロキシ環境ではユーザモードのみ動作可能なケースもあります。詳しくは以下のサイトをご参照ください。

参照:「プロキシ環境下でのUiPath」

https://www.uipath.com/ja/resources/knowledge-base/settings_for_proxy_environments


開発環境

会社のPCから自宅のPCにライセンスを移す

会社のPCから自宅のPCにライセンスを移すにはまず会社のPCでライセンスを開放することが必要です。ここではお問い合わせが多いオフライン環境でのディアクティベーションについて紹介します。

 

ライセンスを開放する場合、インターネットに接続されたオンライン環境の場合はソフトウェアのアンインストールをするかもしくはコマンドラインツールによるディアクティベーションによってライセンスを開放することができます。バージョン毎に操作方法が異なりますのでご注意ください。
※Orchestratorに接続されている場合はOrchestratorとの接続を切るだけでライセンスが開放されます。

 

■バージョン2018.4.7、2019.4.5、2019.10.x をご利用の場合

◆オンラインの場合

以下のコマンドを実行します。

C:\Program Files (x86)\UiPath\Studio\UiPath.LicenseTool.exe deactivate

◆オフラインの場合

以下のコマンドを実行します。

C:\Program Files (x86)\UiPath\Studio\UiPath.LicenseTool.exe deactivation-request

表示されたトークンをコピーし、ネットに接続できるPCでアクティベーションポータル( https://activate.uipath.com )の「ライセンスのディアクティベーション」の指定された領域にペーストしてディアクティベーションします。--FileNameオプションでファイル出力することもできます。

参照:「ディアクティベーション - 要求」
https://docs.uipath.com/robot/lang-ja/docs/licensetool-command-descriptions#section-deactivation-request

 

■バージョン2018.4.6以前もしくは2019.4.2~2019.4.4の場合

◆オンラインの場合

以下のコマンドを実行します。

C:\Program Files (x86)\UiPath\Studio\UiPath>Regutil.exe deactivate

◆オフラインの場合

次のコマンドを使用してディアクティベーション証明書をテキストファイルにエクスポートします:

C:\Program Files (x86)\UiPath\Studio\UiPath>Regutil.exe get-deactivation-cert /out_file=D:\certificate.txt

ネットに接続できるPCでディアクティベーションポータル( http://support.uipath.com/deactivation )で上記で生成されたファイルの情報を貼り付け、ディアクティベーションします。

 

参照:「Regutil コマンドの説明」
https://docs.uipath.com/robot/lang-ja/v2018.4/docs/regutil-command-descriptions

ディアクティベーションが完了したら、自宅のPCでライセンスをアクティベーションします。

自宅で開発したプロセスを会社のRobot用PCにデプロイする

ご自宅のPCにUiPath Studioをインストールして開発する場合、会社のUiPath Robot端末とバージョンをあわせてください。ワークフロー中で使用する各アクティビティパッケージについてもバージョンが同一であることがRobotの安定稼働につながります。バージョンが異なると、Studio端末からRobot端末へのデプロイ時やプロセスの実行時に問題が生じることがあります。もしデプロイ後にプロセスの実行がうまくいかない場合は一度Robot端末で展開された開発パッケージファイルを削除し、RobotトレイやOrchestratorからプロセスを再実行すると依存関係が一度クリアされ問題が解消することがあります(展開されたパッケージファイルを削除してもプロセスを実行すると再展開されます)。パッケージファイルの展開先は ”%userprofile%\.nuget\packages” フォルダです。

自宅のPCでWindows7を利用している

Windows7端末のUiPath StudioとOrchestratorを接続すると「検証プロシージャによると、リモート証明書は無効です」と表示され接続できないことがあります。Windows 7の場合、証明書のインストールの際に注意が必要です。証明書ファイルを右クリックして証明書のインストールを行っている場合、Windows7 では「ローカルコンピューター」を選択するオプションが表示されないため現在のユーザーにインストールされます。そのため、以下のガイドに記載されている3.1 から 3.11 までの手順にて実施する必要がございます。

 

参照:「自己署名証明書のエクスポート」
https://docs.uipath.com/orchestrator/lang-ja/v2018.4/docs/using-a-certificate-for-the-https-protocol#section-exporting-self-signed-certificates

※UiPathバージョン2019.4、2019.10のガイドでは上記の手順に統一されています。

仮想環境を利用することになった

仮想環境を使用してUiPathを利用する場合、Orchestratorの有無やAttended Robot、Unattended Robotの別、そしてユーザとマシンの割り当てが固定(静的)かランダム(動的・流動的・プール型)か等の違いで動作条件が異なることがあります。以下の記事ではご利用条件毎のご留意事項を紹介しています。

参照:「VDI環境でのUiPath製品の展開方法」
https://www.uipath.com/ja/resources/knowledge-base/install-step-for-vdi


by Japan KB team

TOPICS: Remote Work

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