UiPath社、RPA市場で勢力拡大ハイパーオートメーションに向けて万全の態勢

2020年2月19日

企業各社がエンタープライズ自動化に向けて進む中、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソフトウェアにおけるグローバルリーディングカンパニーUiPath社が、年間経常収益3億6,000万ドル、リピーター率の記録更新で2019年を締めくくる

※本リリースは、2月19日に弊社本社から発表されたリリースの抄訳です。

原文:https://www.uipath.com/newsroom/uipath-extends-rpa-market-leadership-readies-for-hyperautomation

ニューヨーク発、2020年2月19日 – ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソフトウェア大手、UiPath社は本日、2019年度12月末の第4四半期決算で純収益が6,000万ドルを超え、年間経常収益3億6,000万ドルを記録して2019年度を終えたと発表しました。

UiPath社は2018年7月にも、年間経常収益の1億ドル超えを発表しています。UiPath社の成功は、全世界で顧客基盤が急速に拡大し、6,000社以上に達したことが要因として挙げられます。また、世界のRPAコミュニティの開発者数は約75万人に上ります。

UiPath社のCFO(最高財務責任者)であるアシム・グプタ(Ashim Gupta)、CPO(最高製品責任者)のパラム・カーロン(Param Kahlon)、CEO兼共同創設者のダニエル・ディネス(Daniel Dines)は、2月20日(木)の午前11時(ET)/午後4時(GMT)に公開される1時間のオンラインイベントで、UiPath社の業績についてディスカッションします。Dines CEOがライブで質問に答える時間も設けられます。イベントにはガートナー社のリサーチディレクターであり、元RPAプラクティショナーでもあるサイカット・レイ(Saikat Ray)氏も加わり、ガートナー社が2020年のナンバーワン技術トレンドと評したハイパーオートメーションがもたらすビジネスチャンスについて討論します。このイベントを視聴したい方は、下記にアクセスしてご登録ください。https://www.uipath.com/events/uipath-live.  

UiPath社のCEO兼共同創設者のダニエル・ディネスは次のように述べています。

当社は光栄にもRPA市場を前進させる機会に恵まれ、従来の技術や考え方からデジタルやAIを進歩させることができないストレスにうんざりしていた膨大な数のお客様や従業員たちを解放してきました。現在当社は、かつてないほど意欲的なプラットフォーム革命を推進しており、組織の多種多様な役割の人々がロボットとやり取りしながら日々の業務を遂行することを可能にする、ハイパーオートメーションのためのエンドツーエンドのプラットフォームを提供しています。まだ手を加えるべきところは多くありますが、私が特に嬉しく思っているのは、最近のユースケースにおいて、RPAがますます複雑なプロセスに利用されているということです。このことは、オートメーションファーストの時代において、「オートメーションとはアプリケーションである」ことを示しています。

UiPath社の財務業績に関して、CEOは次のように付け加えました。

直近の四半期の成長は目を見張るものがありました。当社のエンタープライズ顧客は1日あたり10社以上ずつ増えており、顧客が導入規模を拡大するスピードにも勇気づけられています。その証拠に2019年には、100万ドル以上の顧客契約数が3倍に増えました。当社は、お客様から長期的な信頼を得るため、確実に資本を投下し、高い品質を提供できるよう、賢く効率的な業務を行うと同時に、力強い成長を維持することにひたすら集中しています。

メディアおよびデジタルマーケティングコミュニケーションを手掛ける多国籍企業、Dentsu Aegis Networkの最高オートメーション責任者であるマックス・チェプラソブ(Max Cheprasov)氏は次のように述べています。

オートメーションは変化のための促進剤、創造性の原動力、生産性の仲立ちとなるものです。UiPath社を利用することで、当社はトレンドを把握し、業務を継続的に改善し従業員のエクスペリエンスを向上させる新しい機会を見出すことができています。当社は、非常に革新的で技術的に高度なさまざまな取り組みを行っている最中であり、これにより当社の事業運営は変革され創造的破壊によりさらに好ましい方向へと進むことでしょう。オートメーションは人間の可能性を高め、従業員を幸せにします。それにより、クライアントの皆様にも幸せをもたらすのです。

Eversource Energy社のエンタープライズビジネスソリューション部門副社長のシェーン・ココルダ(Shane Kokoruda)氏は次のように語ります。

ロボティックプロセスとデスクトップオートメーションは、エンタープライズ全体に価値を提供することを可能にする革新的なソリューションです。私たちはUiPath社と提携し、UiPath社の有人の自動化機能を当社のコンタクトセンターに組み込むことで、平均処理時間を短縮しながら、より安定的なエクスペリエンスをお客様や従業員に提供できるようになりました。今後も、UiPathの開発しやすく、実装しやすく、拡張性が高いプラットフォームを存分に活用していきたいと思います。

2019年には、Dentsu Aegis NetworkEversource Energyの他にも、下記の組織がUiPathコミュニティに加わりました。空軍人事センター(AFPC)、AIS Thailandマンディリ銀行中国移動通信クリーブランドクリニックCrowdStrikeCushman & WakefieldダノンGrupo SURA華泰証券Piramal GroupTransdev米国農務省Verizon

2019年、UiPathはマーケットシェア第1位のほか、さまざまな賞でランキング上位に入りました。

使いやすく復元力の高いRPAプラットフォームから、ハイパーオートメーション用のエンドツーエンドプラットフォームまで、2019年におけるUiPath製品のハイライトは次のとおりです。

  • エンドツーエンドのオートメーションライフサイクル全体(発見、構築、管理、実行、エンゲージ、測定)に対応できるよう、プラットフォームを進化させました。

  • 以前のアクティビティ、統合、コンポーネントとの下位互換性をアーキテクチャの見地からサポートするローリングアップグレードや、アップグレード中も連続運用を可能にするなど、UiPathプラットフォームの復元性の高いオペレーションをさらに強化したことで、総所有コストの大幅削減を可能にしました。

  • コードのいらない自動化のデザインツールUiPath StudioXを発売しました。UiPath StudioXがあれば、一般の初心者クラスの開発者でも、受賞歴あるUiPath Studioの機能を使いこなすことができます。

  • マルチテナント型コミュニティクラウドで培った長年の経験をもとに開発された、UiPathクラウドプラットフォームを発売しました。お客様のロボティックオペレーションにエンタープライズ管理SLAを提供します。

  • UiPath StudioにUiPath AI Fabricと新しいドラッグアンドドロップAI機能を追加しました。これにより、AIアルゴリズムとMLモデルをUiPath Orchestrator内で簡単にAIスキルへと変換できるほか、Studioを通じてすばやくオートメーションワークフローに適用できます。データサイエンティストは、任意のデータサイエンスプラットフォームとの統合により、MLモデルの結果や出力などを操作できます。

  • ProcessGoldおよびStepShotの買収、統合を経て、UiPath Process MiningとUiPath Task Captureを発売しました。

  • 自動化に関するアイデアをクラウドソーシングし、お客様の自動化IP文書管理のハブとなるUiPath Automation Hub(以前のConnect Enterprise Hub)をリリースしました。

  • これまで類を見ない、ロボットによる業務ループに人の判断を加味することを可能にするUiPath Action Centerをリリースしました。ユーザーは受信箱に通知が届いたら、自動的に割り当てられたタスク作業に対応します。

  • 連続的なロボット業務とビジネスパフォーマンス結果を関連付けてリアルタイムに把握できる、カスタマイズ性が非常に高い新ダッシュボードUiPath Insightsを発表しました。

人材のレディネス向上と教育への比類ないコミットメント

UiPath社は、あらゆる世代の人材がオートメーションファーストの時代に存分に能力を発揮できるよう、当社主催の「UiPathアカデミックアライアンス」、オンライン教育プラットフォームである「UiPath Academy」、そして人材コネクションプラットフォームである「UiPath Connect!」を通じて、トレーニング、スキル向上、再教育に注力しています。これには、各国の教育プログラム(例えば米国のWhite House Pledge to America’s Workers(米国労働者に対する合衆国政府の誓約)など)への参画も含まれています。2019年、UiPathは教育プログラムへの参画数において全企業の中でトップ5に名を連ねました。

昨今、「A Robot for Every Student(すべての学生にロボットを)」というビジョンを掲げる大学が増え続けていますが、バージニア州最大の公立大学であるジョージ・メイソン大学もその1つです。UiPathからの寄付に支えられ、ジョージ・メイソン大学のビジネススクールはこのほど、約9,000人の学生すべてにソフトウェアロボットを提供し、日々の授業に利用できるようにすると発表しました。一方、ウィリアム・アンド・メアリー大学では、去年の8月、ビジネススクールの単位取得クラスで学生に向けてUiPathロボットを紹介し、日々の授業でロボットを使用することを推奨しました。UiPathは2023年までに、全世界のビジネススクールの学生にRPAのスキルを身につけてもらいたいと考えています。これは将来の雇用主に価値ある人材であるとアピールできる最重要スキルとなることでしょう。

UiPathがRPAソフトウェアとサポートを惜しみなく提供してくださったことは、仕事の未来にフォーカスする当校にとって価値ある支えとなり、また学生が新しいビジネスモデルへの理解を深める上での助けとなっています。学生や教授陣がUiPathのようなイノベーターと協働する機会が得られたことは、すべての関係者にとって大きな利益です。

マウリー・ペイパール(Maury Peiperl)氏(ビジネススクール学部長)

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UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

メディアおよびIRに関するお問い合わせ

UiPath株式会社大谷

株式会社アクティオ(UiPath株式会社広報代行)E-mail : uipath@actioinc.jp