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UiPathソフトウェアの新元号(令和)対応について

1. 概要

2019年5月1日から新元号「令和」が施行されることが、2019年4月1日に公開されました。
上記の改元にあたり、UiPath製品および、UiPath製品を使用しているワークフローにて発生し得る事象について、本稿に記載させていただきます。

 

2. UiPath製品の対応状況について

UiPathソフトウェア(Studio、Robot、Orchestrator)では、日時のデータを保持する場合は、DateTime型(System.DateTime)の変数・機能を使用することをベストプラクティスとしております。
DateTime型のデータは西暦による表現となり、和暦に依存していません。そのため元号の変更による影響を直接的に受けることはなく、DateTime型を使用しての日付処理、および日差の計算等につきましては、特に影響がないものと考えております。

ただし、和暦(元号)の入力を行うワークフローを使用されているユーザー様は、以下の修正・対応が必要となる可能性がございます。

 

3. 既存のワークフローで発生し得る問題と修正方法について

UiPathを用いて、和暦(元号)を使用したソフトウェアやデータを処理している場合に、一般的に発生し得ると想定される事象について記載いたします。
尚、ここに記載しておりますのは、あくまで例であり、和暦(元号)の処理において、ここに記載していない影響が発生する可能性もございます。適宜、修正およびテストを行っていただくようお願いいたします。

 

① 西暦⇔和暦の変更ロジック

Switch(スイッチ)やFlow Switch(フロースイッチ)、IF(条件分岐)、Flow Decision(フロー条件分岐)アクティビティ等を使用し、西暦と和暦の変換を行っている場合、ロジックの修正が必要となります。

 

② 和暦を選択する入力

コンボボックスやラジオボタン等で和暦を選択するシステムを自動化するケースで、新元号(「令和」)が追加されたために、入力位置や順番が変化するケースが考えられます。この場合、適宜セレクタを修正する対応が必要になります。

たとえば、

【従来】「平成」が「idx="1"」、「昭和」が「idx="2"」・・・
【変更後】「令和」が「idx="1"」になり、「平成」が「idx="2"」、「昭和」が「idx="3"」・・・と1つずつずれる

のようなケースです。

 

4. .NET Frameowrkを使用した元号表記の方法について

UiPathが基盤として使用しております、.NET Frameworkでは、日本固有の表記に対応する機能があり、元号の扱いも可能となっております。また、そちらを応用して、UiPath上で和暦への変換を行う方法につきましては、『【できるUiPath】変数とインスタンスを使って西暦を和暦に変更しよう』にて公開させていただいております。

上記の方法につきましては、本稿作成時点(2019年4月1日)において、.NET Framework用の修正(Windowsへの機能追加)が行われていないため、新元号の表記が正常に行われません。

Windowsおよび.NET Frameworkの対応状況につきましては、Microsoft様の以下の記事をご参照いただきますようお願いいたします。
(Windowsレジストリの修正・追加によりお客様ご自身で元号の設定を追加することも可能ですが、方法については弊社ではサポートいたしかねますのでご了承ください)

日本の元号の変更について - KB4469068

.NET Framework 用の日本の新元号対応更新プログラムの概要